勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ワールド・オブ・ライズ(2008年)

2008年12月21日 | 洋画(アメリカ系)
もはや定番の、中東モノの映画です。やっぱり、中東の現状が収まらない限りは、映画の舞台となるのは続くのでしょうか・・・。冒頭”この映画はフィクションである”と言う旨のクレジットが出ますが、同時に”現実にもこの様な事は行われている”と言う旨のクレジットも出ます。現実に近いフィクションと言うことでしょうね。もっとコミカルな感じなのかと思っていたんですが、全然違っていました。

現場のファリス(レオナルド・ディカプリオ)を安全な会議室や自宅から操るホフマン(ラッセル・クロウ)。その構図に、思わず「事件は会議室ではない! 現場で起きているんだ!」と言いたくなる感じです(ウソ)。それにしても、何千キロも離れたところから、リアルタイムで現場を見ながら指揮する事が可能であると言う事が、イラクやアフガニスタンの事態の収拾を困難たらしめているのではないでしょうか?

遠く離れた本国から現場を操ると言う構図は、ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットの『スパイ・ゲーム』にも似ていますが、話の内容は全く異なります。『スパイ・ゲーム』の場合は、本当は現場に行きたいのに今日が退職の日でままならず、これまでのコネと英知を使って現場を操ると言う話ですが、こちらの『ワールド・オブ・ライズ』は好き好んで遠く離れた本国から現場の工作員を駒の如く操ると言う話。出演俳優の組合せも、ベテランのイケメンと若手のイケメンと、同じ感じなんですけどね。全然違っていますね。

ラッセル・クロウが、何か、冴えない管理職役です。冴えない見た目でも、侮ってはダメ。自分の目的のためには、部下を駒の如く使う冷徹な一面も見せています。他方、その部下役のレオナルド・ディカプリオ。やはり主演した『ブラッド・ダイヤモンド』と同じように、現場主義のハードな役どころを演じています。彼は、『タイタニック』の様な単なるイイ男と言う役どころではなく、こう言うハードな戦う男と言う役どころが好きなんでしょうか。

ハニ・サラーム役のマーク・ストロング。イギリス出身らしいのですが、言葉も見事に、それっぽい英語。まぁ、巻き舌で話せばそう聞こえるのかもしれませんが。でみ、見た目もちょっとそれっぽいです。また、イスラエル出身の俳優がアラブ人の役を演じているのは、中々皮肉な感じがします。ハリウッド映画の為せる業ですね。

単なるフィクションとは思えない、真に迫った内容です。物語が、物凄くドラマチックなわけではありません。中東の現実を見ているような気がします。

タイトル ワールド・オブ・ライズ
原題 Body Of Lies
日本公開年 2008年
製作年/製作国 2008年/アメリカ
監督 リドリー・スコット
出演 レオナルド・ディカプリオ(ロジャー・ファリス)、ラッセル・クロウ(エド・ホフマン)、マーク・ストロング(ハニ・サラーム)、ゴルシフテ・ファラハニ(アイシャ)

[2008/12/21]鑑賞・投稿
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