加薬飯

日々雑感 ときどき雑記 愚だくさん

【由来は知らなくってもいいかもね】

2016年11月06日 | 読書・言葉・文字・漢字

松の木の剪定をしていたら、まだヒダが固く閉ざされたままの、若い緑の実(球果)が付いていた。いわゆる松ぼっくりである。やがて茶色く乾燥してヒダが開き、中の種が風に運ばれたあと、地面に落下するんだろうな…とか思いつつ、非情にも若い松ぼっくりを切り取った。そもそも剪定してる訳だから。

子どもの頃には神社や公園で、茶色くカサカサに乾燥した松ぼっくりを拾い集めては、工作をしたっけ。クリスマスリースなど、松ぼっくりを使用してクラフト作りをしたことのある人もいるに違いない。松ぼっくりは意外と身近な存在なのだ。正岡子規の句にも松ぼっくりを詠んだものがある。

涼しさや ほたりほたりと 松ふぐり / 正岡子規

ここで言う「松ふぐり」が即ち「松ぼっくり」のことなのだが、ふぐりってのはつまり、言いにくいが、ずばり言ってしまえば陰嚢のことである。男の股間にぶら下がっているアレである。では何故「ふぐり」が「ぼっくり」なのかと言った点については、松ふぐり→松ほぐり→松ぼくり→松ぼっくり、と転じて行ったものとされている。つまりは、陰嚢をせっせと拾い集め、陰嚢でクラフト作りを楽しんでいたと言うことになるんだなぁ。

【おまけ】
「ぼっくり」ついでに、世間には「焼けぼっくりに火がつく」と間違って覚えてる人がいるみたいだけど、正しくは「焼けぼっくい((焼け木杭)に火がつく」ですからね。「ぼっくい」は「ふぐり」じゃありませんから。

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