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二人で160歳、高齢親娘の珍道中

2018-02-01 | 旅行

海を渡って故郷へ。左、櫃石島までを埋め立てて一大石油化学コンビナートが。今はかつての勢いがない感じ。

着きました。

窓口で、さぬきうどん駅まで乗車券一枚、で買えるのでしょうか。試したことないけど。

14時過ぎ、駅前のめりけん屋で昼ご飯。

しっぽくうどんも海老天も私で最後。よかったあ~

海老天はこの店では「観音寺」と言います。産地の名前と思われます。

うどんは小だけど、野菜ゴロゴロでお腹いっぱい。好きです。しっぽくうどん。冬の定番。金時人参が実家風。

駅で母と待ち合わせ。いいお天気です。

でも、母がいくら待っても来ません。携帯にも出ません。来ないと置いて行くからねと前もって言ってありまが、一体どうしたのでしょうか。

そうこうするうちに、とんでもない方向からやっと来ました。

駅は海の方やと思ってーーーーずっと向こうまで歩いて行っとったーーーーよう歩いたあーーー。

駅が海の方って、いったいいつの話?瀬戸大橋ができてから駅は移転したでしょ。(瀬戸大橋は30年前に完成、国鉄本四連絡船が不要になり、そのあと、この付近は大々的に再開発したはず)

来たことないけん、知らんかった。(いえいえ、何度も来たはず。忘れているだけ)

まあ、タクシー下りて元気に歩いてこられるだけまし。これからの旅行、波乱の予感。。。。

宿に着きました。

三人で三部屋。母は一階の洋室、私たちは三階の和室です。

母は自分が起きると必ず同室者を起こします。朝、人が、自分より遅くまで寝ているのが許せない性格で、寝かせてくれません。それが分かってからは、旅行はずっと別室です。

マイペース一筋に90年以上、もう怖いものはありません。

夕食まで、散策します。ポケモンゴーを頑張る同行者。

宿はシーズンオフでお客さん少なめ、ゆっくりできました。

このあとも母のマイペース炸裂。いちいち書ききれませんが、大浴場に体をいきなり洗わずザブッ!!とつかるのにはびっくり。

「洗ってから入りなさい」と言ってもあとの祭り。前はこんなことなかったのに。

しかもタオルを首に巻いて結び、肩までつかるのでタオルが湯船に浸かっています。他のお客さんの手前、申し訳ないので、後ろからほどこうとしたらすでに濡れているので、タオルごと母の首をずるずると引いてしまいました。

母は喉を抑えつつ、湯船の中で引きずられるという漫画的光景。

「湯に入る前に体をよく洗うこと、タオルは湯船に浸けないこと」と説教すると「洗った、洗った」と見え透いた言い訳を。

この後すぐ、団体旅行で白浜温泉へ行くそうな。そこでもそんなことしていると嫌われてしまうのに。どこまで分かってくれたのかな。

人に文句言うのは好きだけど、注意されるのは大嫌い。いゃあ、その性格、私も受け継いでるわけで。気を付けないと。

翌朝の海岸。

反対側。

宿は、朝夕うどんが着きます。お腹いっぱいです。

で、レストランで改めて母の顔を見ると、眉を気合い入れて描きすぎです。

柔道漫画イガグリ君です。ちょっと古いけど。

受ける同行者と私。

お母さん、描くのはいいけど、左右同じにしようね。という私。

翌朝はさらにバージョンアップして、イガグリ君のお父さんみたい。

見かねて同行者がナプキンで拭いてくれました。いやあ、もう眉がどうこう言う段階ではないけど、太い眉は意思の強さの表れ。マイペース一筋の母にはふさわしい描き方でした。

私も90歳になるとあんな化粧するのかしら。それまで生きていればの話だけど。

離れて見れば、元気のいいおばあちゃん、でも身内にとっては存在感のある、ありすぎる人。

今朝はゆっくり雛人形飾りました。このほかにもまたまだあります。

飾りながら、母の両親がすでになかったので、実家から私の初節句の雛人形がもらえず、人形を一体自分で買って、里帰り中に着物縫って着せて、「貰った」と持って帰ったという話を思い出した。

すみません、ややこしい話で。私の雛人形がなかったという話です。

この歳になって、ヤフオクという結構な制度もできて、ひな人形を集めまくる私。

「お母さん、ありがとう」と心の中で言うと、鬼娘の目にも涙。ぽろぽろといくらでも涙が出てくる。でもこれは子供の頃の思いを流してくれる心地いい涙。

大きな不幸に遭わずこの歳までこれたことにただ感謝。


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