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投手戦

2006-08-18 15:53:00 | 野球
ここまでホームラン記録をあっさり塗り替えるなど打撃優位の傾向の強い高校野球。
準々決勝まできて、ようやく投手戦とも言うべきゲームが出てきました。
まずは早稲田実業と日大山形。
序盤リードを奪った日大山形が終盤まで2-1というリードを守っていましたが、そこはやはり早実というべきか。8回に集中打を集めて5-2と試合をひっくり返してしまいました。
日大山形は山形県勢として初めてのベスト8で、きっちりと試合を作っていたのですが、最後はやはり地力の差が出てしまったでしょうか。

第二試合は福知山成美と鹿児島工業。両方とも見るのは初めてでしたが、これまたいい試合でした。
初回に両チームが早々に点を取りましたが、そこからは鹿児島工の榎下、成美の駒谷両投手がすいすいと投げていきます。
鹿児島工は三回にリードを奪われましたが、7回に11番の今吉選手が代打で出てきてショート強襲のヒットで出塁。ここでド派手なガッツポーズ。今時、ここまで強烈な印象のあるムードメーカーもいるのかとちょっと驚きましたが、そのパフォーマンスが実ったか後が続いて同点。ショート強襲安打は弾いた後に冷静に処理していればアウトのタイミングに見えました。結果的にムードメーカーを出してしまったことで鹿児島工のリズムになったという点では大きなプレーだったかもしれません。
終盤には成美にスクイズ失敗などもあり、また両チームの投手が力投してスコアが動かず延長に突入。
10回表、2アウトまであっさりいった後に、四番の鮫島選手がバックスクリーンへのホームラン! 裏の攻撃を押さえきり、鹿児島工業が4強に進みました。
試合後のインタヴューで監督が泣いているのが何とも印象的でありました。

この両チームが準決勝の第二試合。攻守にバランスのとれていて、斉藤がいる早稲田実業が有利な気もしますが、逆にここからは連投になるだけに斉藤投手が崩れた場合に早稲田実業がどうなるかというのがあります。
第一試合の智弁和歌山と駒大苫小牧が乱打戦になる可能性が高いだけに、第二試合はレベルの高い投手戦になってほしいものです。


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4 コメント

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いいゲームでした (ひとり)
2006-08-18 17:35:30
日大山形の青木投手は頑張りましたね。

6回までは完全に早実を抑えていました。7回からは疲れたのかタイミングを合わされていましね。

8回には力尽きてしまいましたが、投打にわたる活躍はお見事でした。



鹿児島工はダークホース的存在ですが、過去の大会を見てもこういうチームが決勝に進出する可能性が高いです。

面白いゲームになるかもしれませんよ。榎下はスタミナもありそうですしね。
>ひとり様 (川の果て)
2006-08-18 21:02:39
いい投球をしていただけに最後捕まったのは残念…また8回に捕まえた早実は見事でした。



確かに鹿児島工はダークホースという感じになったきました。

ただ、早稲田実業も今回は王監督に優勝をプレゼントしたいという部分もあるでしょうし、個人的には早稲田実業が上がるのではという気がしています。
Unknown (「感動創造」)
2006-08-19 01:27:13
こんばんは。



今年は、ホームランが多いだけではなく、最後までわからないゲームが多いですね。



逆転劇が多いです。



いよいよ残りわずかですね・・・・



>「感動創造」様 (川の果て)
2006-08-19 13:02:35
終盤、投手が疲れたところに畳み掛けるような展開での逆転の試合が本当に多いですね。ちょっと甘くなるとすぐ長打になるというのもありますし。



あと3試合、熱い試合に期待したいですね。