katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

オ-ドリ-教室

2012-02-19 04:42:33 | モザイク教室
まずはテ-ブル作り。これは来るまでの時間だから、ほんの少々の前進。


それとみどりに頼まれた下地が完成。


と言う訳で先に来たのはみどり。その後すぐにオ-ドリ-が来て2人が揃う。
明日がユニディの取り付け日なので作品を間近に見られるのは今日だけだし、

さくらの貝の下地だったり、緑の下地だったり、俺のテ-ブルだったり、興味があれば
見るものは満載・・・。そんな中、オ-ドリ-さんの次回作は?って言う質問があって

・・・みどりには説明はしたんだけれど、実は壁掛けの古時計を作るのね。
って事で、まずはニトリへ行く事になるのだけれど、その前に良い機会だから2人に説明

あのね、その前に何をするにもお金持ちじゃないんだから限界って金額を決めるのね。
それで一体下地にいくらまでなら出せるのか?となる。限界って金額設定。

良く勘違いする人がいるんだけれど、材料から1つ1つ揃えて自分のMaxへ向かって行く
計算をして行く人がいるけれど、それが間違いの元。

これも考え方として構想。つまり俺の手間も入れたMaxの下地代で出せる金額は
各々決まっているのだから、それを最初に設定する。

そもそもこの考え方は映画を撮ると仮定して予算が少ないのだから・・・と考えれば、
Ⅴシネマの製作みたいな制作のような制作費で下地を作らなければならない・・・と

考えなければならない・・・そんな感じになる。それがお金に糸目は付けないのなら
スピルバ-グの映画の制作費みたいになる。だから2人はⅤシネマの設定となった。

さてでは一体今回のオ-ドリ-の古時計は一体いくらの予算ってなった時に、どうして
良いか判らない・・・何故なら相場って?と考えてしまうから・・・1点モノに相場?

そこで弟子なのであえてここで1つの例で具体的にして見る。では時計を買う前に
時計はいくら?するとオ-ドリ-の思い描く金額は5000円位まで・・・?って感じなので

俺はニトリなら1280円。1780円なら余程の都合の良さなどすべてが兼ね備えていないと
買えないね・・・そもそも一体何に一番お金が掛かると思う?それは普通手間。

なのに限界があって、1点モノ。誰も観た事が無い古時計のモザイク下地・・・しかも
オ-ドリ-の頭の中に具体化もしていないで、図面も無い・・・すべて感・・・

こんな中、作って行くのに最初の時計購入に5000円も使ったら何万になるのかな?
だからなるべく押える。大事なのは大きさと値段のバランス。

時計が大きければ下地はもっと大きくなる。つまりここも考え方は一緒で、仕上がりの
大きさを決めて置いて引き算すれば・・・時計は?と聞くと、20cm以内・・・と言う。

ほら決まっているのね。ほとんどの人はこうして決まっているのね。けれど想像を
具体的にしないで、判らない・・・と曖昧にする。そうでは無くて、完成を

思い浮かべて・・・この位の大きさまでなら・・・と掘り下げる。するとこうして
具体的に数字として出て来る。こんな当たり前の事の繰り返しが構想。

ただこう聞くと、俺は時計の値段とかニトリの相場とか知っているから・・・と
言う人も出て来るだろうからあえて言うけれど、じゃ反対に俺は相手の予算がいくらか?

を決めていないのにどうして具体的に数字がいくらまで・・・と相手の懐の中を覗いた
ような設定をしたのか?とならないかな?つまり恐らくこれくらいにしないと・・・

完成金額のMaxはこの位までだろう・・・恐らくと決めてあるから。しかももっと出せる
・・・って言うのは、手間では無くて大抵材料。材料が高くなって良くなるって事は、

もしそれを失敗した場合、リスクは誰が背負う?しかも1点モノで誰も観た事の無いもので
尚且つ作って見ないと判らないような分解して組み立てなんて・・・・。

ほら、安くて良いのね。つまり大事なのは仕上がりの大きさと値段のバランスとなる。
しかも出来れば見栄えとして、文字のデザインにこだわりたい・・・レトロな雰囲気を

持つシンプルな文字・・・と俺の中では決まっていたのね。それを伏せてニトリへ。
時計売り場に着いて、ここで買わなくても良いからまずは値段の相場調べと考えて良い。

まずは無かったとしても俺にどんな感じが良いか、伝える・・・ここが大事と説明して
観ていると、これが良い・・と指を指した。あっ俺もそれが良いと思ってた・・・。

では何故?まず値段。990円。ここは魅力的。そして文字。何ともシンプルである。
しかも似たようなものもあったのにオ-ドリ-の決めた理由が、こっちの方が文字が太く

古時計っぽかったから。全く俺も同じ。じゃ決定。ここなのね。勘違いしがちなのが、
俺と結果が一緒だった事にとらわれてしまう事・・・違うのね。

大事なのは俺が言う前にオ-ドリ-がしっかり自分があった事。これを大事にここを気にして、この値段で・・・と。そして先生は?と聞いた時に俺に聞いた時に答え合わせを

俺としている錯覚している人がいるが大きく間違っている。俺はイタコのようなもの。
俺が答えているのは、俺が思うオ-ドリ-が考えていた古時計のイメ-ジであって、

しかも今まで付き合って来て好みや思想、考え方など常連ならすべて逃さず見て来た。
指導とは?最後はその人になれなければ個人レッスンの先生になんてなれやしない。

それじゃ単なる技術指導。ここは自分探し・・・つまりオリジナル作りが出来るように
・・・のシンガ-ソングライタ-の養成所。それなのに1つの教え方していたんじゃ、

世の中の流行がこうだから・・・と片寄ったものになる。それでは個性は育たない。
いかにその人の持っている個性を引きずり出し繊細にして磨くか?それが弟子。

弟子は一緒に仕事をする前提だからこの位の指導は当たり前。とは言いながら、
常連になると若干ではあるけれどそんな厳しいテイストも入れたりもする・・・

小さじ2杯くらい・・・あはははは。だもの上手くなって当然なのね。しかも個性的。
これ誰の作品?って聞かれているようでは、個性的には遠いのね・・・。

踊っていても、歌っていても、作品観ても、演奏しても、個性って言うのはシ-クレット
で判らないとね・・・字幕で名乗っているようじゃプロとは言えない。

そう言う点ではかぐやはスバ抜けて上手いが、まだこれが私まではたどり着いて無い。
そうかと思うと、さくらは逆でやりたい事ははっきりしている。

ほぼこれはさくらと当てられる。しかもかぐやのように誰にでも上手いとは思われないが
常連のようにモザイク有段者さん達に、・・・・らしいよね、とか、考えられない・・

とやれそうだけれど、やりたくない・・・って表現されるくらいにかぐやとは違った
表現をされるくらいこれまた個性的。両者の違いは威圧感。

技術としての威圧感ではかぐやは圧巻。上手い・・・では無く凄い・・・。
この両者の比較は全く逆なので教えるこっちとしても判り易い。がしかし、オ-ドリ-の

場合、年齢が親子ほど離れているし、正直戸惑いはあったが意外と判り易い。
ある意味、かぐやとさくらを合体させた感じなのね・・・・それには凄さが足りない。

恐らく今回の作品でサザンで比較する所のマンピ-のGスポットもいとしのエリ-も
同一人物の作品であって、前者の企画モノの作り方の練習なのかも知れない。

本人も判ったようだけれど、前回のたつのおとしごの時計のデザインで、
今の俺のテ-ブルをオ-ドリ-が作ったのなら、かぐやとさくらの合体になったろうね。

話は戻して、買った時計は値段も文字も良かったが、どうしても縁取りの木の幅が
太過ぎる事となる・・・・それをカットした状況が最初の画像。それがこうなる。



1.5cm落としたから全体で3cm痩せた事になる。ここから下地作りとなる。



今日はここまでになったが、ここから振り子など作る予定。動くか?動かないか?は
まだ流動的だけれど、アクリル板で小窓から振り子は見えるようになる・・・

かなり難しい注文である・・・。ただ完成したら面白い下地でもある。

いずれにせよ、最初の話だと、お婆ちゃんの家にあるような古時計と表現していたが、
それをお婆ちゃんの家にあってもハイカラな時計だけれど、鹿鳴館にあってもハイカラ

なのか?しっくり来てしまうのか?骨董品屋さんですすかぶっているような感じなのか?
それを見つけた目利きの人が素晴らしい・・・と言うものなのか?みたいに、

ただあそこで見掛けたような・・・じゃなくて、モザイクすればもはやただの古時計では
無くなってしまう・・・だから、もっと掘り下げて設定して、そう見えるには何が必要か

・・・?と探して行けば、あぁこんな感じなのが作りたかったのね・・・私・・・って
なるはずなのね。それを1歩くらいは先を読む・・・そんな練習。








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