凡人日記

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四人組とその仲間たち、その23に行ってきました

2016年12月09日 | コンサートレポート
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全曲新作の四人組(池辺氏、新実氏、西村氏、金子氏)と今回の仲間に中村氏を迎えてのコンサート。

今回のテーマは「調和の原点ー単色と双色でー」ということでソロまたはデュオの作品が並んだ。


西村氏の作品がとても好みで、CDや楽譜を揃えているのだが、よく~全音楽出版社委嘱~という文字を目にし、このコンサートを知った。
以来、須川氏の委嘱作品でも同様な文字を目にし、いつかこのコンサートへ訪れたいと願ったいた。

地元大阪でバリバリ活躍され、僕もよく聴きに足を運んでいたいたことから大好きな西村氏はもちろん、吹奏楽コンクールでその存在を知り、ラ・ヴァルスFで虜になった新実氏、巨匠とも言える池辺氏の作品はとにかく楽しみで、期待を遥かに上回る演奏であった。


中村氏の作品は身体や日常生活と近い作品。
MCにて西村氏が言っていた通り、癒し系現代曲と言わんばかりの印象であった。

金子氏、池辺氏の作品は内容はもちろん、ギター、それから声楽と普段では聴けない現代音楽のジャンルでとても興味深かった。

とりわけ池辺氏の声楽の現代音楽は、もはや役者と言わんばかりに歌うことよりも擬音、ブレス音、声(セリフ)、などありとあらゆる音を使っており、声楽も行くところまで行ってるんだなと感じた。


西村氏の作品は現代音楽のサックスを超越した、別次元の音楽に感じさせられた。
やっていることはお決まりのポルタメントや重音など、Water shadowにもよく出てくるものだったが、強烈な内容は強烈な演奏によってもたらされ、グロテスクな、サックスを新たな境地へと連れ出すかのような音楽であった。
あれは須川氏にしか表現できないだろう。とも感じた。


そして今日、一番僕の好みだったのは新実氏のピアノエチュード。
(ハラーハラの後だったためか)割と聴きやすく、しかし新実氏独特のリズム使い、音使いで一度世界にはまると抜け出せなかった。

まさにピアノの中から出てくるのは音楽というより宇宙であり、ホールの空調の音がうるさく聴こえるほど、その世界を味わうことができた。


どの作品も素晴らしく、何度も聴きたいとは思うが演奏したいとは気軽に言えない。

サックスだけでなく、どの楽器も限界に近づきつつあるようだ。
しかし、今日の中村氏のような新たな印象を与える作曲家も芽を出し始めているようなので、いまの日本の先頭を行く現代音楽作曲家と、新世代の現代音楽作曲家とますます楽しみである。
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