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クローバーフィールド ~HAKAISHA~

2008-04-20 | 本全般・映画・音楽等

 観て来ました、「クローバーフィールド Cloverfield /HAKAISHA」


監督 マット・リーヴス

出演
 リジー・キャプラン (マレーナ)
 マイケル・スタール=デヴィッド (ロブ)
 マイク・ヴォーゲル (ジェイソン)
 オデット・ユーストマン (ベス)
 ジェシカ・ルーカス (リリー)
 T・J・ミラー (ハッド)


 ネタバレしてもいいですよね、と言うか、ネタバレせずに感想書いたら、ただの一行で
終わってしまいます。

 
 それに遭遇した人のハンディカムで撮影された、一種のドキュメンタリーという手法は
かの「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」とまったく同じで、画面に酔うのも
まったく同じ。いやー、これはさんざん比較されるんだろうな。

三番煎じくらいか?と半ば疑いながらも、シアターへ。






(ここからネタバレ含みます。スクロールしていってください)













ここから。




 予告編が一番、面白かった。
宣伝戦略(戦術?この場合、どっちなんだろう)が成功した例じゃないですかね?


ただ、あのモンスターが何か、何のために存在するのか、彼らはどうなったのか、などの謎は
一切明らかにされないまま終わってしまい、観客側は、悪い意味での置いてけぼり。


ハンディカムに入っていたテープに録画されていた、4月の恋人達の日常と、その上に
重ね撮りしてしまっているように見えた、約1ヶ月後にあたる本編とのギャップが悲惨さを
倍増させてるようです。

N.Y.はセントラルパークが最期の地となるわけですが、これはおもしろいことに先月、
「魔法にかけられて ENCHANTED」でヒロイン・ジゼルがおおはしゃぎした場所。
なんだって皆揃って、同じ場所で撮るんだ・・・・・・



 その4月の日常のシーンは、本編のカットの合間に細切れで私達の前に現れます。
絶対、そこに何か隠されてると思うじゃないですか。
モンスターは、ありがちな政府の陰謀だったのか、生物兵器の暴走だったのか、はたまた
「グエムル」みたいな突然変異種だったのか。何かしらのヒントがあるのかなと、
しっかり目をこらして観ていたのですが、置いてけぼり。


どこかでひねりや裏切りがあるのかと思ったら、それもない。
例えば助け出したベスが実はモンスターに乗っ取られていて、ラストシーンで牙をむくとか
咬まれた人は一見普通なんだけど実は保菌者で、そこからまた悲劇が始まるとか。
客電がついた時に、あちこちから「これで終わりー?」というつぶやきや、失笑がわいて
いたのは否めない。



 しかも、肝心のモンスターがもう、ぜんぜん怖くない。
むしろつまんない。
猫で言うところのスフィンクスみたいな、ツルツルの肌に、お約束の巨人タイプ。
長いカギ爪と長いシッポで、街を破壊しまくるだけ。
だからサブタイトルが「HAKAISHA」なのでしょうけれどね。


 時代に合わないんじゃないかな。


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1 Comments

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へぇぇ (miya)
2008-04-20 12:51:23
予告編が一番おもしろいのかぁ。
私も興味あって、チェックしてたんだけど、見に行くのやめようかなぁ・・・。

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