水瓶

ファンタジーや日々のこと

遠いゴジラ

2016-07-20 20:53:20 | 雑記
おととい、BSプレミアムで初代ゴジラをやってたので、とぎれとぎれですが見ました。
第一作目の映画は1954年公開だそうで、すごく有名でしたが、ちゃんと見たことがなく。。

子どもの頃は人一倍ああいうのが苦手で、ゴジラは見てないにも関わらず、
なんとなくあちこちであのビジュアルを目にしていて印象に強かったのか、夢によく出て来ました。
自宅から遠くを練り歩いてるゴジラが見えるという悪夢は、小学生高学年になってもよく見てたので、
あの手の映画はパスしていて、ほどほど大人になってからは今度は今更ゴジラ?みたいな感じで見ませんでした。
で、おとといは、テレビつけっぱなしでなんとなしに見てたのがいつの間にか引き込まれ、
白黒だし、CGじゃないけど、ゴジラは立派に怖かった……!!
すごくちゃんと作った映画だったんですね。はしばしまでおろそかにしない感じ。バカにしててごめんよお。。

ゴジラはおそろしかったけれど、最期を遂げた時にはなぜか悲しく、私はジュラシックパークの恐竜はダメだけど、
ゴジラはなんか好きなのはなぜかと考えたら、ゴジラは人を食わないんですよね。
電車の車輛をくわえたので食べるのかと思ったら落とすし。なので森のなかまに

「ゴジラは人を食わないのがいいよ。恐竜は人を食おうとするのがいやだけど、
ゴジラはなんでか知らないけど、ただひたすら純粋に破壊するのがいいよね」
と言うと、

「・・・そっちがのひどくない?

そういえばそうかも。でもやっぱり私は、その方が怖くない気がするんですけど、なんでだろう?

って考えたら、ゴジラって天災とか自然災害に近いんだなあという感じを受けました。
いや、自然災害はもちろん恐ろしいけれど、どうしても起こるのが仕方がないというか、避けられないもの、止められないもので、
それそのもの、地震や火山や津波そのものは、憎んだり嫌ったりできる対象にはならないというか、、
ちょっとうまく説明できてないかも知れませんが。
かたやジュラシックパークの恐竜は、明らかに生き物という感じで、それがより近く感じて、
人間をひたすら獲物としてねらってくるさまは狡猾で憎々しく、悪意にさえ感じられましたし。。。
うん、そう、ゴジラの方が恐竜よりも、人間に遠い存在なのかも知れない。
映画では、島の言い伝えにも出て来る古い怪獣のようなので、昔ならきっと神様として祀られてたんだろうと。祟り神として。
だからゴジラは、火山や嵐を神様と見立ててしまう、とても古代の日本人らしい創造物なのかもなあと思いました。

ところで、なんでゴジラが放映されたのかと思ったら、「シン・ゴジラ」っていう新作が公開されるんですね。
トレーラー見たら面白そうではないですか。新ゴジラ、現代風にグロさがアップデートしてますね。きもちわる!
もののけ姫以来映画館に足を運んでないんですが、行ってみたいような、怖いような。。。

wikiによると、新しいゴジラは身長が118,5メートルだそうで、初代は50メートルだから、二倍以上に伸びたようです。
それぐらいないと、今の高層ビルに並ぶとちっちゃく見えて、破壊できそうに見えないんでしょうね。
しかし初代作品見て思ったけど、ゴジラも変わったけど、日本人の顔もずいぶん変わりましたね。。

でも新ゴジラ、しっぽがすごく長くありません?大きくふったりして、ちょっと猫みたいですよね。



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