生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

声楽環境と器楽環境の違い

2017-03-15 23:35:51 | 思うこと

 今を去ること30年近く前、大学院時代にアルバイトで高校の理科の非常勤講師をしたことがあります。ところでその高校というのが私立の音楽大学の付属高校でした。たしか2クラスか3クラスだったかと思いますが一クラスの中での男子生徒の割合は1割ぐらいで、女子生徒の元気さに比べて何とも頼りなげに感じたものでした。

 男はスポーツで音楽は女がするものというイメージがあるのでしょうか、日本に限らず欧米でも音大への進学は男性よりも女性の方が多い様です。しかし欧米に比べると日本の音大は女子学生が多くて男子学生が少ないそうですね。さらに器楽に比べると声楽では更に男性の割合が減るようです。そのため年末恒例の第九の合唱でも男声は声楽科の学生だけでは足りずに副科で声楽をとった学生はもちろん、副科で声楽を取ってすらいない学生でもかき集められるそうですね。その一方で女声は希望者が多すぎるので声楽科の最終年次在学生でもオーディションを受けなければ舞台に立てないとか・・・。

 声楽に比べれば器楽の場合は演奏家の性差は全く関係ないですよね。まあ楽器の演奏には体力や筋力、肺活量なども関係しなくはないので、あるいは欧米でもかつては音楽家と言えば男性のみだったという時代もあり、一流の演奏家になるには女性の方が今でも打ち破らなければならないガラスの天井があるのかもしれません。

 声楽のレッスンを受け始めたころは、自分自身と同じ声質の先生、少なくとも同じ男性の先生につくべきと思っていましたが、だんだんと実態が判って来て、女声の方が男声に比べてはるかに競争が厳しいため、普通の女声の先生と普通の男声の先生とでは、普通の女声の先生の方がはるかに努力し勉強しているということに気が付きました。ということで、最初のテノールの先生がフランス歌曲を教えてくれないということで、フランス歌曲も教えてくれる先生を探したときは、男声2名、女声2名の先生の体験レッスンを受けましたが、その結果、女声2名の先生に並行してレッスンを受けるという道を選択しました。

 今回、フルートを始めようと思った時には自宅近辺で個人のフルート教室3か所の体験レッスンを受けましたが、女性の先生2名、男性の先生1名です。最も指導力のあるのはベテランの女性の先生で、しばらくはこの先生のレッスンを主体に受けようと決めていますが残念ながら発表会等のイベントは特に催していないということです。若手の男性と女性の先生はそれぞれ年に1度か3年に2回ぐらいの頻度で発表会を行っているということで、たまたま男性の先生はこの6月に、女性の先生は7月に発表会を開催する予定ということで、それぞれの様子を確認するために発表会まではレッスンを受けようかなと思っています。

 さて、声楽と器楽との一番の違いですが、個人の女声の声楽教室では成人男声のレッスンはお断りというところが珍しくありません。一方で器楽ではフルートでもヴァイオリンでも女性の先生の個人教室であっても、男性成人生徒は募集していないというところは殆ど見たことがありません。極めて残念ですが邪な動機で女性の先生が開催している個人教室の門を叩こうとする良からぬオッサンが少なからず存在しているというのも事実ですね。その様な良からぬオッサンどもは楽器を用意することまではしないため、勢い楽器を必要としない声楽教室の押し寄せることになるのでしょうか・・・。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 声楽とフルートの息づかいに... | トップ | 声楽か器楽か 暗譜か眀譜か »

コメントを投稿

思うこと」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。