神なる冬

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[SF] S-Fマガジン2017年4月号

2017-04-05 21:40:37 | SF

『S-Fマガジン2017年4月号』

 

すでに時期外れになってしまったが、2017年の4月号。ベスト・オブ・ベスト2016。とはいっても、昨年の振り返り記事があるわけでもなく、『SFが読みたい 2017年版』のベストSF上位作家の作品が3作掲載されているのみ。編集後記の(塩)氏の負け惜しみが特集記事の代わりだったりして。

そんなわけで、野崎まどの初アニメ脚本作である『正解するカド』や、鷹見一幸の『宇宙軍士官学校』第一部完結の記事の方が印象に残ったくらい。

「ベストSF 2016」については、いずれ『SFが読みたい 2017年版』の記事で。(いつだ!)

 


○「ルーシィ、月、星、太陽」 上田早夕里
オーシャン・クロニクルの最新作。プルームの冬の雪解けの物語。シリーズ全体のエピローグ的な位置付けかとも思ったのだけれど、ルーシィ篇もここから続くのか。そうなのだとしたら、この先に何が待っているのか、かなり気になる。

○「ちょっといいね、小さな人間」 ハーラン・エリスン
結末が二つも付いていて、ちょっといいね。後者の結末の方が好きだけれど、ちょっと陳腐。前者の結末の方が綺麗な終わり方だけれど、ちょっと唐突。

○「エターナル・レガシー」 宮内悠介
AIに置いていかれる棋士の焦りと諦め。レガシーvsレガシーの心意気。なんだかとても胸に来るが、良く考えると馬鹿馬鹿しい話だ。AIによるゲームプレイは、勝つことが目的を越えて、楽しむことが目的というところまで来ているのかもしれない。それでも、まだAIは東大に合格できない。

○「オールド・ロケットマン」 鷹見一幸
苗字が微妙に似ているせいで親近感があるものの、『宇宙軍士官学校』は未読。そのスピンアウトということだけれど、状況が良くわからず。最後に「地球の緑の丘」を引用したら、みんな泣くと思うなよ。いや、泣くけど。

○「最後のウサマ」 ラヴィ・ティドハー
こういう話なのかなと考えながら読んでいたら、まさにストレートな解釈が本文中にもあるという親切設計。たしかに世界で起きていることはその通りなのだけれど、ではどうしたらいいのだと。

○「ライカの亡霊」 カール・シュレイダー
これまたある意味レガシーな。そういえば、《気球世界ヴァーガ》ってどうなったのよ。

○「精神構造相関性物理剛性」 野崎まど
物理剛性は箸袋にかかっているんだと思うけど、『正解するカド』像に忠実とはどういう意味か。残念ながら、アニメを見る暇はなさそうだ。

○「らくだ」 椎名誠
エッセイのコーナーのはずが、なぜか今回は短編小説。いや、あやしい彼のことだから、本当にラクダの子宮に入って旅したことがあるのかも。

○「プラスチックの恋人」 山本弘
結局、ヤラないのかよ。それじゃやっぱり、子供とヤル奴は変態ということかよ。

○「忘られのリメメント」 三雲岳斗
新連載開始。情報量が多くて、たぶん次回まで覚えてられない。

○「製造人間は主張しない」 上遠野浩平
〈後篇〉のはずが、タイトルが変わるという不思議。これでシリーズ完結? 書籍版で読み直さないと、何のことやらさっぱりわからず。

○「とある日の月と翻訳機」 宮崎夏次系
日本語どおしでも通じないんだから、絶望的に無理。

○「航空宇宙軍戦略爆撃隊〈後篇〉」 谷甲州
やっぱり、連載は厳しい。ついていけてない。

○「白昼月」 六冬和生
バグ出して大騒ぎの時だけ張り切るヒトを思い出した。あれも脳内麻薬でぶっ飛んでたんじゃないかね。

 

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