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蚊焼です。日記です。
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【ふしぎ】長崎佐賀でも「忠臣蔵」

2010年12月11日 | テレビ

 アラビアのロレンスはアラブでは英雄、
でも出身のイギリスでは裏切り者。
 コロンブスは航海者としてあまりにも有名、
しかし南米では侵略者としてあまりに名高い。

 そういえば再来年の大河ドラマは平清盛か。
 平清盛もまた、悪人だったとか善人だったとか
正反対の説が飛び交っている。

 つまりは物事とは多角的に観ないといけない。
 何が悪で何が正義だかわかったものではない。
 一報に決め付けるのでは公平でない。

 「忠臣蔵」もまたそのひとつ。
 社会通念よりも「忠」を貫くのが大事なのか。
 やられたらやり返すは通用するのか。
 吉良は善人か悪人か。大石は勇者か野蛮か。

 しかしあまりにも「忠臣蔵」は有名すぎて、
出来上がった物語をあまり疑わずにいた。

 吉良の地元吉良町では、吉良殿様を慕っていた。
人気の殿様だった。
 だから「元禄事件」が嘘や偏見や創作で
塗り固められて人気となった暁には、
さぞや腹立たしかったろう、人間不信に陥ったろう。

 それが三百余年の時を経て、「和解」し
交流関係が出来たというのは好き事かな。

 
 と、今回の「世界・ふしぎ発見!」(TBS)
色々と思うのでした。
 テーマは忠臣蔵、兵庫(赤穂)と愛知(吉良)が舞台でした。

 が、まさか長崎が出てくるとは!
 長崎と佐賀の間でも、「忠臣蔵」があったとは!
 干拓やら原発やらで未だに仲が悪い長崎と佐賀ですが、
元禄事件の3年前にそんな火種があったとは。
 歴史があるというか、意外と根深い問題だった
のだなぁと妙に納得してしまう長崎人でした。

 両県の「和解」と交流関係は、いつ訪れるだろうか。


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