SuperGTは第5戦の午後を迎え、公式予選が粉われ
ました。午前から厚い雲の出ている富士スピードウェ
イですが、雨の降る気配はなく、午前の公式練習では
GT300では、ARTAが、GT500では、WedsSportsが
トップタイムをマークしています。
GT300では、昨年ARTAが圧倒的な速さを見せた
富士のレースですが、今回はどうなるのか気になる
ところですし、GT500は昨年と勢力図が変わり、
GT-Rの1強時代からレクサスが開幕からすべて勝
利している状況を見ても、今年はレクサス勢がいい
マシンを作ってシーズンを戦っているのが見てと
れます。しかし、SUGOでのGT-R勢の結果を見て
も変化が感じられる内容でしたから、その辺りも
気になる部分だと言えます。
レースが荒れてダメだったSUGONSXも復調で
あったため、GT500は富士のNSXの速さも気にな
る部分だと言えます。
公式練習では、ウェイトハンデでかなりの重量
を背負っている4号車の初音ミクAMGは3番手タ
イムをマークしており、予選dネオ走りも期待さ
れるところです。
サーキットの天候は変わる事はなく、雨の気配
のないままに、Q1は始まります。
セッション開始時の天候は晴れ。
■ 気 温 : 27℃
■ 路面温度 : 33℃
■ 湿 度 : 59%
のドライコンディションの中GT300のQ1が始まりま
しました。
【 GT300 】
GT300のコースレコードは昨年、ARTAが記録し
た1’35.707となりますが、このタイムを超えるのは
コンディション的に厳しいと考えられます。
序盤、新田守男選手のドライブスルFerrari 48
8 GT3が1'39.248をマークし、その後タイムを
更に縮めトップを守ります。
しかし、残り4分を切る辺りから本格的なアタ
ックが始まります。高星明誠選手のドライブする
B-MAX NDDP GT-Rが1'38.538をマークしトッ
プに立ちますが、これを蒲生尚弥選手のドライブ
するLEON CVSTOS AMGが1'38.340でトップ
タイムを塗り替えます。
LEONのタイムを超えるマシンが出ない中、残
り2分になったときに、ヨルグ・ミューラー選手
の駆るStudioe BMW M6が1'38.097をマーク
し、トップに立ちます。
Q1では、このタイムを超えるマシンは現れず
【7】 Studie BMW M6
BMW M6 GT3 / P63
ヨルグ・ミューラー選手
荒 聖治選手
がトップタイムをマークしています。2番手には、
【65】 LEON CVSTOS AMG
Mercedes AMG GT3 / M159
黒澤 治樹選手
蒲生 尚弥選手
が着けており、3番手には、直線は遅いけどコーナーでは最
速の【 セクター3でトータルタイムを上げ手走行している 】
【61】 SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300 / EJ20
井口 卓人選手
山内 英輝選手
が着け、4番手には
【3】 S B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
星野 一樹選手
高星 明誠選手
が着けています。5番手には
【111】 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes AMG GT3 / M159
石川 京侍選手
山下 亮生選手
と言うTOP5となりました。また、
【4】 グッドスマイル 初音ミク AMG
Mercedes AMG GT3 / M159
谷口 信輝選手
片岡 龍也選手
は9番手でQ1進出を果たしています。
【 GT500 】
GT300のQ1が終了して、 GT500のQ1が始まると、
各チームは様子見ムードで、しばらく動きがありま
せん。
終了時間からタイヤが温まるまでの時間を逆算し
た時間にコースインするので、動きがないのですが、
残り10分に国本雄資選手のドライブするWedsports
ADVAN LC500がコースに向かいます。その後、
間隔をあけて、ベルトラン・バゲット選手のドライ
ブするEpson Modulo NSX-GTがコースインをしま
すが残り8分となると、大半のマシンがコースインし
ます。
更にタイミングをずらしたのが武藤英紀選手のド
ライブするMOTUL MUGEN NSX-GTとなります。
アタックが始まったのは残り1分30秒前後で、
MOTUL GT-Rの松田次生選手が、1'29.423をマー
クします。これがターゲットタイムとなりますが、
同じミシュランユーザーのGT-Rになる千代勝正
選手のS Road CRAFT SPORTS GT-Rが1'29.5
20で二番手につくと、ジョアオ・パオロ・デ・
オリベイラ選手が3番手に飛び込み、GT-R勢が
1-2-3体制を築きます。SUGOでニューエンジ
ンを投入したGT-R勢力ですが、Q1では速さを
見せます。
その後、チェッカー寸前に、平川亮選手の
Keeper TOMS LC500が 3番手に浮上してい
ます。この結果トップタイムは
【23】 MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生選手
ロニー・クインタレッリ選手
2番手には
【46】 S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
本山 哲選手
千代 勝正選手
が着けており、3番手には
【37】 KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮選手
ニック・キャシディ選手
と言うTOP3となりました。GTRはTOP4の中に3台は入り
好調なQ1の結果となりましたが、それにレクサス勢力が
続き、Q2進出をしたNSX勢力では、SUGOでポール獲得
を果たしている
【8】 ARTA NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
野尻 智紀選手
小林 崇志選手
が最上位で7番手タイムとなっています。