勝地(かつち)ブログ

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NO.1194 我田引水

2012年04月12日 21時55分30秒 | Weblog
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暑かったです。春ってなもんではない陽気でした。市内いたるところで桜が一気に満開。

八鹿氷ノ山インターチェンジ開通を11月に控えて、消防本部敷地に啓発看板がたちました。大きな交差点前なのでよく目立ちます。

さらに豊岡方面に北伸する工事も始まりました。八鹿にスポットがあたっている期間、そう長くはないと思われます。周りのせいにせず振興策に本気で頑張っていくしかないです。

軽トラでクーラをかけながら、伊佐地域全域と下網場区、朝倉区に後援会機関誌を配ってすべて予定は終了です。1450部くらい配ったことになる。読んでもらってるのかな。でも、読んでくださいって手渡すと、ああいつもご苦労さんと言ってもらえるまでになったのです。

配りの途中、田んぼを5町歩ばかりつくっておられる方、まあ座れと椅子をだしてもらい、農業苦労の長話を聞きました。養父市のような狭い耕地では儲かる農業は程遠い、若い者に農業をやれとはよう進めん、でも60過ぎたら自分の田んぼくらいはつくって欲しい、それでいい。

無農薬で米をつくるには害虫駆除が必要だが、春先の畔草焼きをさせてもらえない。カメムシなど害虫が越冬している草だ。畔草焼きの許可を一日しか出してもらえない。せめて一週間くらいの期間にしてくれないと雨具合で出来ない。だから今年はせずじまいだ。お役所しごとは融通がきかないし、農業体験してないから知らない。

我田引水しないから田んぼが荒れる、何のために昔からため池があるのか判っていない、棚田は上から水をあて植えていくもので、下の田んぼは一週間遅れの田植えになるのは当たり前だ。一気にやろうとするから無理がでる。

農業ほど個人の力量差がでるものはない、だから集落営農組織は儲けの再配分でもめる、上手くいったためしはない。ほとんどが崩壊。1~2か所続いているが、農政のメンツがあるからあの手この手の補助制度でなんとか継続しているようにみえるが中身は赤字だ。

農業は生かさず殺さず、昔から今もそうだ。米生産調整目標に至らず生産がオーバーしているから転作しないと10アールあたり15,000円戸別所得補償がもらえなくなる、だから米粉米をつくってくれと。米粉米30キロ袋3千円という安値だそうな。儲からない。

ほんとにそうだと思います。話し終えて別れてから、我田引水という響きが妙に心に残って。わが身を肥やすことの悪いイメージで使ってましたが、百姓って、我田引水をしっかりしないとダメなんだと。私が手助け出来ることは、田畑を荒らす有害鳥獣の駆除、これで少しばかり役に立ってるつもりでいます。自己満足ですけど。

桜写真を撮るつもりでしたが終わってみると、春電車、という構図になって、これはこれでグッドでした。八鹿駅近くの八木川鉄橋です。


午後3時、関宮温泉・万灯の湯をのぞいて直営での営業開始を確認し、現場課題の調整一つ。その後、有害鳥獣のくくり罠パトロール。オス鹿1頭捕獲、これは大きかった。すこしビビりました。

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