花鳥の郷をつくる会 ミツバツツジとササユリの郷

花鳥の郷の季節の風景やイベントのお知らせ。郷つくりの様子も発信し、花鳥の郷への理解や関心を持ってもらう。

2016ササユリ見学会 6月

2016-09-07 17:39:25 | 日記
 今頃になって申し訳ありません。
 当ブログ(つくる会)の中心テーマの一つ、『ササユリ見学会』の報告をします。
 最近の気象状況でササユリの開花時期にも変化が起きているのでは・・・。今年は、例年より1週間早く開催しました。
ちょうど見頃のササユリと出会え、参加者から喜びの声を聞くことができました。花鳥の郷をつくる会の事務局長・橋本からの報告です。
報告1  6/5今年第1回のササユリ見学会について

 強い希望があり、小雨ながら決行。参加者22名。
 押原レストランから歩いてすぐの坂道に数本の開花したユリを見かけました。
  いきなりのユリ出現に感動と期待の声が・・・
  アザミやウツボグサ、ドクダミの花を愛で、茶畑を眺めながら小南さんの小屋へ
 出迎えていただいた小南さんからササユリ保護のお話を聞き入山。1〕
 ユリ園に入ると10数本のササユリがお出迎え、各所で歓声が上がり、そして撮影モードに・・・・・
 ササユリはちょうど見頃。開花したもの、膨らみかけたつぼみ、そしてまだかたいもの・・・と入り交じり、清楚な姿形、色合い、香どれをとっても期待を満足させてくれるものでした。
 畑には、6輪の花を付けたみごとなユリも見られました。
 ササユリ保護の苦労話、炭焼きの話、サンショウウオやモリアオガエルの話等話題いっぱい、時間が過ぎるのを忘れるほど・・・。いっぱいのお話と木酢液、竹杖をお土産にいただいてササユリと別かれたのは12時過ぎきっと満足いただけたのではないでしょうか。



報告2  見学会2日後の今日の様子

 小南ササユリ園の様子が気になって、朝からのぞきに行ってきました。
 6輪のササユリはすっかり満開状態。おそらく10年以上の星霜を生き抜いた花でしょうね。
 山のユリ園の花たちは更にたくさん咲いていました。つぼみを含めて100本はあるのではないでしょうか 見事としか言い様がありません。
 10年近く前、「シシにやられてあかんわ」と嘆いておられた時以来、ユリの生息地を柵で囲い、木を間引き、下草を刈り、さらに鹿よけに柵を高くし、近は電気柵を張り巡らして獣害対策に力を入れられた成果です。一度生態系を崩すと大変なことになる一例でしょうか。
 小南さんご苦労様、そしてありがとう。

 軽トラで5分、気になっていた花鳥の郷のササユリの様子を見に走りました。
郷の入り口ポールのすぐ左側に自然生えのユリが3輪、白い花を咲かせていま
した。〔写真4と5〕
 その30㍍先にも2本のユリが笹の奥で不安げに咲いていました。私たちが気に
とめながら笹退治を怠るなど世話をしなかったせいでしょうか。
 今年からはしっかり世話をし、自生地をよみがえらせたいも のです。
 そして入り口から300㍍、私たちの作業道にも一輪、ピンクの濃いユリが咲いていました。
 葉を4~5枚付け来年くらいには咲きそうなものが2本、発芽1~2年目の一枚葉
の苗も数本ありました。
 ササユリたちのそのたくましさに感動です。今、会員の庭で来春の発芽を待っている苗を成長させ、適地に戻す作業を成功させたいと考えています。

 小さなササユリの苗。村の中にササユリの花を増やそうと取り組んでいる私たちに希望と期待を持たせてくれる発見です。獣害・昆虫害・人害に合わず無事に成長して欲しいものです。

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