勝地(かつち)ブログ

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NO.1458 ゆうきの会

2013年03月10日 22時22分07秒 | Weblog
今日も「かつちブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます。


檀家さんに菩提寺のお大師講の案内を配って回り、猟友会員に有害駆除の許可申請書類提出の案内を配って回り、そして精神障がい者家族会「ゆうきの会」発足会に出席しました。
この家族会は平成21年から動いて家族同士の交流を深めてこられましたが、このたび、家族の思いを発信するために家族会が必要と結論され今日の発足会となりました。養父公民館に約50人近くが集まり発足会。

規約に明記された家族会の目的は、養父市に居住するこころの病気で生きづらさを抱えている当事者の家族を会員とし家族のピアカウンセリング、相談支援及び当事者の自立と社会参加の促進のための啓発活動や施策への提言を行うとされ、会長は西村恵子氏です。
議会議長として紹介を受け、市議会も昨年9月議会で精神疾患への理解と対策を求める「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見書を採択していることを申し上げ、支援していく姿勢の挨拶を述べました。

総会後の基調講演、精神保健福祉士・藤田修美氏の「こころの病の理解と支援~その人らしい暮らしを考える~」では、相手の不完全さを責めたり、恥をかかせたり、面目を失わせたりすることで行動を改善することはできない。居場所があり困ったと話せる人がいることが必要で、他人と比較するのではなくちょっと前の自分と今を比較することで、過去と他者はかえられないけれども自分は変わることができることを教わりました。講義に聞き入ってしまい、いい集まりでした。


養父市では平成23年度で延べ1353人が八鹿病院精神神経科外来を受診し、精神通院医療受給者は185人、自死は平成18年から23年の6年間で38人にものぼっています。
ちょっとしたことで、たまたま、その人は心の病におかされたのです。誰でも可能性はあります。国民の40人に1人が患っています。精神疾患対策の不備は当事者や家族に多大な負荷をかけるだけでなく膨大な社会的損失であることはいうまでもありません。正しい理解と総合的長期的な対策が必要です。


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