ーオン・ザ・ロードーON THE ROAD
2012年 フランス/ブラジル 139分
ウォルター・サレス監督サム・ライリー(サル・パラダイス(ジャック・ケルアック))ギャレット・ヘドランド(ディーン・モリアーティ(ニール・キャサディ))クリステン・スチュワート(メリールウ(ルアンヌ・ヘンダーソン))エイミー・アダムス(ジェーン(ジョーン・フォルマー))トム・スターリッジ(カーロ・マルクス(アレン・ギンズバーグ))キルステン・ダンスト(カミール(キャロリン・キャサディ))ヴィゴ・モーテンセン(オールド・ブル・リー(ウィリアム・バロウズ))
【解説】
アメリカ文学をけん引したビート・ジェネレーションの中心人物であるジャック・ケルアックの小説を基にした青春作。自分とは真逆の破天荒な性格の男とその妻に出会った作家が、彼らと一緒にアメリカを放浪する中で成長していく姿を映し出す。『コントロール』のサム・ライリー、『トロン:レガシー』のギャレット・ヘドランド、『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートら実力派が出演。アメリカ、カナダ、メキシコ、アルゼンチンでロケを敢行して撮られた雄大な風景も、深遠な物語にさらなる奥行きを与えている。
【あらすじ】
父親の死を引きずり鬱屈(うっくつ)とした日々を過ごす青年作家サル・パラダイス(サム・ライリー)。ある日、彼は内省的な自分とは正反対である奔放な男ディーン(ギャレット・ヘドランド)とその幼妻メリールウ(クリステン・スチュワート)と知り合う。社会規範にとらわれずにセックスやドラッグをむさぼるディーンの生き方、メリールウの美貌に惹(ひ)き付けられたサルは、彼らと一緒にニューヨークを飛び出して各地を放浪することに。かつてないほどの充足感と自由を得る彼だったが、そんな日々にも終わりが近づこうとしていた。(シネマトゥデイ)
【感想】
ビート・ゼネレーションとかビートニクという言葉とともに、ジャツク・ケルアックの名前はよく耳にしたのですが、はっきりいってよく知りませんでした。
アメリカの若者文化に大きな影響を与えたと言われる「路上」の映画化ということで鑑賞しましたが、ちょっとピンと来ませんでした。
1940年代から50年代の話で、作家を志しているサル・パラダイス(サム・ライリー)が、友人となったディーン(ギャレット・ヘドランド)とその幼妻メリールウ(クリステン・スチュワート)とともに、おんぼろ車で旅をするロードムービーです。
小説の形を取っていいますが、モデルがいて、サルはケルアック自身、ディーンはニール・キャサディ。
仲間がまたすごくて、詩人のアレン・ギンズバーグや作家のウィリアム・バロウズらのエピソードが盛り込まれています。
監督は「モーターサイクル・ダイアリー」のウォーター・サレス、フランシス・コッポラがプロデュースしています。
主人公の二人はあまり知らない俳優さんですが、キルスティン・ダンスト、エイミー・アダムス、スティーヴ・ブシェミ、テレンス・ハワード、ヴィゴ・モーテンセンなどがゲスト出演しています。
これを見れば、ビート・ゼネレーションの精神がわかるのかなあ、という期待で見ましたが、私にはあまり新鮮味のない青春映画に見えました。
やはり、本を読んだ方がいいのでしょうね。