勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ブラインドネス(2008年)

2008年11月22日 | 洋画(その他)
伊勢谷友介と木村佳乃が出演して話題にもなった映画。突然、視野が真っ白になってしまい失明してしまう伝染性の奇病。感染間は瞬く間に広がっていくが、有効な対策は無く、感染者は、不衛生で危険な環境の収容所に閉じ込められる。多数の失明者を収容した収容所は次第に秩序を無くして行くが、その中に、一人だけ、目が見える人間が紛れていた。

この映画のテーマは、何なんでしょう? 目が見えないと言う現実の前に無力を感じる者、権力欲を剥き出しにして、人々を虐げて君臨しようとするもの。そして、その目が見えない人々を人間として扱わない看守たち。そう言う環境の中でも、収容者たちは助け合って生きていかなければならない。人間の尊厳って、何なんでしょうね? 考えさせられてしまいます。

この手の映画で日本人が出ても端役の場合が多いですが、この映画では違います。製作国の一つに日本も入っているからだとは思いますが、最初の失明者が伊勢谷友介だったりと、結構重要な役を与えられています。日本語のセリフにも、日本語字幕が付けられていますが、これは、聴覚障がい者のための配慮でしょうか?

物語後半の市街地のシーンは、うち捨てられた雰囲気満載ですが、ブラジル・サンパウロとウルグアイ・モンテビデオで撮影されているそうです。近代的な街なのに、汚れきっていて、無法地帯的な雰囲気が十二分にかもし出されています。

最後がどうなって終わるかはしるしませんが、「えーっ!」と言う感じがしないでもありません。この映画は、その結末を楽しむというより、結末に至るまでの過程を考えると言うのが、正しい鑑賞の仕方なのかもしれません。

タイトル ブラインドネス
原題 Blindness
日本公開年 2008年
製作年/製作国 2008年/日本=ブラジル=カナダ
監督 フェルナンド・メイレレス
原作 ジョゼ・サラマーゴ
出演 ジュリアン・ムーア(医師の妻)、マーク・ラファロ(医師)、アリス・ブラガ(サングラスの娘)、伊勢谷友介(最初に失明した男)、木村佳乃(最初に失明した男の妻)、ダニー・グローヴァー(黒い眼帯の老人)、ガエル・ガルシア・ベルナル(バーテンダー/第三病棟の男)

[2008/11/22]鑑賞・投稿
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