生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

震災に対する愛犬の備え

2016-12-01 23:09:08 | ワンコ

 東北や九州で大規模な地震が頻発していますね。日本列島は地震の活動期に入ったようで、首都圏直下型地震や、東海沖地震から東南海・南海沖地震と、何時何処で大地震が置きても不思議はないと言われています。震災に備えた人間の対策も重要ですが、愛犬・ペットの震災対策も万全を期したいところです。

 どうしても与えるものがなくなれば、窮余の策で人間の食べ物を与えることもありとは思いますが、我が家のリリ姫についてはこれまで一度たりとも人間の食べ物を与えたことはありません。ドッグフードオンリーです。これは、人間用の食べ物は人間の味覚に合わせてどうしても塩分が高いため、ペットに食べさせると腎臓に負担を掛けることになると理解しているからです。私が済む行政区ではペットの震災対策についてもガイドブックを用意してくれています。それによれば、5日分のペットフードを用意しましょうとなっています。水については人間が飲む水もペットが飲む水も、飼い主からすれば同じと思いますが、被災地で水が不足している時に、ペットを飼わない人達の前で人間用の水をペットにも与えることには抵抗があるかもしれません。それでも飼い主が飲む分を減らしてペットに与えることについては文句を言われたくはないと思います。それでも無用の軋轢を避けるために、他人の目には触れないところでペットに自分が飲むべき水を与えるぐらいの配慮はすべきと思います。

 我が家のリリ姫は散歩嫌いということもあり、リビングのサークル内のトレイでトイレを済ませるようにしつけています。100%とは行きませんが、トイレシートがきれいな内は95%以上、トイレシートが汚れてくるとトレイ外に排泄しがちになります。避難所では原則キャリーケースの中に入れることになるので、時々外に出して排泄させてあげる必要がありそうですね。ただ、我が家の至近の避難所となる小学校はどう考えても対象避難区域の居住者数に比べて狭すぎるので、震災が発生しても出来るだけ自宅にとどまりたいと考えています。

 さて、もう一つ避難場所に犬を連れて行くために必要なことは、鑑札と予防接種の注射済章を首輪に付けておくことです。鑑札はペットの生涯に一度、予防接種の注射済章は毎年更新ですが、超小型犬でも大型犬でも同じ大きさです。超小型犬でも首輪に装着してさほどの負担にはならない小ささ・軽さではありますが、我が家のチワワのリリ姫は散歩嫌いということもあってこれまで首輪に鑑札と注射済章を付けていませんでした。家族がペットの震災対策のガイドブックを貰ってきて、避難所に犬を連れて行く場合は鑑札と注射済章が首輪に装着されていることが条件であることを確認して、即鑑札と注射済章とをリリ姫の首輪に装着しました。

 ところで、首輪を嫌がる犬も居るようです。我が家のリリ姫も最初に首輪を付けた時は嫌がるような素振りもありましたが、直ぐに慣れた様です。超小型犬で殆ど吠えないということもあり、知らずに踏んづけたりしないように首輪に鈴も付けています。何時しか鈴の音も自分のものと思うようになったのか、首周りをブラッシングしようとして首輪を外しても、外した首輪は自分のものだと言わんばかりに、首輪を咥えて自分専用のクッションの上に持って行きます。その他のおもちゃよりも何よりも、首輪は自分のものだと主張しているように思えてなりません。犬といえども常に自分とともにある鈴付きの首輪は自分の持ち物、あるいは自分の一部として認識しているのでしょうね。