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埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

埼玉県私立高校入試、始まります(2017年度)

2017-01-21 | 勉強コラム

写真は、大宮開成高校、武南高校、春日部共栄高校、栄北高校・・・。
埼玉県私立高校の入試過去問です。

170119の新聞記事に、「私立高校に 延べ58609人」がありました。

埼玉県学事課は、170118、県内の私立高校の入試応募状況を発表しました。
170113時点の中間状況です。

詳しくは、埼玉県教育委員会のHP↓をクリック。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0204/nyuusi.html

全日制は・・・。

● 14570人の募集(47校計、内部進学を除く)
● 58609人の応募(延べ人数)

・・・応募人数は、前年に比べ1549人増えました。

募集人数について、前年と比べると・・・。
5校が計179人増やしています。
一方、春日部共栄高校が20人など、5校が計58人減らしています。

全体的に応募人数が増えたのは・・・。
インターネット出願や郵送出願が増えたからとありますね。

埼玉県の私立高校入試は、170122から始まることが多いです。

ところで、埼玉県の私立高校入試は、入試の得点がすべてではありません。
埼玉県の中3生が受験する「北辰会場テスト」の偏差値【SS】が大きいです。

「北辰会場テスト」の公式HPは、↓をクリック。
http://www.hokushin-t.jp/

私立高校の個別相談では、私立高校の先生に・・・。
北辰テストの【SS】を見られます(学校の成績も見られますが)。
北辰テストの【SS】、よいところ2回の平均を見られることが多いです。

中3の4月分(第1回)から2回分を見られる場合や・・・。
中3の7月分(第3回)から2回分を見られる場合もあります。
最近の学力のほうを重視して、第3回から2回分のほうが多いですね。

私立高校は、学力別にコースがわかれていることが多いです。
5~6コースある私立高校が多いですね。
コースごとに、私立高校が決めた北辰テストの【SS】基準があります。

自分の北辰テスト【SS】が、その基準に達していれば・・・。
個別相談のときに、私立高校の先生が「このコースで大丈夫でしょう」と。
そのように言ってくれます。

まあ、問題ある気もしますが、それだけ北辰テストが信頼されています。
必ず試験会場があり、塾の人間も学校の先生も採点にかかわりません。
レベルと傾向は、埼玉県公立高校入試に似せて作ってあり、学力を測りやすいです。

だから、それを使うのは悪いことではないのですが・・・。
あまりにも、「もう北辰の【SS】が基準いっているから余裕~」みたいな。
そんな雰囲気が、子どもにあるのが難点ですね★

私立高校の先生も、しっかり言ってくれればいいのに・・・。

● 「北辰の【SS】基準があった上で、入試では60%以上得点すること」
● 「入試で60%以上取れないと、北辰の【SS】基準があっても不合格になる」

・・・そんな感じで。

そうすると、私立高校の過去問を勉強するときでも、気合いが入ります。
子どもも、ナメないで入試当日を迎えることができるでしょう。
私立高校にとっても、子どもにとっても、よいことだと思うのですが。

実際は、個別相談で「このコースで大丈夫でしょう」と言われていれば・・・。
余程・・・でない限り、不合格にはなりませんね。

だから、埼玉県の私立高校入試は、「ガチ」ではないともいえます。
中3で8回ある北辰テストのほうが、「ガチ」ですね。
塾でも、どうしても北辰テストの対策に意識が向きます。

私立高校の問題は、けっこう難しいものまで出題されています。
学校にもよりますが、北辰テストで90点以上取れる【SS 70】の子どもでも・・・。
60点~70点ということもありますね。

だから、私立高校の入試問題は「60%取れれば本当に合格」。
そんな感じで作られているようにも見えます。
もちろん、細かい合格最低点は学校によりますが。

しっかり勉強すると、このあとにある公立高校入試にも役立つと思います。
できれば、私立高校を2校ほど受験して・・・。
2校分の過去問を勉強してほしいです。

さて新聞記事より、大宮開成高校の志願者数を見てみましょう。

● 募集人員が380名
● 単願の志願者が127名
● 併願Aの志願者が1656名
● 併願Bの志願者が125名

単願というのは、原則、もう大宮開成高校しか受験しない子どもです。
どうしても大宮開成高校に入りたい子どもですね。
だから、個別相談で「大丈夫」と言われていれば、全員合格するでしょう。

すると、380-127=253・・・。
「え~? あと253人しか合格できないの?」
そう思うことがあるかもしれません。

併願というのは、私立高校に第一に入りたい子どもではありません。
「もし公立高校が不合格だったら、お世話になりたい」子どもです。
つまり、私立高校入試のあとにある、公立高校が第一志望です。

併願Aと併願Bを足したら、「1656+125=1781」・・・。
1781名もの受験生がいますよね★
「1781-253=1528」、「え? これって、1528人も不合格になるの?」

でも、個別相談で「大丈夫」と言われているなら、安心してください。
1781名の大部分は合格して・・・。
さらに、1781名の大部分は公立高校も合格することになります。

公立高校に合格すれば、公立高校優先で入学となりますから。
1781名もの併願受験の子どもが・・・。
全員、大宮開成高校に入学するわけではありません。

だから私立高校側では、計算して多めに合格を出す、ということになります。
併願受験で、大宮開成高校に入学する子どもは・・・。
公立高校が不合格だった253人くらいになることでしょう。

計算違いで、募集人員の1割増しくらいで入学者が出てしまったら?
・・・安心してください、それでもみんなしっかり入学できます。
まあ、2割~3割増しだと、色々問題が出てくるようですが★

埼玉県の中3生、ほぼ全員が私立高校を受験すると思います。
60%くらいは点数を取れるように、過去問を勉強しておきましょう。
そして、入試当日は自信を持って、受験会場に向かってほしいです☆

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コメント
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