けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「道頓堀川」(宮本輝著)

2016-03-17 18:00:00 | 書籍(宮本輝)
久しぶりの小説ネタ。
今回は宮本輝さんの小説「道頓堀川」である。
今年は、まだ4作目。



書かれたのが昭和50年代はじめと古い。

両親を亡くした大学生邦彦は、
道頓堀にある、喫茶店リバーで住み込みで働く。

夜の華やかさと昼間の汚さが対称的な道頓堀川。
そこに生きる人たちの機微を邦彦のとらえた作品。

昭和57年には映画化もされた。監督は深作欣二さん。
邦彦役には、若かりし頃の真田広之さん。
まち子姐さん役にはこきらも若かりし頃の松坂慶子さん。



クルミクッキー、テーベッカライ。
それに、アーモンド。



そして、てっちゃん。



最近、買った新しいカメラでの写真。
いままでとちょっと雰囲気が違うかな?
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

小説「胸の香り」

2016-02-25 18:00:00 | 書籍(宮本輝)
宮本輝さんの短編集「胸の香り」を読んだ。
宮本さんの短編集を読むのは、初めて。



表題の作品のほか、6編が収められている。
最初の数編は不倫話。残りの数編はよく思い出せない。

もともと短編集はあまり読まないのだが、
宮本さん作品ならと読んでみたが、
自分には馴染まなかった。やはり自分は長編派である。

そして、この子はお肉派である。



久しぶりのヒレカツ弁当。
近所の吉列屋(かつれつや)さんからの出前。



ここのヒレカツは美味しい。



家ではカツ丼は和幸さん。
ヒレカツは吉列屋さんがお決まりである。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

エッセイ「命の器」(宮本輝著)

2016-02-16 18:00:00 | 書籍(宮本輝)
宮本輝さんのエッセイ「命の器」を読んだ。
宮本さんのもので小説以外の作品を読むのは、初めてである。



本作を読むと、なかなかすごい家で育ち、
すごい生き方をしてきたのだと思う。

広告代理店を早々に辞め、
作家を目指したかと思えば、精神疾患にかかったりと。

また、何故、富山の話も多いのか、
この本を読んでその理由が分かった。

本作のなかに、宮本さんが中2のとき、
10冊1組50円で文庫本を買った話がある。
そのとき、選んだ作品というのが、

レマルクの「凱旋門」、ドストエフスキーの「貧しき人々」、
カミュの「異邦人」、ダビの「北ホテル」、
石川達三の「蒼氓」、高山樗牛の「滝口入道」、
樋口一葉の「たけくらべ」、三島由紀夫の「美徳のよろめき」、
井上靖の「猟銃・闘牛」、徳田秋声の「あらくれ」、だそうだ。

中2の少年が選ぶ作品とは思えない。

本エッセイ集のタイトルである「命の器」。
帯にも書かれているが、
「『出会い』とは、決して偶然ではないのだ。」
「どんな人と出会うかは、その人の命の器次第なのだ。」

なのほど、おちぇと出会えたということは、
おとんたちの器はよい器なのだろう。
ねっ。



聞いてますか~?





お~い。
手のマッサージをされながら、脚を開く。



大物だね、おちぇは。
風邪をひいちゃうから、ちゃんと毛布をかけないと。



全く起きない。



実はこの日、おちぇはシャンプーだったので、
疲れていたのである。お手々もまるまる。



旅行前だもんね。
おちぇ、頑張ったよ。お疲れさん。



おちぇのシャンプーを待っている間、
病院の通りの向かいにある、木曽路さんでお昼。

久しぶりのすき焼き。美味しかった~。



奥さんは和定食。



おちぇ、おとんたちだけ、ごめんね。日曜は水炊きだから、楽しみにしていて。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

小説「田園発 港行き自転車(上・下)」(宮本輝著)

2016-01-29 18:00:00 | 書籍(宮本輝)
宮本輝さんの小説「田園発 港行き自転車(上・下)」を読んだ。

これはハードカバー。しかも新刊。
いつもは文庫本をブックオフさんで買っているが、
今回はお正月ということもあり、奮発。



本作品の舞台は、京都の5花街のひとつ宮川町、
富山県東部の滑川市や黒部川沿いの入善町など。
そして、表紙絵にもある、黒部川に架かる赤色の愛本橋。

滑川駅で急死した賀川直樹の娘で、
絵本作家の真帆。

京都で修業し、富山で美容院を営む、
夏目海歩子と一人息子の佑樹。

東京で就職するも、都会の空気に合わず、
富山に戻り、元気を取り戻す、脇田千春。

他にも、真帆の担当であるタミーこと、寺尾多美子。
その多美子と結婚することになるシゲオちゃんこと、北田茂生。

海歩子が京都時代に世話になった、甲本雪子と夫の正晃。

千春が東京の会社で世話になった川辺康平と平松純市。
そして、康平の友人の日吉京介。。

最後は、みんな、富山に集まる。

佑樹の出生の経緯は好きではないが、
作品に登場する人物が魅力的でよかった。

本作品のなかで偉人たちの言葉が引用される。

「言うべき時を知る人は、黙すべき時を知る」(アルキメデス)

「当たり前のことが、いつでもどこでもできるならば、
私があなた方の弟子になりましょう。」(千利休)

なかなか意味深い言葉である。

お正月休みやその後の週末にのんびりと読め、とても有意義な時間を過ごせた。
休日の午後、おちぇのお昼寝に付き合い、寝室で読んだりと。



本から目を離し、顔をあげると、





すぴすぴと寝聞きが聞こえる。
日が傾いて西日が差し始めても、すぴすぴ。





体勢を変えて、より深い眠りに。





新年からこのように過ごせて、とても幸せである。
今年1年が幸多い年になりますように。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

小説「約束の冬(上・下)」(宮本輝著)

2016-01-14 18:00:00 | 書籍(宮本輝)
昨年、最後に読んだ小説は「約束の冬」。
1年の締めは宮本輝さんであった。本作品を読むのは、これが2回目になる。



本作は、2000年10月から、産経新聞朝刊で連載されていたもの。

この作品を書いている頃、
宮本さんは日本人の民度が低下、おとなが幼稚化していると感じており、
このような人が自分の近くにいてくれればと思える人物を描いたそうだ。

主人公の氷見留美子は、税理士事務所に勤める32歳の独身女性。
父が拘って建てた目黒の自宅で母・泰江とふたりで暮らしている。
父は出張先のドイツで交通事故にあい、10年前に亡くなっている。

弟の亮は、米国留学後、大手システム会社に入社するも、
間も無く退職し、木工職人を目指している。

そして、須藤俊国(上原俊国)。
10年前、留美子にある手紙を渡す少年である。
10年後の12月5日に岡山県総社市A町の田圃で待っている。
自分はその日26歳になる。
そして、そこで留美子に結婚を申し込むという、少々怖い少年。

留美子の中学校の同級生、芦原小巻。
2か月で小樽に転校してしまうが、
この10年闘病生活を送るが、留美子のある約束に支えられていた。

他にも須藤潤介(俊国の祖父)、黄忠錦、本田鮎子(くわ田の女将)、
新川緑、新川秀道(緑の父)、新川千鶴子など、
こんな人はあまりいないなと思える人物がたくさん登場してくる。

自分もこのような大人になれたらいいな、なりたいと
改めて思わせてくれる作品であった。

留美子が「人間にとって、約束を果たせることって、
大きな幸福のひとつだと思う。」という。

また、新川秀道が「いかに誠実に正直に生きるか、
このような人間であろうとすることや、
このような信条を根本として生き続けようと決めることは簡単だが、
それを生涯実践し続けることは至難の業だ。」という。

また、本作では、小巻が徒然草を暗誦するシーンがある。
「あらためて益なき事は、あらためぬをよしとするなり。」(第127段)


また、少々長いが第150段も諳んじる。
「能をつかんとする人、よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。
 内々よく習ひ得てさし出でたらんこそ、いと心にくからめと常にいふめれど、
 かくいふ人、一芸も習ひ得ることなし。

 未だ堅固かたほなるより、上手の中に交りて、譏り笑はるるにも恥ぢず、
 つれなくすきて嗜む人、天性その骨なけれども、道になづまず、
 妄りにせずして年を送れば、堪能の嗜まざるよりは、終に上手の位に至り、
 徳たけ、人に許されて、ならびなき名を得ることなり。

 天下のものの上手といへども、始めは不堪の聞えもあり、無下の瑕瑾もありき。
 されども、その人、道の掟正しく、これを重くして放埓せざれば、
 世の博士にて、万人の師となる事、諸道変はるべからず。」

(現代語訳)
「芸能を学ぼうとする人、よくできないうちは、なまじ人に知られないほうがいい
 内々にしてしっかり習い身につけてから表舞台に出たほうが奥ゆかしくてよい
 と常々言うが、こう言う人は一芸も習い得ない

 まだ未熟なうちから、上手な人の中に交じり、謗り笑われることにも恥じず、
 気にせず頑張って打ち込む人は、天性の才能はなくとも、道を外さず、
 怠らず、年月を重ねれば、堪能でも打ち込まない人より、いつしか上手の位に至り、
 人格が備わり、人に認められ、名を得ることになる

 天下の名人といえども、初めは、不評の声もあり、ひどい欠点もあった
 けれども、その人が、道の掟に従い、これを尊重し、気ままな振舞いをしなければ、
 世の知性として万人の師となることは、いずれの道においても変わることはない」

宮本さんの作品は、話の面白さだけではなく、いろいろなことを考えさせられ、
いろいろなことを教えられ、知ることのできるものである。

徒然草は昔の日本人、良き日本の考え方、ものの感じ方などが書かれており、
読みたいと思い、本は購入したのだが、まだ読み始められていない。
今年は少しずつでも読んで行こうかと思う。

(今日のおまけ)
天気の良い休日の午後。
お庭遊びもし、お昼も食べ、お昼寝タイムに。



お外の点検、左よし。



右よし。



正面よし。



では、寝ましょう。



お昼寝をするおちぇを見ながら、自分は少しだけ読書。



疲れたら、おちぇと一緒にお昼寝。



至福のひと時である。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加