湖畔日記

マイナスイオンいっぱいの湖のそばでのんびり暮らす毎日。

助言。

2017-11-09 21:21:10 | 音楽
今日はレッスンの日。練習不足で、またもや2時間ぐらいまた付け焼刃の練習をしていった。
私の前は小学生の女の子。先生の声がいつになく厳しくて驚いた。

そして私の番、30分程度のレッスンの後、先生から仕事についての助言を頂いた。
それが今の私の気持ちに気づいているかのような内容で、驚くと同時に、気持ちを理解できる人がいる嬉しさで、涙がでそうになった。年の功とはまさにこのことだ。先生はよく人を見ているし、どうすべきなのかをよくご存知だ。

実は職場で面談があり、ある資格をとってみる気はないですかと言われ、正直自分の中に迷いがあるものの、それが本当に自分の利にかなっているのか判断できず、気持ちがウロウロして浮ついていたのだ。先生はずばり向いていないといった。もっと自分が情熱を傾けられることをすべきだと忠告。相談した訳ではないのに、世間話の流れで核心を突かれた形となったのだ。私がそんな雰囲気を身体から漂わせていたのでしょう、きっと。

貧すれば鈍するという方向に傾きつつあった私の軸を、振り戻してくれた。
バイオリンの演奏に関しても、叙情的なゆっくとした曲が苦手ね、と言った。音楽は繊細なので、要はその辺が表現できていないのだ。技術と自分の心根、両方ともが曲に乗っていないし、曲に対してきちんと向き合っていないからなのだ。

演奏はなんて奥深いのでしょうか。こういう先生に出会えたことを今日ほどありがたいと思ったことはない。
大人になって、本気で助言をくれる人はいない。厳しいけれど、懐の深いけじめを持った人間味のある先生だ。
バイオリンをもっと頑張ろうと反省しながら、電車で最寄駅へ着くやいなや、様々な気持ちがこみ上げてまた泣きそうになった。
今後どうするべきなのか、自分の迷いが吹っ切れた日でした。



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