ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『脳をやる気にさせるたった1つの習慣』レポ(1)

2017-04-27 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『脳をやる気にさせるたった1つの習慣』茂木健一郎〔もぎ・けんいちろう〕著(ビジネス社)◆◇◆

脳はもともと怠け者。だから「書く」ことでスイッチを入れる!

はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。

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文字を書くと脳の確実性を高める

脳の中のワーキングメモリーは、とても小さな容量しかない。
勉強したという充実感も、脳はすぐに忘れてしまう。

脳に充実感を与えるためには、文字にして記録すること。
それを脳に再確認させていくことだ。

記録することだけが、やる気を継続させることに役立つ。
漠然と目的意識を持っているだけでは、忘れてしまう。

書いて、脳の外に不動点を築くことで、脳は新たな確実性を手に入れる。
さらに、不確実性を積み増せるようになる。
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最近は、どちらかというと・・・。
「文字をしっかり書いていく」とは反対の動きが目につきます。

150530の新聞記事に「学生スマホ 授業で活用」がありました。

小見出しには、肯定的な言葉が並びます。
「投票・意見 スクリーンに次々」「集中力高め 参加促す」。

その大学では、スクリーンに題材を写し・・・。
学生が自分のスマホで、自分の感想の選択肢を投票する。

スクリーンでは、棒グラフで各選択肢が伸びていく。
さらに、自分の意見を書き込む。
スクリーンでは、次々と意見が表示されていく・・・。

・・・そのような授業でした。

小中学校でも、タブレット端末をクラスの人数分導入して・・・。
それを使って授業をする動きがあります。
授業が面白くて、参加もできて、飽きないというメリットはあると思います。

でも、こればかりでは・・・。

● 知識が深まったり
● 知識が定着したり
● 試行錯誤したり

・・・そのよう面が弱いように感じます。

アビット新白岡校では、今のところ書かせることが多いです。

ある程度説明したら、「はい、大問3をやって」という感じですね。
残りは宿題となり、やはり書くことになります。
次の週は、その宿題の確認テストがあり、さらに書くことになりますよ。

最近の授業は、デジタルとアナログのやり方があるわけです。
この2つがうまく同居すると、よりよい効果が出るのかもしれません。

学校でタブレットを多く使用する先進国では・・・。
小さい子どもが鉛筆やペンで文字を書けない(書きにくい)場合があるそうです。

デジタルへの偏りに注意したほうがいいように思います☆

「読むことは人を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする」
 (フランシス・ベーコン Francis Bacon イギリスの哲学者、神学者、法学者)

・・・次回へ続く。

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脳をやる気にさせるたった1つの習慣ーなぜやりたいことを書きだすと実現するのか?-
茂木 健一郎
ビジネス社

 

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