あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

邦画いろいろ 夏の在庫一掃セール開催ちう

2017-08-14 13:35:46 | Weblog
昨日はようやっと晴れたので由比ヶ浜でひと泳ぎ。まだクラゲは出ていないようだが、あんまり奇麗な水ではないわいなあ。魚も跳ばないし。



闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1220、1221、1222、1223、1224


○山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」をみて


本邦時代劇映画の傑作。主人公の真田広之と宮沢りえが素晴らしい。ラストで流れる井上陽水はナンセンス。これなければもっと評価は高くなる。クライマックスの田中泯の殺陣と存在感が凄い。やはり屋内では小太刀が有効なんだなあ。


○内田吐夢監督の「血槍富士」をみて


主を殺された片岡知恵蔵が得意の長槍を振り回して仇討するシーンのリアリテイが胸を打つ。決してかっこいいものではないが、実際の戦闘はこのようにして行われたのだろう。



○降旗康雄監督の「将軍家光の乱心 激突」をみて


3代将軍家光は早くからわが子竹千代(後のそうせい将軍家綱)を後継者に定めていたから、この映画の脚本(中島貞夫)は出鱈目もいいとこだが千葉真一が陣頭指揮したアクションはなかなか迫力があって面白い。



○佐々木康監督の「新選組」をみて


新撰組が佐久間象山の死を悼んだり、長州藩の月形半平太(大友柳太郎)などが、片岡知恵蔵演じる近藤勇と誼を通じようとしたりするのが面白いといううか不可解な時代劇だが、東千代之助の鞍馬天狗はもうちょっと活躍してもらいたかった。



○「千と千尋の神隠し」をみて


日常から異界への転移が、これほど見事に描かれた映画も少ないだろう。だんだん眼が慣れてくるとそうでもなくなるが、冒頭の十分間の視覚的エクスタシーは、異界で活躍するキャラクターの魅力と相俟って比類がない。



コイノサシミなどはどこへ行ってしまったのかあちこちさすらう「やすらぎの郷」 蝶人



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ソーリ、ソーリ、ソーリ | トップ | 家族の肖像その25~これで... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事