■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ Androidでアプリを使ってアニメーションを作る

2016年12月31日 | ☆グラフィックス

 PCでアニメーションを作る場合、ClipStudioPaint EXを

使うと3Dモデルの背景と手書きのシーケンシャルを使って

アニメーションを作る方法がありますが、Androidタブレット

を使ってアニメーションを作る方法があります。

 


GIFの制作


 

 オートデスクのアニメーションデスクを使うと、GIFで制作が

出来るのですが、背景と全面の画像を描いて、フレームを作り、

それをオニオンスキンで重ねていくことで、アニメーションを作る

事が出来ます。

 

 

とりあえず、4pxのブラシが最も細いのですが、その状態だと

 

 

位のラインの細さになります。

 

 このアプリでは、色は右側にあるカラー以外は選択できないので

 

 【 色に関しては、濃淡の変更以外に存在しない 】

 

ので、肌色のハイライトとtシャドーはオレンジの濃淡で可能なので、

ブラシの濃度変更で行うような感じになるのですが、基本的にそうい

う色調をそのパレットから使うような状態になります。

 

 つまり、モノトーンでやった場合には影響は出ない感じです。

 

 ただし、GIFのみの出力になるので、ソーシャルに当たり前の動

画でそれをアップする事は出来ません。

 

 GIFに関してはTwitterでもアップできるので利用する方法は

いろいろあるのですが、動画でそれをする場合について書こうか

なと。

 


■ アニメのつくり方


 

 アニメと言うのは基本的ン位特撮の系統になるのですが、元

々は、特撮で使われるモデルアニメ系の流れが、セルアニメに

変わったわけですが、ストップモーションアニメと同じでカメラを

使った撮影である、タイムラプスやスターストリームなども同様

のシーケンシャルを使った動画になるのですが、描く場合だと、

セルアニメなどの場合、自分で絵を描いてそれを撮影して作る

スタイルになります。

 

 当然、この制作において、実写にしてもそれ以外にしても、

基本的にアニメーションを作る場合には音は存在しないので、

アフレコの工程が発生します。

 

 つまり、【 映像と音響の部分の制作は全く別 】になりま

す。

 

 その為、

 

 ■ 動画制作

 ■ 音響関連

 

を個別に作ることになります。最初に動画を作り、それに音を入

れる訳ですが、後で音を録音するのでAfter Recordeingの略

でアフレコなんですが、基本的に映像内のカットに中割りを入れ

て制作しておく必要があります。

 

 その為、作業としてはそうしたアプリを使う事になります。

 


シーケンシャルの制作


 

 基本的に、こうした作業だとデジ絵が描けるアプリを使う事に

なるので、Androidだとメディアバンペイントを使うと作業がしや

すくなります。

 

 

 

Androidでは動画編集アプリで利用できる最大の解像度が、1080p

ですから、1920x1080/30pが上限になります。

 

 そのため、シーケンシャルの会オズ度は1920x1080で制作する

ことになります。この解像度でシーケンシャルを作るのか、もしくは、

3840x2160で作成してそれを元に作るなどの流れになります。

 

 メディアバンペイントはレイヤーが利用でき、解像度の指定も可

能なのでそうした作業もしやすくなっています。

 

 GIFアニメのように画像が単体で出来ている場合だと、GIFのよ

うにシーケンシャルを描いて作る場合だと、合成の概念がないので、

 

PowerDirectorMobile

 

を使うと、

 

 

のように音声トラックが2トラック存在し、

 

のようにオーバーレイが2枚あり、テキストや画像などを重ねる事が

できるので

 

 

のような感じで、それぞれを重ねる事が出来ます。この利点は、

座標指定をドラッグで行えるため、配置の自由度が高くなって

います。(と言うかPCだとフツーなんですが...。)

 

 そして、フレームの取り扱いですが、タブレットアプリは秒数で

進行するので、フレームと言う概念がありません。このアプリでは

0.1秒が最小単位なので10fpsの動画を作る事が出来ます。

 

 

こうしたトラックの取り扱いですが、画像の表示時間の最短が

0.1秒と言うのはiMovieもPinnacleStudioもそうした事が可

能になっています。

 

 VideoPadに関しては、この1/10に該当する1/100秒の指

定が可能なので、10msで音声と映像のずれを補正出来ます。

また、25Fも作れるので、そうした部分では、PowerDirector

Mobileなどとは異なります。

 

 とりあえず、Android環境だと

 

 ■ PowerDirector Mobile

 ■ VideoPad master Edition

 

を使うと、画像ファイルのシーケンシャルを読ませて動画を書き

出す事ができます。

 

 こうした処理ですが、Androidで複雑な処理が出来るものだ

とフルHDまでとなります。iOS端末の場合、iPadProを使った

場合だと4Kまで大丈夫なので、解像度の高い映像を作ること

ができます。ただし、PCのようにRAWを使ってそれを読み込ん

でそれを書き出すような作業方法は存在しないので、スペック

に見合った解像度で作業する事になります。

 

 基本的に720p位でやってみると尺が短い場合だとそれほ

ど重たくないとは思うのですが、マシンスペックに見合った解像

度で作業するというのはPCで3DCGをするのと同じです。

 


■ アニメのフレーム


 

 ストップモーションアニメとセルアニメで共通している部分とし

て、

 

【 カット割りをして、コンテにあるカットの中割りを入れる 】

 

と言う作業があります。つまり、モーションの制作については

アニメの場合、自分で手付けですから、動きに違和感がない

ようにつけていくことになります。

 

 タブレットの場合、基本的に10fpsで作ることになるので、

 

 ■ モーションが何秒で何フレームの間にどういう動きに

   なるのか?

 

は自分で考えて動かすことになります。コマが足りないとカク

つくので、フレームレートが来まている場合、そのコマ数で

コマが飛んでる印象があったり、速度的にスローになって違

和感が出ないような状態で中割を入れる必要が出てきます。

 

 とりあえず、タブレットでそういうのを作る場合には、

 

 【 1秒が10フレームで作る 】

 

事になるので、タブレットに関してのみの話になりますが、

 

 【 1'5Fと言う表記だと1.5秒 】

 

になります。通常の動画だと、24Fだと3'12Fだと3.5秒な

んですが、フレームレートで表記が変わりますが、基本的に

音の取り扱いはそんな感じになります。

 

 その為、映像と音のずれと言うのはアフレコで合わせて

いる場合だとタイムコード記録の必要がないので、秒数で

合わせる事が出来ます。

 

 動画については、そんな感じになっていますが、音声に

ついても

 

 

のようにMIXPADでマルチトラック編集が可能なので、タブレットに

マイクを接続して録音するという方法もあります。

 

 ただし、オーディオインターフェース経由でY端子接続で電子楽

器の音声入力をするような状態と異なり、環境の音は全て拾って

しまうので自録だとノイズは噛みやすくなります。

 

 基本的に、フレームと秒数が同じで1/10単位でシフトするのが、

タブレットでのタイムラプスやストップモーションアニメなどのつくり

方なんですが、それを前提に作っていくことになります。

 


■ メディアバンペイント


 動画の駒を作る場合、プロジェクトのサイズを決定して

描くことになるのですが、横方向で固定しておくと作業しや

すくなります。

 

 

基本的にレイヤーを使えて、レイヤー効果も使えるので、

デジ絵で出来る事は大抵行えます。

 

 

 

アニメの場合動きが異なるパーツの構造物である場合が

あるのですが、定点で撮影している中でキャラが動くよ

うなシーンの場合、美術は固定で、作画で動かしてる部分

があった場合、この二者は個別に分けてシーンを作ること

になります。

 

 ちゃんと描いていませんが、

 

 

的な背景があり、

 

 

のような赤の部分のキャラが歩行しているとします。そうした

場合、カメラワークの指定がなくそのままキャラの移動のみの

シーンだと、赤のキャラのレイヤーの部分のシーケンシャルを

作りシーン内のフレーム数で作ることになります。

 

 この場合、仮に3'4F(24Fの場合、3'12F)のカットだとした

場合、定点だと美術に関しては3'4Fのフルで美術(背景画像)

を設定し、モーションについてキャラごとの動きを入れる感じ

になります。

 

 ただし、タブレットの場合、PCみたいに個別のキャラクターで

訳て配置するとかが難しいので、メディアバンペイント内でレイア

ウトしておいて、それを使うような形になりそうです。

 


フェイシャルなどのモーション


 

 顔の向きの変化やカメラワークの入らない状態でのフェイシャ

ルだと、パーツを追加して、それの表示フレームを決めておいて、

saし変えて作るというやり方があるのですが、こういうのがタブレ

ットだと作りにくいので、BlenderのシェイプキーやShadeのモー

フターゲットではないですが、そうした切り替え用のモノを用意し

ておくことになりそうです。

 

 基本的にオーバーレイトラックの回数に上限があるので、

PCだと上に重ねては位置すれば済むような作業なんですが、

これをタブレットで行う場合、

 

【 メディアバンペイントで各パーツを描いておいて、個別に

  組み合わせたものを画像で書き出す 】

 

と言う形になります。

 

 この条件だと、

 

 ■ 背景素材(美術)

 ■ キャラクター素材

 ■ エフェクト素材

 

などを個別で作ることになります。

 

 基本的に背景素材はそのまま使えるので問題がないので

すが、前景になるモノは、透過処理をさせておかないとPinP

みたいになるので通常の状態だと

 

 

 

 な感じで、素材がそのままアスペクト比を維持して枠ごと表

示されてしまいます。そうなると、当然のようにキャラクターの

みの画像であっても、透過処理をする必要が出てきます。

 

 その為、そうした処理の場合、【 背景透明化 】を使って、

透過処理をさせる必要が出てきます。

 

 アニメの場合、実写と異なり、外形線があるので透過処理

をしてもやりやすいのですが、そうした処理が可能になってい

ます。

 

 ただし、画像処理において出来る事が限定されているの

で、エフェクト類まで含めると、

 

 ■ PhotoDirector 

 ■ PhotoPad

 

エフェクトを追加して、使う感じになりそうです。

 

 タブレットの場合、PC環境でBlenderのノードエディタや

レイヤー型のコンポジットツールで行う各レイヤーに配置し

て処理するようなエフェクトを追加する事は無理なので、

PC環境でフツーにかけれるグロー処理あたりでも複数の

アプリを経由しないと無理なので、そうした内容が異なる

部分といえますし、タブレットアプリを使った場合だと、そう

した煩雑さがあります。

 

その為通常のフローよりも工程酢や煩雑さが増える状態

があります。

 


ストップモーションアニメなどの場合


 

 基本的にPNGで撮影して作るのが理想なんですが、解

像度の高いソースで撮影して作る方法とフルHDまで下げ

て使う方法があります。

 

 基本的に、インターバル撮影の場合、カメラを固定して撮

る状態になりますから、三脚やジブアームやドリーを使う場

合もブレが出ないように撮る必要があります。

 

 フルHDで作る場合だと500万画素にしてそれで前のフ

レームを参照してブレの分だけ座標補正をかければブレが

ない状態にできるのですが、その状態でズレで発生し像が

ない部分をクロップで切りそろえてそれを1920x1080や、

1280x720して使うとリいサイズが入るので、1920x10

80で変な補正入れるよりもドットバイドットで座標補正をし

てソレをクロップ&トリミングをしたほうが品質は高くなりま

す。

 

 メディア版ペイントで描いて作るような場合だと、フレー

ムを全部描いてレイヤーでそれぞれを分ける感じにして

おいて、エフェクトで生えるように処理させないとダメな場

合フォトレタッチソフト=>背景透明化で透過のエフェクト

素材を作るような流れになります。

 


PCとタブレットの違い


 

 この大きな違いは、クロマやルミナンス素材が非対応

まので、エフェクト系の素材のようにすんなりと合成でき

るものが、タブレットアプリだとうまく合成できない内容が

あります。

 

 あと、3Dオブジェクトの取り扱いにおいても厳しいもの

があるので個人の所有してるPCのレベルで厳しくなる内

容があるので、基本的に使いにくい状態だと言えます。

 

 そして、たぶえっとアプリの場合、

 

【 動画トラック以外にエフェクトが追加できない仕様 】

 

なので、オーバーレイトラックを使った場合に、そのトラック

に対してエフェクトを追加できないという仕様になっています。

 

 その為、オーバーレイトラックのように画像の重なりでい

うと上位レイヤーに該当する物にエフェクトを追加する場合

(例えば、前ボケの為のガウス処理やグロー処理など)に

は画像としてその状態にして素材を作って合成しなくては

なりません。

 

 その為、制作において通常のやり方と異なり、工夫が必要

になるのは確かです。

 


 

 タブレットを使った場合、パーティクルを使うという選択肢

がないので、そうしたエフェクトは手書きになってしまうので、

作業的に大変になるのですが、手書きエフェクトを追加して

作業する場合だと、そうした効果を入れる事は出来ます。

 

 基本的に、こうした作業をする場合、確実に容量の影響

が出てきますから、長い尺のモノを作るという考え方そのも

のが存在しないのですが、PC環境と比較するとできない事

は多い物の、シーケンシャルを使ったアニメーションの制作

が出来るようになっています。

 

 基本的に

 

 ■ 描く

 ■ 録音

 ■ 映像として出力

 

までは出来るので、そうした事もできるのですが、

 

 【 作れるものが10fpsで固定 】

 

になるので、そうした端末で作る場合、8fpsや12fpsでは

ないので、コンテを切って作る場合に気を付ける必要がある

のと、機能的にいろいろと制約があるので、PCでの作業の

ようにはいかないのでそこは注意が必要です。

 

 ただし、描いて作るという部分でいうとできなくもない状態

にはなっています。

 

 


最新の画像もっと見る