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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

大掃除 トイレ

2014年01月13日 00時00分01秒 | マニュアル

 日本人の清潔感は家屋自体が土足のままで出入りしないことがまず、第一にあげられる。
内と外を区分することは外からの雑菌の侵入を防ぎ、生活環境を向上することに役立っていると思われる。手洗い、うがいの励行、ゴミ出しや掃除もその一助であろう。海外を旅行すると公衆トイレがあればよい方で、先進国でもトイレの汚さや臭気には閉口することが多い。

 深川にある江戸時代の下町を再現した江戸東京博物館へ行ったことがあるが、江戸時代に既に下水がしつらえてある情景を見ることが出来る。勿論、溜まった汚物は糞尿を専門に集め、農家へ売る商売があったとのことで、リサイクル生活の原点を見ることが出来る。
 現在では下水道が完備されているため、殆どの地区で汚物処理を気にすることはなくなったが、上水道、下水道の発達は文明社会のバロメータであるといえる。下水の再生には塩素系の殺菌剤を使っている。プールの水質の調整にも塩素系が使われる。水をふんだんに使える国民は我が国の他にないのではと思うと、トイレの水ぐらいは再生水でよいと考えている。

 我が国の水洗便器は、世界に誇るハイテク技術が駆使され、マイコン制御やセンサーを多用している特徴がある。リモートコントロール機能や温水便座もマッサージ機能まであり、至れり尽くせりといえるであろう。一方で幼い頃からそのような快適な生活環境になれてしまうと、旧式の便器を使う場面では水を流さない子供が増えているそうである。

 トイレの消臭も脱臭機能を持つ便器では問題はないが、やはり、飛び散る尿が雑菌と一緒になると異臭(アンモニア臭、メルカプタン臭等)を引き起こす。また、多くの人が使う場所でもあるから清潔にしたい場所でもある。

 我が家では年末にはクレゾール石けん液を使った大掃除を行うのが常となっている。クレゾール石けん液は、石炭酸(フェノール類クレゾールの3%の水溶液)で、多くの病院で現在でも使われている。原液は薬局で500ml瓶が1000円未満で売っている。原液は茶色の液体であり、水で希釈すると白濁する。消毒薬の匂いといえばこのクレゾール石けん液の匂いである。

 整腸剤で有名な正露丸も成分は同じであり、石炭酸臭がする。石炭酸は殺菌効果があり、殺菌ではないが、ベークライトと呼ばれる絶縁性のある樹脂板はこの石炭酸を用いている。
 使用方法は至って簡単で、バケツに水を張り、クレゾールの原液を約3%となるように注ぐだけである。雑巾をこの液に浸け絞って拭き掃除を行う。トイレの壁面、タイルの床面、便器と拭いていく。扉の取手の部分やリモコンも拭くと良い。

 臭いが気になる方はエチルアルコール消毒液を利用しても良い。これも薬局で販売している。梅干しを浸けるときにカビの発生を防ぐ目的で、焼酎を霧吹き容器に入れて使うが、エチルアルコールも高い消毒・殺菌効果がある。間違って毒性の強いメチルアルコールと混同しないように注意する。

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