生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

川井弘子先生の声楽講座「うまく歌える『からだ』のつかいかた」第7回 の補足の2

2016-12-20 22:31:49 | レッスンに行ってきました

 大脳新皮質だ、いや小脳や脳幹だ等とちょっと小難しい話をしすぎたかなと思っています。要は、歌う上でやらなければならない身体の使い方については、無意識でも使えるようになっておく必要があるということです。初学者・初心者のうちは意識して必要な身体の使い方を身に着けていく必要がありますが、きちんとした指導者の下であれば一年もかからずに身につく程度のものです。色々と発展段階もあり、個人差もあります。十分歌を歌えるようになっていても、次から次へと出来ないことをリストアップして、大脳新皮質を使って考えながら歌う段階から先に進もうとしない人が多いように思います。

 基本的な姿勢、呼吸、声帯を適度に柔らかく緊張させること、等が考えなくてもできる様になったら、どうやって歌うかは一切考えずに、どのように歌いたいかだけを考えたほうが良いということです。多くの人はどのように歌えばよいのかが判っていないのでどうやって歌ってよいのかが判らず、どうやって歌うかを考えて決めようとして逆に緊張して失敗する負のスパイラルに落ち込んでいるのではないでしょうか?どうやって歌うかではなく、どのように歌いたいのか、どのように歌うのが作曲家の想いに近づけるのか、どのように歌えば自分自身をより良く表現できるのか、こちらの方に大脳新皮質の注意を向けていれば、どうやって歌うかは考えずに済みます。これが上がらない一つのコツの様にも想います。

 そのためには本番に限らず、常に歌い始める時には、姿勢を確認して余分な力が入っていないようにリラックスした上で、歌い出しの2拍以上前に一旦息を吐いて、1拍前に身体に入ってくるだけの空気をすって、声を出す前から息を流し始めるという一連のルーチンを行うようにするのが良いと思います。ラグビーW杯で活躍した五郎丸選手のルーチンの様に、考えなくても自然に一定の動きが身についている。そうなればどのように歌えば良いかなどは考える必要はなくなります。

 さて、川井先生語録からのトリビアですが、ピアニストやヴァイオリニストが怪我や病気などで練習を一定期間休まざるを得ないと、元の腕前まで戻るまでにかなり苦労するそうですね。それに対して声楽家は一定期間歌わなくても、歌うことを再開してから元の喉前まで戻るのに器楽の人よりは短期間で済むのだそうです。生まれながらにして楽器を演奏できる人は誰もいませんが、人間であれば声帯や呼吸器系に障害がなければ、誰でも生まれながらにして声は出せますね。歌を歌わなくても声は出しているからということです。逆に声を出さなければならないのに喉を痛めてしまった時にどうするか、まる24時間完全に声を出さなければ大抵の喉の障害は治るのだそうです。それだけ人間(の喉)には回復力があるのだそうです。しかし、全く喋らずにいるというのも辛いものですね。

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