とりあえず、以前書いたオモイデノイロの友人の1人にスポットを当てて書いて みました。 ちなみに、フィクションです。 ______________________________________________________________________________ 【 Believing 】 ______________________________________________________________________________ 待ちに待った高校生活...。ひたすら頑張ったカイがあって何とか受かった。 実際、幼馴染の3人でこの学校を受けることになったのだが、腐れ縁のグダグダしたの が踏ん切りが悪いので闘争心を掻き立てて連れてきたまでは良かったが、ここの学校は 入るまでが本当にキツかった...。 【 貴様では勝てん!! 】 あれだけ大啖呵切って落ちるわけにも行かず、毎日夢で一人だけ落ちるようなのが出てく るわ、近所から金切り声は聞こえてくるは、金縛りにあうは、目が覚めてみると目の前に 知らんオッサンが立っているは...。 【 相当病んでいるのか?? 】 と思うばかりだった。中学の時は腐れ縁のアイツに入道呼ばわりされてから、入道と呼ば れていたが、高校ではボウズでなくなり髪を伸ばし始めた。なので、既に入道と言う言葉 はブラックボックスに仕舞いこまれたモノとなっている。 オレの名は、ジン。間違っても入道ではない....。 : : : ボク : 【 オイ、ちょっと待て、主役のオレさえ名前まだ書いても らってないのに、何オマエだけ名前付けて貰ってんだ。 】 ジン : 【 フッ...。実力の差だ!! 】 ボク : 【 何ィィィッ~~~~!!実力だとォォォ~~~!! 】 ジン : 【 そうだ、実力の差だ!! 】 ジン : 【 貴様は、何かとんでもない勘違いをしているようだから 教えてやろう!!確かにオモイデノイロではオマエは主 人公だった!!だが、オマエは中学の話では、オレに一 度たりとも勝っていない!! 】 ボク : 【 フ、ふざけるな!!あの転校生の彼女は....。 】 ジン : 【 ....。結ばれなかったよな....。orz 】 ボク : 【 ....。そうだったな....。orz 】 途轍もなく重苦しい空気が二人を包む。 ボク : 【 ただ、それ以外は....。 】 ジン : 【 名前を覚えてもらったのはどっちが先だ?! 】 ボク : 【 ウッ....。 】 ジン : 【 そして、高校のランクは下げてなかったか?? 】 ボク : 【 ウッ....。 】 ジン : 【 更に、金魚すくいではオレの妙技の前にオマエは屈した。 】 ボク : 【 アァ....。 】 ジン : 【 そう、所詮、デジタルヲタクのオマエはギアとシャフトの生 み出す絶妙なるアナログの世界に屈したのだ!! 】 ボク : 【 まて、デジタル関係ないだろうが!! 】 ジン : 【 あるさ!! 】 ボク : 【 絶対にない!! 】 生徒会長 : 【 もう、アンタらまた喧嘩してるの?? 】 生徒会長 : 【 今日は何?! 】 今回は出番じゃないが、この状況だけは解せないので出てきたのだが、何時もの ドタバタになってしまい...。生徒会長(絶対権力者で円卓の騎士)がやってきた。 ボク : 【 あっ、いいトコロに来た。ちょっと名前のトコ見てっ!! 】 丁度良かったので、このデタラメに理不尽な状況を説明する。 生徒会長 : 【 な、何よコレッ!!! 】 生徒会長 : 【 なんで、アンタだけ名前入ってる訳ッ?! 】 生徒会長 : 【 それとも、そう書いて ”入道” って読むの?! 】 二人 : ( いや、まだそんな病んでる国にはなってないと思うが...。 ) やはり、絶対権力いや、自称、学校で一番えらいヒトの生徒会長的にはこの現実が 許せなかったらしい。 生徒会長 : 【 信じられないッ!!! 】 生徒会長 : 【 そうよ、作者が悪いのよ!! 】 二人 : ( エッ?! ) 生徒会長 : 【 原作者、出てらっしゃいッ!!! 】 二人 : ( いや、キャラがそんなの呼べる訳ないだろ...。 ) 二人 : ( もうちょっと空気読めよ....。 ) もう、既にムチャクチャだ...。 生徒会長 : 【 じゃないと、今後好き勝手に動くわよッ!! 】 二人 : ( いや、それだとオレ達が困る...。 ) 二人 : ( と言うか、世界が終わるじゃないかッ!!! ) 二人 : 【 頼む、出てきてクレッ!!!お願いだ~~~~!! 】 : : : すると、ホントに来やがった.....。 : : : 作者 : 【 何、なんか呼んだ?! 】 三人 : ( ハァッ!!ホントに来たッ!!! ) 生徒会長 : 【 ほ、ホラ見なさい...。わ、私が呼んだのよ...。 】 二人 : ( 来ないと思ってたから、完全に動揺してるじゃないか...。 ) : : : まぁ、こんな展開作者も予想してなかったのかも知れないが...。まぁ、何だか 解らん状況は作者もオレ達も一緒だろう...。 作者 : 【 えっと、なんか話の展開がモノスゴ~ク脱線してんだけど...。 】 : : : とりあえず、まさかの作者登場の動揺も収まり、激しい抗議が始まる。 : : : ボク : 【 いや、入道が主人公ってどうなってるんですか?! 】 ボク : 【 主人公ってオレでしょ?! 】 生徒会長 : 【 ちょっと、ソレは聞き捨てならないわねッ!! 】 生徒会長 : 【 主人公は冴えない男よりも可憐で清らかな乙女って決 まってるの!! 】 ジン : 【 おい、そんなキャラ出てきたか?? 】 ボク : 【 あぁ、あの転校生の事か...。 】 ジン : 【 でも、そうなると、出番なくならないか?? 】 ボク : 【 だよな...。転校で、しかも接点殆どないし....。 】 二人 : 【 それは出番なくなるから困るんだけど....。 】 生徒会長 : 【 どうしてよ!!ココに居るんだからあなた達の出番が 減る訳がないじゃないッ!! 】 : : : 二人 : 【 エッ....。 】 ジン : 【 幻聴か?オレは可憐と言う言葉を聞いてしまったが...。 】 ボク : 【 オレも清らかな乙女と聞いてしまったゾ...。 】 ジン : 【 絶対権力だろ...。 】 ボク : 【 単体でもナイツ・オブ・アラウンドな...。 】 生徒会長 : 【 ねぇ、ソレってどういう意味?! 】 二人 : 【 いえ、何でもありません、大王様!!! 】 生徒会長 : 【 アンタらねぇ、本気で張り倒すわよッ!! 】 : : : と、ドタバタしてると、作者が割り込んでくる : : : 作者 : 【 えっと、取り込み中すまないんだけど...。 】 生徒会長 : 【 えっ、後にしてくれる?! 】 作者 : 【 ...。 】 : : : 作者 : ( おかしいなぁ...。呼ばれたはずなのに...。 ) : : : 作者 : ( それに、腐っても作者のはずなんだが....。 ) : : : すると、思い出したかのように生徒会長が作者に食って掛かる。 : : : 生徒会長 : 【 あっ、そうよ!!アンタねぇ、名前どうなってんの?! 】 二人 : ( ハァッ!!作者にアンタ呼ばわりしてる....。 ) 二人 : ( 強い、強すぎる....。 ) 作者 : 【 あっ、ゴメン、ゴメン。名前はあの時は考えてなかったから。 】 生徒会長 : 【 そんな事よりもあるの?!ないの?! 】 生徒会長 : 【 ハッキリしなさいッ!! 】 二人 : ( 作者に対しても上から目線...。コ、コワ過ぎる...。 ) ジン : 【 俺達はとんでもないのと共存させられていないか?? 】 ボク : 【 真剣にそんな気がする...。 】 生徒会長 : 【 何か言った?! 】 二人 : 【 いえ、何でもありません...。 】 何時も通りなんだが、何か背中に物凄く嫌な汗をかいてるんだが気のせいか?? 作者 : 【 あっ、あるよ。そうだ生徒会長ちゃんから。キミはあやめ ちゃん。って名前。 】 あやめ : 【 ま、生徒会長よりはマシよね...。 】 作者 : 【 えっ??イヤだった?? 】 あやめ : 【 作者が作った名前だから、ソレでいいわ...。/// 】 二人 : ( 結構気に入ってるようにしか見えないが....。 ) 作者 : 【 そして、ボクで続いたキミは、ケイくんね。 】 ケイ : 【 ま、いいか...。 】 作者 : 【 これで、問題解決だね。それじゃ、ボクはこれからのお話書かないと いけないから帰るね...。 】 : : : 三人 : 【 いや、チョット待てッ!!! 】 作者 : 【 えっ?何?? 】 こ、この作者大丈夫か??最初に言った事をあやめに攻め立てられて忘れ かけてたぞ...。って言うか、ホンモノなのか?? ケイ : 【 このキャスティングだと主人公ってオレでしょ。だって前の時は 主役だし...。ボクって事はアンタでしょ...。】 作者 : 【 いやぁ~、ボクの場合、主役ってタマじゃないし...。 】 三人 : 【 いや、そこでサックリ認めるなッ!! 】 そ、そうか...。主役ってタマタマだったのか....。なんか凹む.....。 すると、すかさずあやめが物凄い事を言い始める。 あやめ : 【 じゃ、決まりね。そうなるとこの手の話は私が主人公よ!! 】 二人 : 【 何でそうなるんだ?! 】 あやめ : 【 解ってないわねぇ...。大体、ヒロインって作者の好みが出ちゃう モノなの。だから、主役の冴えない男よりも断然、ヒロインの方 に愛情注いでるもんなのよ。 】 二人 : 【 そ、そんなモンなのか?! 】 あやめ : 【 そうよ!!マンガとかの読者の人気投票でヒロインが下位だった ら涙で枕を濡らしてるんだからッ!!! 】 二人 : 【 そんな話はじめて聞いたぞ?! 】 二人 : 【 本当ですか?!あんたもそうなの?? 】 作者 : 【 いや、キャラに思い入れるも何も....。 】 あやめ : 【 ホラね。言ったとおりでしょッ!! 】 二人 : ( ハァッ!!!無理やり話を寸断したッ!!! ) あやめ : 【 だから、私が主人公なの?! 】 すると、あやめが暴挙に出る.....。 あやめ : 【 ねッ。ダイスキなあやめの事主人公にしてくれるんだよね。 】 あやめ : 【 だって、作者さんってず~っとあやめの事思ってくれるん だから...。 】 二人 : ( だ、誰なんだ、あのキャラは?!見たことないぞ...。 ) あやめ : 【 あやめのお願い聞いてくれる?? 】 作者 : 【 いや、今回はジンくんのお話だから...。 】 あやめ : 【 じゃあ、あやめのお話書いてくれる?? 】 二人 : ( はぁッ!!色仕掛けしてる...。 ) 二人 : 【 ダメだ。騙されちゃダメだ!!目を覚ましてくれッ!! 】 その直後、作者に見えないように顔を向け物凄い目で睨まれる....。 二人 : ( う、動けない...。 ) 二人 : ( こ、怖くて声も出ない...。 ) 作者 : 【 書いてあげると思うよ。ただ、何時かは解らないけど...。 】 あやめ : 【 じゃあ、この手のお話の主役は...。 】 作者 : 【 その時のお話で変わっちゃうと思うよ。 】 あやめ : 【 え~っ。あやめの事こんなにスキなのに?? 】 あやめ : 【 あやめだって作者さんのこと大好きなんだよ....。 】 二人 : ( な、なんて事だ。痺れて何も言えない...。 ) 二人 : ( ダメだ。それは策略だ気付いてくれ!! ) : : : なんてコトだ...。このままでは、マグレで主役だったみたいじゃないか。 頼む作者!!騙されないでくれ....。 : : : 作者 : 【 それは難しいかも...。 】 その言葉を聞くとあやめはもっと恐ろしい暴挙に出る。 あやめ : 【 え~っ。あやめのこと考えながらココで書けないような事妄想して るのに?? 】 作者 : 【 いや、してないから....。 】 二人 : ( ハァッ!!作者を脅迫し始めた...。 ) 二人 : ( お、恐ろしい...。意識を刈り取られそうだ...。 ) あやめ : 【 あやめ知ってるんだ...。元のモデルになって女の子が実際に 居ること...。 】 作者 : 【 いや、居ないから....。 】 あやめ : 【 その子のことも....。 】 : : : お、オロソシスギル....。作者脅迫するキャラがどこの世界に居るんだ?? どこまで無敵なんだ....。ダメだ、オソロシスギて意識を保てそうもない...。 : : : しかし、作者も必殺の一撃を放つ...。 作者 : 【 聞き分け悪いと、ケイくんと別れる話書いちゃうよ...。 】 あやめ : 【 あっ、ソレはイヤ...。 】 ケイ : 【 えっ...。//// 】 作者 : 【 じゃあいい子にしててくれる?? 】 あやめ : 【 あやめ、いい子にするから。 】 作者 : 【 ヨシヨシ、いい子だ、いい子だ....。 】 作者 : (おかしいなぁ...。こんなキャラじゃなかったような....。) 作者 : (まっ、いいか....。) 作者 : 【 じゃあそう言う事で、今回は入道くんが主役だから...。 】 ジン : 【 作者まで入道言うなッ!!! 】 ケイ : 【 ねぇ、さっきのって...。/// 】 あやめ : 【 とっさのことだったから...。/// 】 ケイ : 【 帰ろっか...。/// 】 あやめ : 【 うん...。/// 】 二人 : 【 入道~~~!!主役でハズすなよぉ~~~!! 】 ジン : 【 お前らまで入道言うなッ!!! 】 ジン : 【 ちっ!!何だよソレ...。 】 ジン : 【 って、言うか、この空気どうするんだ?? 】 ジン : 【 奴ら地獄の使者か何かか??? 】 : : : ______________________________________________________________________________ 次のページへ 目次へ |
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