物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

四元数についてどう書いてあるか

2016-12-24 12:29:26 | 日記

ハミルトンが四元数を発見したことは知られている。

その四元数について歴史としてどう書いてあるか。これが今の私の関心事の一つである。最近読み返したのはベルの『数学をつくった人びと』(東京図書)のハミルトンの項である。さすがにベルは要領よく四元数について書いている。

四元数の発見の本質に迫ったものではなかったが、それでもそれなりに上手に数学の「体」の概念を説明しながら、四元数の話へと導いている。もちろん、四元数がハミルトンの最大の発見などとベルも評価はしていない。

もう一つ最近気になって読み返したのは森毅さんの『異説数学者列伝』(蒼樹書房、現在ではちくま学芸文庫?)のハミルトンの項である。森さんは四元数が現在の数学の多くの分野の芽になったことは述べているが、四元数の発見のプロセスに迫ることを巧妙に回避している。

これを昔読んだことがあったと思うが、ハミルトンは妻がひ弱で彼女の看病に手を取られ、彼の才能の幾分かを浪費したのではないかというふうに述べられている。

しかし、そのことよりももっと大きな悲劇はハミルトンが四元数の発見を自分の人生における最大の発見だと思い込んだことだとある。そうかもしれない。

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