闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1225、1226
○ダスティン・ホフマン監督の「カルテット」
マギー・スミスの顔はいつでも強烈な印象を残す。
つい最近終わった英国貴族ドラマ「ダウントン・アビー」の出演していたお婆さんだが、この映画では元人気オペラ歌手。でも実際にはリゴレットの四重唱「美しい恋の乙女よ」をレコードで聴かせるだけで歌わない。
ビーチャム・ホームについの住処を見つけた往年の名歌手や音楽家たちのあれやこれやを描く、どこか「やすらぎの郷」に似たお話だが、ダスティン・ホフマンの演出が冴えない。
実際にオペラハウスで活躍したギネス・ジョーンズが出演して懐かしい喉を震わせている。
○ジョン・マッデン監督の「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」
イギリスからインドへやってきた老人たちが右往左往する話だが、ちと脚本が予定調和すぎてついていかないずら。
マギー・スミスやジュディ・デンチなどが出ている。
とりあえず必要なのはやはり金それと喪服に香典袋 蝶人