「デブ」「ブス」と小・中でいじめに遭って、高二の時に十キロ痩せて顔変わって整形疑われて避けられたけど今はモテてます。

「加藤ちゃんって、理数科の毒だよね」
穏やかじゃない人生をやり過ごした自分が綴る、フィクション風ノンフィクション日記。

💉階段アート/ドッペルゲンガー2🔪

2017-08-13 16:59:23 | âœ’第二章📘中学三年生
さっそくこのクラスのカーストトップの女子たちに取り囲まれることとなった。



彼女たちに階級の垣根は存在しない。
運動が出来てクラスの委員や係に積極的に手を上げ、キラキラと自信で輝いている人間はトップ路線を走る傾向にある。

なぜかそこにあまり学力の有無は問われない。

当時自分は学力至上主義だったが、今になって思う。
偏差値が良くても、人間性やコミュニケーション能力が無ければ人は寄ってこない。

自分の高校のクラスメートに、才色兼備で運動もできる女子がいた。
その子には、友達も多いような気がした。

しかし、後々になり、その女子と同じグループに所属している子と仲良くなり話を聞いてみた。
すると彼女のプライドの高さに辟易しているようだった。

見せかけの友情なんてあっても意味がないし、大きなお世話承知で言わせて頂くが、年を取っていくにつれ頼れる人が減っていくのはこういうタイプの人間ではないだろうか。



「すごく絵がうまいね。どうやって描いたの?」

「これ絵の具?何で色付けたん」



彼女たちは好奇心を全開にして自分に詰め寄ってきた。

カースト最上位の子達は、大人しかったり勉強が良くできたりする子には優しい気がする。

自分は太っていたが給食のコッペパンが大嫌いで食べられなくて、いつも彼女たちに食べてもらっていた。

自分のような冴えない生徒を露骨に毛嫌いしたのは中間層の女共だ。低い者と接したら自分のランクまで下げられると思って、周りの視線に怯えているのだ。

今考えると彼女達のような生きざまも何だか哀れに感じる。


カーストトップ路線ギャルの質問に営業スマイルで答え、周りの称賛に軽く頭を下げておいた。



担任が自分の原画の他に二枚ほど絵をピックアップした。
二人とも女子でタカコとヒロのものだった。

タカコとヒロはカースト中の下穏便派で、いつも二人でペアを組んで行動しており、自分やユカやリナと時々しゃべる仲だった。

タカコは自分と同じように人間をいっぱい描いた絵、ヒロはキラキラやハートをところ狭しに敷き詰めた絵だった。二人とも色付けは色鉛筆だ。



黒板に貼られた三枚の原画。自分のはバカみたいに鮮やかで目立っていた。

そして多数決が行われた。自分のは三枚の中の真ん中に貼られていたから、二番目に手が挙がったものが自分の得票だ。


結果は全員(恐らく)一致で自分の作品。

「これねー、みんなで一枚の大きな紙にこれを描くんだよ?大変そうだけど、これで優勝を目指しましょう!」

担任が、そう、クラスメートに語りかけた。



そして自分は階段アート係になった。二人一組で、もう一人はタカコだ。タカコは美術部だったから、絵の具の扱いなどにきっと慣れているだろう。それに親しみやすい性格でもある。

だから少し、安心した。
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