アニメちゃんぷるぅ

アニメ漫画等。日本が世界に誇るメディアについてを独断と偏見で徒然書く。主にアニメ視聴ブログ…に最近なってないですね。

がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第12話

2007-04-05 23:10:21 | がくえんゆーとぴあ まなびストレート!
がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第12話 桜色の未来たち

最終回。まっすぐゴー。少女達の人生が「A Happy Life」たれ。


アバン。みかんが電車に乗って車窓から「ばいばーい」と言います。何処か別の地にいくのでしょうか。OPはなし。

時間は文化祭から飛んで2年後。
みかんがむっちからの電話を受け街中を走る。大事な日だからなとむっちに言われます。
橋の下を通ろうとするみかん。そこに「おーい」と声を掛けられます。
デジャヴ。
橋の上を見上げるみかん。もちろんまなびがいます。
橋を飛び降りるまなび。そしてみかんに話しかけます。
回想かなと思いましたが、そういう演出です。
こういう小気味いい演出が多い作品ですよね。今回その演出が極まります。

学校では後輩達が生徒会室で送別会の準備をしてます。その場に現れるみかん。
必ず来てくださいよと言われます。

みかんのモノローグで学園がどうなったのか語られます。
学園の経営は一応愛光に吸収された形になったのですが、制服も校歌も変わらないと語られます。
「学園は何も変わってません」
2年経ってるのに姿が変わってないよ。

卒業式当日の学園。女生徒がむっちを探してます。むっちはその捜索の目から逃げてるみたいです。
校舎裏。芽衣、むっち、桃の3人が話します。
ボタンぐらいあげればいいのにと言う芽衣。
「ウチは、女にもてても嬉しくない」と言います。
むっちモテモテだね。
それぞれの進路について語る三人。むっちは実業団に。芽衣は大学に。桃は映像の専門学校。みんな妥当だねと言い合います。
意外だったのは…といって画面が変わりクリスマスへ。

まなびがフリーターになると言います。みんなは驚きます。
学園生活を全力で満喫したから学生はもういいやと言うまなび。
ある意味まなびらしいわと納得のような言葉。
桃がお嬢様だったということを知らなかったまなびは中国人口調で驚きをあらわにします。
その時の桃の勝ち誇った表情がいいです。
で、みかんはアメリカに留学です。

また時間は現在へ。満開の桜が舞散る聖桜学園校庭をまなびとみかんが話してます。3月の頭なのに桜が満開。温暖化の影響?さり気に未来だということを案じさせるカットが多いのがこの作品の特徴でもありました。
まなびは留学やめない?と言います。みかんは
「ンフフフフ・・・知らない自分に何が出来るか?試してみる。キラキラワクワクを自分で探してみたい」と答えます。
「みかんちゃんはすごいな」と言うまなび。
そして卒業式へ。
まなびの答辞を持って式は滞りなく進みます。
ちなみに各キャラの苗字が、「あいうえお」の順。名前が「まみむめも」の順というネタだったと。

そして式終了後。後輩のお祝いは無視して、みんなで反省会。後輩思いじゃないのね。
まず、むっちですが、いい淀んでスルーされます。次に桃「反省はありません」と言う桃。お前らしいなとむっちに言われます。ついでめぇーたん。慇懃に申し送りが出来なかったとつらつら語ろうとしますが。まなびはスルー。めぇーちゃん思わず「聞けよ」と言います。ナイスツッコミ。
まなびは「あたしのまっすぐゴーにみんな付き合わせちゃって面倒かけてごめんなさい。でも反省はするけど後悔はしないよ」と言います。
そして、最後にみかんは。
みんなについてくことしか出来なかったと反省。言いながら涙を流します。
驚く一同。
「あ、あれ?おかしいな…泣くつもりないんだけどな。アメリカに留学して自分でキラキラワクワクを見つけられるように…って、でもやだよ!これでお終いなんてやだ!もっと学校にいたよ!もっとみんなといたいよ」
と弱音を言います。
「私やっぱりアメリカに行くのやめ・・。」そう言おうとするのをまなびがとめます。
ずっと一緒にいたいと言うみかん。
「行かなきゃ、行かなくちゃ・・・。何処にいたってどんなに離れてたって、一緒だよ、私達はずっと・・。」と言うまなび。
その言葉に心動くみかん。
「終わりじゃないよ。終わりじゃない!始まりなんだ!!だから行かなくちゃ!」

そして、みかん出発の日。一人空港を歩くみかん。みんなの姿はありません。
ここからがすごい感動でした。
道路では芽衣が運転する車に乗って空港へと向かうみんなが。渋滞に巻き込まれます。
空港の搭乗口。みかんはみんなが来ないのでその一歩を踏み出せません。
その時息を切らしてまなびたちが来てみかんの名を呼びます。
そして、4人は無言でまっすぐゴーのポーズをします。
それを見てみかんは微笑み踵を返し歩き出します。
ここからのシーンが小憎たらしくもスローでかっこいい。
他のみんなもそれを見て何も言わず後ろを向き歩き出します。
背を向け合い言葉も交わさず別れる5人。でもその表情は晴れやかに笑顔です。
言葉はいりません。みんなは「なかま」なのだから。
映画のワンシーン(←ここ重要)みたいなカットで感動しました。
空港の屋上で飛行機を見上げる4人。
機内では窓を見てるみかん。隣の外国人さんに話しかけられます。が、彼女はびっくりしてそっぽ向きます。
外国人さんは淋しそうな顔をします。しかし、みかんはこれじゃ駄目だと思ったのか今度は自分から話しかけ和やかに話します。

何も変わってませんと彼女は言いました。確かに姿は一見変わってません。しかし、引っ込み思案だった彼女の内面は自立できるように成長してます。

そして、エンドロール。各人のその後が語られます。むっちは実業団チームで頑張ってます。芽衣と多佳子は一緒の大学で学んでます。桃は波間が漂う波止場で佇んでます。その表情はうら悲しそう。手に持ってる紙に、実はこの作品が彼女が監督した映画だったということが書かれてます。こちらのブログにその画像があります。
だから、彼女主役の話がなかったのね。
まなびは花屋で忙しく働いてる姿が映されます。

これで終わりかと思わせといて…流石Ufotableさん。
さらに1年5ヶ月後。
みかんが戻ってきます。
踏み切りのところにみんなが待ってます。

自分ここであっけにとられてしまいました。
桃の会社が作った一日で消えるスプレーを使って、
実はOPはこの時の彼女達のいたずらだった!という事が分かります。
ということでまなびたちが歌う<「A Happy Life」にのってノンテロップOPが流れます。
CD欲しいぃー。
OPが卒業後の彼女達の姿だと思ってみるとまた違った印象を受けます。
久々に訪れた母校。そこではしゃぐ卒業生達。自分達がいた頃と変化せずそれはそこにある。
そして書き上げた文字は「A Happy Life」
呆然としてしまいました。スタッフがここまでめぐさんの岡崎さんの歌をフィーチャーするとはね。
そして最後に教室の黒板にはDo you enjoy your happy life?の文字が。
そして終了。

いい作品でした。ちょっと無理やりだったような話もありましたが、よくまとまっていて後半の話の突き上げぶりに感動です。
良作でした。
作画も安定してて、目を和ませてくれました。
はじめはめぐさんが歌を歌うからと見始めたのですが、ずるずる世界観に引き込まれてました。最後まで見て思ったのは主役はまなびではなく実はみかんだった。
ある意味ことの発端は彼女でしたし。
結局この作品は最後のDo you enjoy your happy life?の言葉に集約されるのかなと。言うのは早計ですかね。

これでこの作品の感想は終了です。今まで読んでくださりありがとうございました。
トラックバックを送ってくださった方もありがとうございました。
また何かありましたらよろしくお願いします。

それでは最後にまっすぐゴー

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