人生ブンダバー

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10/22 傘寿記念コンサート 小林仁 ピアノの世界

2016-10-29 09:00:00 | 音楽

増山先生から「このような演奏会があります。よろしければ・・・・・・」と
ご案内があり、10月22日(土)、「傘寿記念コンサート 小林仁 ピア
ノの世界」へ(於洗足学園音楽大学シルバーマウンテン1F)。

洗足学園音楽大学シルバーマウンテンは、平成25(2013)年8月に
新しくできあがったものだ。
正門で守衛さんに「シルバーマウンテンはどちらでしょう」と訊くと、
「すぐそこです。入口は右側になります」と親切に教えてくれた。

自由席なのでいい席を確保しようと開場30分前に行ったら、早すぎ
るくらい、まだまだ受付の準備中だった(笑)。

30分ほど写真を撮りながらブラブラしていたら、年長のご婦人から
「すみません、シャッターを押していただけないかしら。4人を撮って
いただきたいのですが」
と頼まれ、
「あ、はい(おやすい御用で)」
「有難うございます。私、この日のために名古屋から参りました。今
日も出演する娘が--といっても、もう大きな大人でございますが、
高校の頃から--もう30年以上になるでしょうか、小林先生にはお
世話になっておりまして」
「そうですか。今日はおめでとうございます。楽しみに聴かせていた
だきます」。

会場の座席はせいぜい150席、少人数の、ぜいたくな演奏会だ。
開場と同時に真っ先にホールに入場すると、小林先生が右側後列
に座っておられたので、大きな声で
「今日はおめでとうございます」
とご挨拶すると、先生はニコニコと、
「有難うございます」。
Wikiによると先生は三重県四日市市のご出身だとか。私も大学入
学前は四日市に住んでいたことがあるので、先生には「普通以上の」
親しみを覚える。


手作り風のプログラムに温かさが感じられる。

<プログラム>



上記プログラムを拡大


以下、まことにつたない感想を・・・・・・ (プログラムをご参照)
開演時間17時になると、音楽を知っておられる方が多いのか、自然
と会場がシ~ンとなった。

1.バッハ/小林仁編曲 2台チェンバロのための協奏曲
アナウンスもなくお二人が拍手で登場。お二人のアイコンタクトから
演奏へ入る。イン・テンポの妙と言ったらいいかしらん。5~6mの距
離で聴く「ステレオ演奏」、バロックの世界にしみじみとなった。fからp
への息の合った転換がすばらしい。

2.メンデルスゾーン/小林仁編曲 オルゲルソナタ第6番 ニ短調
ゆっくりとした、静かな部分は一人、書斎で聴く感じ。一方、激しいfの
部分ではパッションがはじけた。このあたりはまさしくロマン派?松川
さんの生は初めて聴いた。

3.ロッシーニ/小林仁編曲 「セビリアの理髪師」序曲
ピアニスト4人とともに、小林先生が譜面台と楽譜を持って登場。
「すみません、あまりまとまりがよくないので、急遽指揮をやることに
・・・・・・(笑)」。序曲だけにテンポの変化がある。1stヴァイオリンの部
分はひたすら弾きまくる。盛り上がるところは先生も渾身の指揮ぶり。
終わると、先生は4人のピアニストに惜しみない拍手を送られた。

4.小林仁 こどものためのやさしいピアノ小曲集 「音のスケッチ」
左右2台のピアノを交互に使って、小林先生のお弟子さん--といっ
てもそうそうたる先生方が、麻野さんの曲名紹介で16曲を順番に弾
いて行く。
「輪になって踊ろう」とか「悲しみのワルツ」などというタイトルがまさに
曲想を表現しているのに驚いた。「こどものための」となっているが、
これらをきっちり弾けたら大したものではないかしらん(私はピアノは
まったく弾けないけれど)。増山先生は「チェロはうたう」を演奏。
14人の先生方が学生時代に戻ったかのような「発表会」だ。




5.ショパン 
 ノクターン ト短調
 マズルカ ト短調
 マズルカ ハ短調
休憩後に小林先生が登場。「皆さん、こんなにたくさんお運びいただ
き、有難うございます。最初はごく内輪でやる予定で、公開するつも
りはなかったのですが・・・・・・。私は既に引退しておりまして、もしか
するとお聞き苦しい点があるかもしれませんが・・・・・・」と、偉い方ほ
ど謙虚なご挨拶。
1曲目、最初の出だしの音がすばらしかった。先生は背筋を伸ばし、
身体を揺すらず、目とピアノの距離を一定に保って、演奏した。
6.ドビュッシー 前奏曲集第2集
 「ヒースの茂る荒地」
 「月の光がふりそそぐテラス」
ショパンから一転して、進化したドビュッシーの世界が現れる。管弦
楽が聴こえる錯覚に陥った。

7.日本歌曲
木下先生最後の(?)お弟子さんである麻野さんがニコニコと登場。
まことに聴き慣れた日本の歌が、小林先生の伴奏編曲で生まれ変
わるおもしろさを堪能する。麻野さんは安定した、まことに真摯な歌
唱。とくに初めて聴いた「時雨の頃」は、木下先生直伝かしらん、す
ばらしかった。

8.モーツァルト/グリーグ編曲 ピアノ・ソナタ ハ長調
メロディーが2台のピアノ、左に行ったり、右に行ったり。リタルダン
ドなどお二人の息がぴったり。まさしく阿吽(あうん)の呼吸。

9.チャイコフスキー/ランガー編曲
  交響曲第5番 第4楽章
低音から開始する、おなじみの曲。アッチェレランド、リタルダンド、
ア・テンポなどかなりアゴーギクのある曲だが、どなたがリードすると
もなく、むろん指揮者もなく、4人がぴったり合わせてコーダまで盛り
上げた。主旋律にフォローして合わせるのは神業かな?

会場の拍手の中、客席の後ろで聴いておられた小林先生がニコニ
コと登場。小学生の女の子から先生に大きな花束が贈られる。

アンコール・タイムは、その子と先生の連弾。大きな拍手が続く中、
「もうタネが尽きそうですが・・・・・・(笑)、前奏曲集の中から」(と言わ
れたかしらん)と、先生はさらに「2分間」のアンコール。
最後は、先生を中心に皆さんそろってご挨拶。お開きとなった。

ピアノで聴く、バッハから古典派、ロマン派、そして印象派まで。大変
おもしろく、そして勉強になった。



15:36 あざみ野より


15:45 溝の口着


15:50 
JRみどりの窓口 JRのチケット購入はここまで来なければならない。


15:51 武蔵溝ノ口駅付近で、ちょっと迷いつつ南口へ。


15:52 14号線を進む


15:54 洗足学園が見えてきた。


15:56


15:58 卵形のシルバーマウンテン


15:59 シルバーマウンテン入口


16:00 構内


16:00 同上


16:01 同上


16:02


16:02


16:06 シルバーマウンテン内会場ロビー


16:06


16:13 ホール開場前 受付を準備中


16:25 お客様が仲良く開場待ち


16:27 ホール内ではぎりぎりまでリハーサル中


16:47 開場後


16:47


16:48 2台のスタインウェイ


16:50


16:51 調律中


16:51 母子で聴きに来られた方も


18:06 休憩時間 地下ではオペラを上演中 こちらも「満員御礼」。


18:08 休憩中


18:11


19:25 皆さんそろって、グランドフィナーレ





19:32 溝の口駅前 大賑わい 立ち寄らず。


19:46 溝の口より


19:56 あざみ野着

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