加薬飯

日々雑感 ときどき雑記 愚だくさん

【岡崎ジャズストリート】

2007年11月05日 | 未分類
たまたま息子からメールが届き、何気なく携帯の時計を見たら、なんと12時を回っている。なな、なにいっー!! 腕時計はまだ10時を過ぎたところ。2時間遅れてる!? いやそうじゃない。正確には、知らないうちにNY時間に切り替わってしまっていたというべきか。まずい! 時間がない! 第1ステージはたしか1時開演のはず。あと30分余りしかない。わたしは、まだネグリジ…いや、パジャマ姿のまま。

70年代後半に、本田竹広や村上寛らと共にネイティブ・サンというフュージョンバンドを結成していた頃から好きだった、峰厚介のテナーサックスが聴きたかったが、とりあえず18ある会場のうち一番近い岡ビル会場へ向けて車を飛ばした。駅ウラの立駐に車を滑り込ませ、会場に着いたのが開演2分前。なんとか間に合った。

第1ステージは、若い(アマチュア)女性だけで編成されたビッグバンド、浜松スウィング・ミューズの演奏。基本的にはテーマをなぞるだけの、凝ったアドリブもなければ、テクニックもない、不協和音まじりの演奏であったが、そんなことは問題じゃない。生のブラスの音響の中に直接身を置いているだけで充分楽しい。ちょっとだけ、映画スウィング・ガールズを彷彿させた…かな。

第2ステージはオールドスタイルのニューオーリンズジャズのセプテット。メンバーの平均年齢は50歳を超えているだろうか。さすがにこちらはノリにノッた演奏で、セントルイスブルースを始めとする往年の名曲の数々を、たっぷりと聴かせてくれた。トランペットのカップミュートも哀愁があっていいもんである。

まだ第3ステージ、第4ステージとある。しかし峰厚介の出演する日本生命の会場まで、歩いて移動するだけの、気力と体力に欠けるわたしは、お隣の龍海院会場で妥協することにした。ピアノとテナーサックスのデュオ。あるいはバイオリンとギターのコラボもいいではないか。

てなわけで、久々にジャズ三昧の午後であったが…、そうそう、タダでチケットくれた社長にお礼言っとかなきゃ。来年もお願いしますって。