水瓶

ファンタジーや日々のこと

川崎市立日本民家園

2016-05-01 08:22:17 | 川崎市立日本民家園
千葉県は九十九里の網元の古民家。中央に通っている太い柱は、一本の丸太をくりぬいた雨樋だそうです。
竹の皮でしっかりと固定してあります。力強い・・!

今日から五月!昨日は、生田緑地にあある川崎市立日本民家園に行ってきました。ここはまったくもってすんばらしいのです。
五、六年ぐらい前に行ったことがあるんですが、その頃はまだ宮本常一さんの本を読んでいなかったので、
あんまり細かいところまで見なかったんですけれど、今回はしーっかりたーっぷり堪能しまして、
・・・く、くたびれた。。。


こちらはかつての南部にあたる岩手県の古民家。ここにある古民家はみな大きいんですが、
この家はその中でもかなり広く感じました。

湿度の高い気候に自然災害も多い日本の民家は、常に常に人が手を入れていないと、すぐだめになってしまう。
園内では沢山のボランティアの方々が、ガイドや虫追いのための囲炉裏焚き、カフェなどで働いていました。
こうした民家園を維持するためには、大変なお金や人手がかかると思うんですが、それだけの価値はあると思います。


しっくい壁というんでしょうか。わらが混ぜ込んであります。
これ、もともとの木が曲がったものだから美しいと思うんだろなあ。
これだけ目立つ所に配置してるんだから、作った人にそう見せる意図ありますよね。

民家園で保存されている家々は、民家といっても名主クラスの豪農・豪商の家で、一般的とは言いがたいんですが、
庶民の家の延長線上にある理想の形ではあると思います。息をのむような美しさがありますよ。
金銀やべっこうなどの、稀少な材を使った奢侈品のような、美しさを求められて作られた美しさではなく、
身の周りにある材料から、生業の理にかなう形を追求された結果、生まれた美しさです。


伝統工芸館の藍染め体験の工房。ふちに藍の色がにじみ出ています。藍には独特の匂いがありますね。
藍の名産地は徳島県なんだそうです。藍はけっこう土を選ぶらしいんですね。


新緑まぶしくウグイス鳴きまくり。おかしな節をさえずっている鳥もいて、すっかり遠くへ旅行に来た気分になりました。

人形の記事もそうなんですが、好きなものほどちゃんと調べて書かなきゃと気負ってしまって、
なかなか記事にできないようになってきました。
ネットにも沢山の資料があるから、調べようと思えば調べられるもんで、きりがない………
ブログ始めた頃ぐらい、気楽に気軽に、適当に書きたいなあ。。。

というわけで、もう一度フットワークを軽くして、民家園のことを記事にしていくつもりです。
素人でありますゆえ、間違いやいいかげんな部分多々あると思いますが、大目に見てね!