愚民党は、お客様、第一。塚原勝美の妄想もすごすぎ過激

われは在野の古代道教探究。山に草を踏み道つくる。

サルトル「存在と無」感読メモ

2005年03月21日 | Weblog


「デジタル機械生命族はすでに誕生している」
「他者のしぐさには全世界が組織づけられている」
「表出と流出の巨大なカオスこそ現代デジタル世界」
「デジタルには無数のブッラク・ホール粒があり、そこから情報は表出し、そして逃亡している。
 デジタル情報社会とはたえず流出し流動している」
 「デジタル情報社会とは漂流の構図であり『存在と無』を自己実現した」
 
 「デジタルは<プログラム秩序>の全体に存在しながら、<存在=1><無=0>の
  囲い込みと電子反復による模倣子を生成する<孔>である」
 
 「私の自己性と他者の自己性は全体の組織生命体に属している」
 「有の核には無が存在」
 「全体とは内部であり、それぞれの固体意識の集合こそ外部である」
 「時間とはねばねばしたものであろう」
 「活字の組織」
 「コギト=考える存在の確定」
 「超越とは何か?」「言葉を越える存在とは何か?」
 
 「人間知覚ー無との闘争」「無とは距離である」
 「事物とは予想なのだ」「眼は模倣であり、シュミレーションである」
 「現在とは逃亡である」「瞬間は独立した決定項である」
 「過去がひとつのかたまりになる」「現在=未来の欠落」
 「即時=死」「対自=生」「闘争心の欠落=破綻」「空間とは消失である=空間外面」
 「空間とは自己喪失である」「空間=官能・エロス」
 「恋愛は当人間の全過程を内面(反省)によって押し出す」
 「恋愛は反省過程であり、そこで人間は自己と他者をみつめる」
 「恋愛は人間についての学問である」「脱自と自我」
 「自己の外面=自己を時間化する=コンピュータ書きこみ」
 「それはいまだ理解されない記憶」
 
 「時間は諸瞬間の多数性による粘着力である」「時間は音を発信している」
 「貨幣の存在=空間性、世界性、量、道具性、流動性、時空性、それは人間の手の感触」
 「貨幣は思考するのか?」
 「貨幣は自身のあしたにある媒介者である」「世界は貨幣のほかに何ものも存在しないのか?」
 
 「関係の根拠=無=距離」
 「恋愛の自我は媒介者(恋人)によって、私が否定される」
 「他者=私を否定する存在」
 「恋愛における傷心は他者によって自己が否定されるときである」「自己=個別者」
 「男は女の子宮を通過して誕生する」
 「再度、自己の内面を形成するために、男は女と対話する」

 「『孔』がうたれる」
 
 「主体が出す言葉は他者の所有物となる」「<自己を選択する>無が自己をつくる」
 「日本教からの改宗」「90年代ーサルトル」「この挫折は私の真実である」「自己の目的の確定」
 
 「所有と身分とは何か?」
 「共同主観の不成立」「一方的通行の反復」
 「返還される。ないしは読まれないという予測の失敗(前提の欠落)」
 「関係は精神性にあるのではなく身体性にある」「命がけの飛躍(男と女の関係)」
 「言葉によって境界は崩れた」「彼女は<ゆらぎ>のなかにある」
 「情熱こそが交通関係を飛翔」「理念(苦悩する状態)→先行→姿態へと崩れる」「都市」
 
 「20世紀哲学の総括」「哲学と演劇」「世界市場の中心」「思考のパイオニア」「黄色いサル」
 「転覆をうながすのは世界市場である」「実存から生存への原理」
 「生存、<展示ー演劇のハイパーデフレーション>」「即自の偶然性と対自」
 「まなざしは全体を無化する」
 「事実は闘争としての精神をもつが、すでに隠蔽されてしまう」
 「自分の無化こそが意思である」
 
 「20世紀哲学の総括と21世紀哲学の予感」
 「哲学の世界市場形成に失敗してきたのが日本の歴史である」「自分に敗北している」
 「他者の言葉を読み解くことはできるのか?→実験」
 「対自と対自の関係」「即自と即自の関係」「人間は目である」
 「可能の言葉とは存在をめぐる価値=可能」「可能と知覚と意味」「諸体験を統一する自我」
 「自我=人格の記号」「対自とは彼方の自己である」「世界の私性」
 「時間と意識」「意識と存在の根源的関係」「時間とは自我である」
 「人体は、それが知覚されるときに、なにものかを指し示す」

 「対象性とは他者の現前である」「何故、海にくることが出来なかったのか?」
 「関係とは組織生命体である」「距離=崩壊」「他者がまとう衣は全体」
 「知覚と想像」「知覚とはまなざし」「海は内臓であり羊水だ」
 「意識は行為である」「変容とおどろき」「自己が他者のまなざしになる」
 
 「他者のまなざしは抱擁する」「他人へと流出する自我」
 
 「他有化、他人のまなざし=外部=個性」「市場とは他有制度である」
 「複合への所属=状況」「思想を言語に流しこむ」
 「他者のまなざしをとらえるときに、私をゆさぶる突然の衝撃」「演劇とまなざし」
 「他者のまなざし、空間化=時間化」「能動的まなざし」
 「他人は対自であり意識である」
 「私=他人=意識=私の対自が他人である」
 「自己を他有化する→自己と他者の歴然たる同一性」
 「他者の全面的な同化」「他者は全体に存在する」「活字の組織」
 
  「女、その中心は渚へと向いている。波と引力」
  「海が女の足によせる、他者は何から自由であろのか? =私の不確定」
  「私は私の生活と人生において引きうける=他者の引力」


  


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取材/構成:樋口ヒロユキ
写真:山中早和子



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