正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

電気用品安全法 その9

2006年03月10日 | Weblog
千葉県松戸市長から、二階経済産業大臣に対して電気用品安全法の運用について要望書が提出されました。

「我が国で古くから引き継がれてきた『もったいない』の精神により、中古電気製品の存在価値が十分に活用できるよう、リサイクルの精神にも配慮した電気用品安全法の運用をされますよう要請いたします。」

と結論づけています。

その理由として

「中古品への規制適用に係る周知が十分でなかったことにより、中古電気製品のリサイクルへの影響を始め市民生活への影響は、松戸市政を預かる身として、看過できないところがございます。」

と前段で述べています。

同様の趣旨で、千葉県市長会長(松戸市長ご自身)と千葉県町村会長連名での要請書も提出されています。

全国の全ての自治体から、経済産業大臣宛に要望書が提出される動きを作りたいですね!!

あと、政府の知的財産推進戦略本部が6月に取りまとめる予定の「知的財産戦略2006」に対するパブリックコメントを募集しています。

これに対しても

「電気用品安全法の本格施行は、貴重な我が国の産業遺産を喪失することにつながりかねないので、充分に検討する必要がある」

旨のコメントを出してはどうかと考えています。

今日、国会で行われた「PSE問題を考える会」主催の集会には自民党の柴山昌彦議員も出席していました。

与党の中にも、この問題を理解してくれている議員が増えつつあるのではないでしょうか。

とにかく頑張りましょう!!


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119 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Shino)
2006-03-10 19:50:50
松戸市長の行動に敬意を表します。

自治体首長にこの意思表明は広がるといいですね。
やはり (なお)
2006-03-10 20:11:54
市民に近い立場だと「解る」んですね。
Unknown (Unknown)
2006-03-10 20:34:55
>自民党の柴山昌彦議員も出席していました。



そうそう、超党派で行きましょうよ。問題はたった一つのはずです。
法改正は抜本改正で (古物愛好家)
2006-03-10 21:10:09
川内先生、ついでですから、知的財産戦略へのパブコメには「文化振興による次世代創作者(

若くて貧乏)の育成のため著作権を弱化」を入れろと宣伝していただきたいところですが、それはともかく、、、



PSE法を改正するなら、パソコンの例がある以上○PSマークは不要なので、関連条文は一切削除、PSC、PSLPG、PSTG法についても同様でいいかと存じます。



それと、特に四月にこだわる必要はないかと。なにせ、PSTGマークのない中古ガスストーブは去年の10月に販売猶予期間が切れてるのですが、中古販売規制という話をとんと聞かないしネットでもいまだにPSTGマーク制度以前の中古ガスストーブが売られてますから、とりあえずは経済産業省から「法解釈の是非はともかくPSE法に関してだけいきなり4月からの取締をすることはない」という言葉を引き出せば当面は十分でしょう。

産業遺産! (Unknown)
2006-03-10 21:11:42
そうなんです。

この中古を含めた規制が始まってしまうと、

産業史博物館(テクノミュージアム)構想も、

明治・大正・昭和の街並みで町おこし、

村おこし計画も軒並み頓挫してしまいます。

個人の篤志家の方の、コレクション収集を

阻害する要因になることは

目に見えています。

全国の自治体関係者の方に、

要望書を提出して頂きたいです。
Unknown (Unknown)
2006-03-11 00:22:01
産経省は、方向転換すれば中古業者で在庫を減らしたような業者からの訴訟の対象になりかねないので態度が硬直化しているのだろう。だから外圧で変えるしかないだろう。時間はないが、法改正にはほんとに時間がかかるので、運用通知、運用要項などの下位レベルでの追加法令のただし書きなどで猶予期間を延期することはできないのだろうか。
工場、会社経営者、産業従事者、農業、漁業の方などへの影響 (Unknown)
2006-03-11 00:25:50
まだまだマスコミでは家電、楽器などを

中心とした報道が多く、

町工場、店舗、中小企業及びそれらの

産業従事者、農業、漁業その他への

周知徹底が図られていないと思います。



今度どのような事態を引き起こすかの、

シュミレーションでさえ、現状では

いち早く気がついた方々にしか、

出来ていない状態です。



段階を追って計画中の事とは思いますが、

より深く問題点を明らかにする報道を、

ここをご覧のマスコミの方々には

切に望みます。
それでも方向転換 (中古業者)
2006-03-11 00:38:17
確かに↑の方が言われるように、すでに在庫を叩き売った業者や、製造業者になるため検査器具を買い揃えて準備ししている(経済産業省の言う正直者?)業者の訴訟や不満の爆発が怖いというのは本音かもしれませんが、私はまさにそのように在庫を赤字処分もして、また、検査器具も揃えて製造業者にもなった中古販売店です。それでも、冷静に考えますと、そのまま猶予期間の延長や、中古品除外などの方向に進んでくれるほうがずっと嬉しいです。確かに、今までのことは無駄で金銭的な損害にもなりますが、それは保険の意味も含めて、皆さん自己責任で行動しているわけです。実際に経済産業省が全く態度を変えずに4月に突入すれば、私たちのように早くから対策を打っている業者が対策をしていない他の競争相手より一歩前に出ることができたわけですから、、、。そのための投資をした結果、読み間違えて、猶予期間延長になったところで、とやかく言う資格はありません。ただ、確かにみんながみんなそういう考え方ができるかどうかはわかりませんが、、。いずれにしても、今まで通りに商売ができるに越したことはありません。川内先生に期待しております。
応援しています! (Unknown)
2006-03-11 00:46:25
僕は音楽聴くのが唯一といっていい趣味なんですがミュージシャンの方々がいい楽器を使えなくなりいい音楽を創れなくなったらこれから本当に何を楽しみに生きればいいんでしょうか。たとえふつうの電気用品でもそれがゴミ同然になってしまうことはとても悲しい事だと思います。
Unknown (Unknown)
2006-03-11 01:04:08
それでも方向転換 (中古業者) さんへ

4月以降、どちらへ転んだとしても訴訟(国に対する損害賠償)を検討願います。個人では大変かもしれませんが、業界団体などが主体となっていくなど方法はあると思います。

今の経済産業省の態度を見ていると、そうした「実弾」をチラつかせる事も必要だと思います。