FXと四国遍路の物語

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第189回 FXとお大師様の言葉

2016年10月23日 11時42分59秒 | 日記
おはようございます。10月23日日曜日です。広島は曇り、何とか雨は降らないような天気予報ですが、日差しがなく寒い、、、。昨夜の日本シリーズではまずカープが1勝しました。野球ファンとしては、第7戦までゲームをしてほしいですね。

さて、本日のお大師様の言葉です。

原点へ返る

本当の自分の家は心の中にある

行行(ぎょうぎょう)として円寂(えんじゃく)に至り、去去(ここ)として原初(げんしょ)に入る。三界は客舎(かくしゃ)の如し、一心は是れ本居(ほんこ)なり。 ( 『般若心経秘鍵』 空海 )

仮の住まいから本宅へ帰ろう

 前回の「真言は不思議なり、観誦すれば無明を除く」に続くことばです。
 「ともに行こう涅槃の境地へ、あらゆる煩悩を去って出発点に帰ろう。この世界は仮の宿のようなもの、悟りを求める自分の心こそ本来の住まいなのだから」---。

 三界(欲界・色界・無色界の三つの総称)は人間のいる俗世のこと。真言(前回参照)を唱えてともに悟りの世界へ行こう、仮の宿から“本宅に帰ろう”と言っており、どことなく原点回帰、生命賛歌の明るい響きが感じられます。
 
 空海が四十五歳の頃、京の都で疫病が大流行し、嵯峨天皇は自ら民衆の病気平癒を祈願しました。その際、空海は天皇に「般若心経」を講釈して、ともに祈願したといわれ、『般若心経秘鍵』はそのときの講釈の内容をまとめたものです。ちなみに、このとき空海が唱えた「般若心経」の効力はすさまじく、瀕死の病人も次々に快方に向かったと伝えられています。

 真言の不思議な力を感じてみたくなったら、「一心は是れ本居なり」と念じて、「ギャーテイ、ギャーテイ・・・・」と口で唱えてみてはいかがでしょう。

  (出典 生き方が変わる! 空海 黄金の言葉   宮下 真 著 名取 芳彦 監修 ナガオカ文庫 抜粋 )

説明は不要と思われます。

FXで当てはめて考えてみると、思い込みと一心を区分けして考える必要がありそうです。
FXでは、思い込みはするなと言われています。こうだと思い込んでいると、相場が徐々に変化していっているのに、これを無視して、決定的な変化に気づいた時にはもう相当相場が動いた後ということになります。戒めの言葉としてこれを常に意識しています。

一心とは、安定した心と理解しています。真言を拠り所とし、そして考える力を備えていれば、雑音に振り回されることはないと思われます。

それゆえに、FX取引においても、思い込みなのか、それとも柔軟に判断しているのかを、よくよく考えています。

その時のよりどころは、相場の本流を把握し、それに基づいて現状を理解し、これからを考えることで構成していっています。目先の動きでは本流は把握できませんので、本流を判断するときは、週足や日足で行います。

相場のプロでも見誤ることがありますので、素人である一般大衆投資家が間違っても、深く気にしないことが良いと思われますが、なぜ間違ったのか、何か見落としていたのかなど、ミスの原因を探求しますが、プロほど状況を把握しているはずもなく、間違うのも仕方がないと考えていれば、多少は気楽になれるのではないでしょうか。間違えばすぐさま気持ちを切り替えて、極端な話、今までロングだったのをショートに切り替えてドテンエントリーするくらいの切り替えができれば良いと思っています。しかし、気持ちが熱いままでは、ドテンエントリーした時はもう相場が伸びないところかもしれませんから、エントリータイミングは慎重に行う必要があると思われます。


心を安定させ、何かのよりどころを持って判断し、それを信じて行動する、これに尽きるかと思っています。

現在の相場は複雑に動いています。確かにドル円は104円台で上値は重くなってきています。上抜け出来なければ下押しするようになると思われますが、なかなかこの方向も決まらず、しばらくはこの状態継続でしょうか。

ECB会合結果によりユーロ安が進行してきています。ユーロドルは究極1.0ドルのパリティーに向かっているようですが、まずは1.05ドルを狙ってくると思われます。この流れになれば、ドル高進行という流れになってきますが、米国政府はまだドル高を嫌がっていますので、どこかで「口先介入」はしてくると思われます。

先だって米国で報告された為替状況において、本邦の政府高官による円高けん制の口先介入が非難されていますので、100円付近になっても、今度は麻生大臣も口先介入はできないのかもしれません。

ドルインデックス指数も最近上昇してきています。これはドル高傾向にあることを意味しています。これらを合わせ考えると、いずれ相場の流れは転換することが想定されます。相場の上下を見て、始点終点を確認しておきたいと思います。そこが戻し目標箇所になる可能性が出てきます。

たとえば、ドル円は75円付近から円安が進行し、125円付近まで上昇しましたが、これから行くところは円高となって75円付近となる可能性も出てきます。こうやってドルが買われてパンパンに腹一杯になれば、今度はドルを売って、という流れになってくるわけです。この動きで相場を考えると、現在は103.8円付近ですから、ほぼ半値押し付近となります。ここからもう少し戻してから、再度下降へ向かう流れが本流として存在していると考えるのが相場のリズムから出てくる動きとなります。

小生の現在のロングポジションは11月下旬から12月中旬ころまでを想定したものです。そこまではもうしばらくですが、ロングが優勢で、その後相場は転換すると考えています。よくあるケースでは元旦早々の相場で、流れが転換といういうものもあります。今年がそうでした。1月2日の山から、下降し続けている現在の相場の流れです。

スキャルやデイトレ取引の方には理解は難しいのかもしれませんが、相場とは循環するものです。景気に好不況があるのはご存じのとおりです。これも循環の動きです。

もし、相場の見込みが異なってくれば、淡々とストップを入れるだけです。スイングの場合、ドローダウンに耐えることが前提にありますので、慣れないうちはこれは取り組まないほうが良いと思われます。確かにスイングはスキャルやデイトレとは多くの面で異なります。たとえば玉の大きさ。スキャルやデイトレよりもスイングのほうが玉数は小さいと思います。その分ドローダウンに耐えられるわけです。小生はそのように取り組みをしています。

原油価格動向ですが、減産同意には、サウジアラビアの国債発行と関連がありそうです。原油価格が下がってくるとサウジが国債価格を維持することは難しくなります。そして、サウジ政府は国債償還用原資として産油量増産が必要となってくるはずですから、ジレンマに陥る可能性もあるわけです。サウジが脱石油を打ち出している理由もこの辺にありそうです。

これからまた、ドル円チャートをのぞきこみます。何か見落としているものはないかと。

本日も訪問いただきありがとうございました。今週もよろしくお願いします。合掌

















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