勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

シルミド/SILMIDO(2003年)

2004年06月11日 | アジア映画
タイトル シルミド/SILMIDO

---感想---
事実に基づく映画である。人口3500万人の韓国で、1903年の韓国で映画が初めて上映されて以降、史上初めて観客動員1000万人を越えた映画でもある。最終的には1200万人を動員したらしい。1968年、冷戦の対立が激しい頃、北朝鮮から送り込まれた大統領暗殺部隊への報復として韓国で結成された684特殊部隊。その特殊部隊隊員の悲惨な物語を描いた映画です。

1960年代と言えば、アメリカでも、カストロ暗殺を狙い亡命キューバ人を訓練してキューバに送り込んだピッグス湾事件もあった時代。キューバ危機もありましたね。また、韓国はいまの様な民主化された政権ではなく、軍人が政権を取っていた軍事政権時代。様々な、語り尽くせない複雑な要素が、この事件の背景にはあります。決して時代のせいにはしたくありませんが、冷戦がなくなった時代に生きる今の我々には、想像もできない時代だったと言うことですね。

それにしても韓国映画は凄いね。徴兵制があり、一定年齢以上の男性国民は全て軍隊経験があるからと言えばそうかもしれないけど、銃撃戦などの戦闘シーンがリアル。でも、実際、結構人が死ぬんですが、それほど嫌な感じはしませんでしたね。むしろ、最後は泣きそうになってしまいました。

英語版HP:SILMIDO from Yahoo!

公開年 2004年
監督 カン・ウソク
出演 ソル・ギョング、アン・ソンギ、チョン・ジェヨン、ホ・ジュノ

[2004/06/11]鑑賞
[2006/01/09]投稿


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