大まかな形が出来上がってきた。このあたりまで来れば中彫りも佳境に入ってきたあたりで、見本や図面、更にはカラーコピーなどと照らし合わせながら部分的に進めていく時期になる。
それでも、歯や牙など、口の内部は決まっていない。もっとも、この部分は「雷」でも特徴的なところであり、雑には出来ないから慎重に彫り進んでいくことになろう。また、表情の部分では眼球のところや鼻の形なども影響するので、このあたりも慎重に図面や見本と比較しつつ作業が進んでいくことになる。
ところで、↑ こんな道具を作ってみた。名称はちょっと忘れたが、寸法を測る道具。見本の能面の鼻の大きさや目の大きさ、口の大きさなどを測り、自分の作った能面に合わせて大きさを確認するために使う。アルミ板から削りだしたものだが、大きさはおよそ15cmほど。もちろん市販されている道具でもあり、DIY店に行けばあるだろう。似たような道具ではコンパスでも代用できる。
市販品を買わずに手作りをするところが「ケチ」と言えばケチだ。が、こういった「あった方が良い」道具は自分で工夫して作っても良いと思う。ま、あとでホームセンターに行ったときには、同じようなものを探し、手頃な値段だったら市販品を買っても良いと考えているのだが・・・