生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

吉松隆の 「調性で読み解くクラシック」 一冊でわかるポケット教養シリーズ その2

2017-06-17 22:09:52 | 論文・資料紹介、書評

 平均律がほとんど行き渡っている現在、12の長調と12の短調のそれぞれにどのような個性があるのか、疑問を感じていました。しかしこの本を読んで、例え完璧に平均律に調律された楽器群を用いたとしても、それぞれの調整にはそれぞれの個性があるということを吉松隆先生の文章は納得させてくれました。

 一つは、弦楽器群は解放弦の音から♭系の調よりも♯系の調の方が楽器が鳴り易いとのこと。このこと自体は納得できます。一方で管楽器系はどちらかと言うと♭系の調の方が相性が良い。ということは管楽器よりも弦楽器を生かそうとすれば♯系の調を選ぶし、弦楽器を抑えて管楽器を活躍させようと思えば♭系の調を選ぶのが作曲家とのこと。また鍵盤楽器であるピアノにとっては、白鍵ばかりの曲よりも黒鍵が多い調の方がむしろ弾きやすいとのこと。ショパンやリストが♯や♭の多い調で名曲を残しているのは、弾き手に取ってむしろ優しく弾けるようにとの配慮とのことです。

 詳しくは本書をお読みください。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 弦楽器の分数楽器 | トップ | 共働き時代の週末に作ってい... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。