■ HDキャプチャーボード HD Storm 登場 （ カノープス ）

　カノープスは、HDMI入力に対応したキャプチャーボード


　　【　HDSTORM　】


を9月下旬に発売する事を発表しています。

　ラインナップは、

■　HDSTORM　(実売128,000円前後) 　 　 　 　　　EDIUS Pro 5 　　　HDMIキャプチャカード 　 　 　 　■　HDSTORM PLUS　(実売148,000円前後） 　 　 　 　　　EDIUS Pro 5 　　　HDMIキャプチャカード 　　　アナログインターフェイス

となっており、同時に

■　EDIUS製品版の付属パッケージ集 　 　 　 　　　HDSTORM Power Up Kit 　（31,290円） 　　　 　 　 　 　■　アナログインターフェイス 　 　 　 　　　HDSTORM BAY　　(実売4万円台)

も発売になります。

　この製品は、HDMI入出力を各1系統備えたPCI Express x1接続のキャプ

チャカードに、EDIUS Pro 5を付属した構成になっており、ハードウェア

でCanopus HQ Codecを搭載しているので、EDIUS Pro 5上で軽快/高度な

編集と、付属のDVD MovieWriterでBD/DVD書き出しも行なえることが特徴

となっています。

　なお、HDMIはVer.1.1で、HDCPはサポートしていません。

（つまり、一部サウンドコーディックとカラー表現は制約がかかっている
　と考えたほうが良さそうです。）

　HDSTORM PLUSは、上記のHDSTORMに、


　・　コンポーネント
　・　S映像
　・　コンポジット


のアナログ入出力が可能な5インチの拡張ベイを付属したモノで、この拡張

ベイは前述のように単体でも発売されます。

　なお、HDSTORMでは、パッケージ版のEDIUD Pro 5の付属するソフトの一

部は付属せず、別売オプションとして提供されます。

　前述の、【　HDSTORM Power Up Kit　】　がそれにあたり、パッケージ

には、

　　

■　パッケージの内容 　 　 　 　・　TitleMotion Pro for Canopus 　・　New Blue Art Effects 　・　File Effects 　・　Motion Effects 　・　ProDAD ViraScene Filter 　・　iZotope VST 　・　ProDAD Merceiil 　・　ProDAD Video Shaker

が含まれています。

　入出力の端子は、

■　入力（デジタルビデオ/オーディオ） 　 　 　 　　HDMI typeA×1 　 　 　 　■　出力部（デジタルビデオ/オーディオ） 　 　 　 　　HDMI typeA×1 (LPCM 8ch) 　 　 　 　■　アナログオーディオ出力 　 　 　 　　　ステレオミニジャック×1 (モニタ用ライン出力)

となっており、

利用できるフォーマットは、

　　

■　デジタル映像入力フォーマット 　 　 　 　■　HD 　　1920×1080/59.94i 　　1920×1080/50i 　　1280×720/59.94p 　　1280×720/50p ■　SD 　　720×480/59.94p 　　720×576/50p 　　720×480/59.94i 　　720×576/50i 　 　 　 ■　デジタル映像出力フォーマット 　 　 　 　■　HD 　　　1920×1080/59.94i 　　　1920×1080/50i 　　　1280×720/59.94p 　　　1280×720/50p 　■　SD 　　　720×480/59.94p 　　　720×576/50p 　　　720×480/59.94i 　　　720×576/50i 　 　 　 　■　音声フォーマット 　 　 　 　　　リニアPCM 　　　　【　サンプリング周波数　】 　　 　　　　　　　48KHz 　　　　　　　44.1KHz 　　　　　　　32kHz 　　　　【　量子化ビット数　】 　　 　　　　　　　24bit

となっています。この製品ですが、使用可能な温度が、0～48度なので

この範囲で運用する必要がある（ケース内に設置する製品ですから、高温

のほうに注意されたほうがいいかと思います。）のと、USBドングルを利用

するようなので、


　【　無駄に拡張したり、IRWの空きがないような酷い状況　】


になっていない必要があります。ある種、


　【　無駄な拡張は行わず使った方が無難　】


だと思います。

　同社では今までSD解像度に特化したDVSTORMと言う製品を出していま

したがHD対応製品が出てきたことにより、HD編集（Canopus HQ Codecを

使った編集です。）がコンシューマでもやりやすくなったのかなと言う

印象を受けます。

■　関連サイト

カノープスのサイト 　　　http://www.canopus.co.jp/ 　　　製品情報　（HDSTORM） 　　　http://www.canopus.co.jp/press/2008/hdstorm.htm