生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

ジョルダーノ 彼を愛しているのか 中丸三千繪 イタリア近代歌曲集

2016-01-20 23:03:32 | その他
 今週月曜の公共交通機関の乱れは雪という自然現象に依るものなので、まあ仕方ないかと自分を納得させようかと思います。その疲れがやっと抜けたかなというところで、今日も再び私が通勤に使っている路線で、私が降りる駅で人身事故があったということで、月曜よりも更に遅れて出社することになりました。時間的に遅れるだけならまだしも、混雑度も月曜以上で、兎にも角にも出社はしましたが、もみくちゃにされてヘトヘトです。さすがにこの様な超混雑時になると、座っている乗客はともかく立っている乗客でスマホを出してゲームをしている人は目立ちませんでした。私はいつも通りNHKのラジオ語学講座の録音でイタリア語講座とフランス語講座を聞いた後は、携帯オーディオプレーヤーに入れてあるCDを聞いておりました。何時もはアルバムを半分ほども聞けないのが常ですが、今日は出社するまでのちょうどアルバム1枚を聴くことが出来ました。

 そんなこんなで出社はしたものの月曜の疲れと今日の疲れとで本当にヘトヘトではありました。ただ、余分なことを考える余裕がなくなるので、仕事に集中できました。ただ、その集中力が続かなくて難儀しました。

 さて、帰宅時はさすがにダイヤも正常に戻っていて、再びNHKのラジオ語学講座を聞いて、残りの時間に聞いたのが中丸三千繪女史の「イタリア近代化曲集」です。最近手に入れたものではなく、何度か聞いていますが、CDアルバムを丸々一枚聞くというのは小一時間掛かる作業で、最初の内はきちんと聞いていますが、だんだんと耳が疲れ、心の感受性も疲れ、後半ではどうしても印象が薄まってしまいます。そういうことがあるので時々途中から聞いたりするようにしていますが、今日は普段と違う展開になっていたのでとりあえず頭から順当に聞くことにしました。そうすると少なくとも数回は聞いているはずなのですが、これまであまり印象に残らなかった曲が、今までとは違う存在感で迫ってきました。それが「彼を愛しているのか」と言う曲です。ちなみにこのCDはキャプションが全て日本語で作曲者も言語のタイトルも不明です。帰宅後に調べてジョルダーノの作品であることは判りましたが、頼みの梅ヶ丘歌曲会館にもジョルダーノに関する記載はなく、ペトルッチ(IMSLP)にはジョルダーノの作品で幾つか公開されているものはあるものの、歌曲または歌曲集は公開されていないようです。

 ただ、中丸三千繪女史、イタリア近代歌曲集、彼を愛しているのか、で検索すると部分的でも音源を聞くことは出来るようです。中々逼迫感のある、壊れそうな瀬戸際の愛を何とか繋ぎとめようとしているかのような(悲しい?)愛の歌を聞くことが出来ます。残念なことに簡単に楽譜が手に入りそうではありません。彼を愛しているのか、というタイトルは男性が自分以外の男に愛情を寄せているかもしれない女性に問いかけるというシチュエーションの様に思われます。中丸三千繪女史が歌っていることで女声が歌うべき曲なのか、それとも男声が歌う方が歌詞の内容に合っているのか、それすらも現時点では確認出来ません。兎にも角にもなかなか歌って見たい曲だと改めて思いました。もう少し関連する情報を気長に集めたいと思います。

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