片割れ月おもちゃ箱

エッセイ風お笑いブログです~

がん風呂

2014年03月26日 21時44分19秒 | 日記

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父が亡くなって、三月にわたると悲しみが身について縁起が悪いなどとこじつけ、2月末の三十五日を以って忌明けとした。法要は近くに住む親せきだけに集まってもらい自宅で小ぢんまりと。

 

葬式には母方の9人兄妹のうち6人の叔父たちと、その連れ合いが3人。弟家族を含めると総勢12人が、さいたま市から遠路やって来た。法要の度に声をかけたのでは電車代と香典代で一族郎党を破産に追い込んでしまうので、今回は呼ばないことにしたのだ。

 

父も兄妹が多かったが、姉を50年前にがんで亡くしたのを最後に父一人だけになっていた。兄たち二人は先の戦争で戦死し、生まれてすぐに病死した兄妹も含めると、こちらも9人兄妹。相続書類を作るために取り寄せた原戸籍謄本ではじめて知った。大正から昭和初期の医者もいない寒村ではそんなものだったのかもしれない。

 

母方の兄弟はどれもこれも能天気で賑やか。家に訪ねてきたときは父も一緒になって騒いでいたが、実の兄弟がいない寂しさを抱えているように見えた。おそらく母と比べては負い目のようなものを感じていたに違いない。

 

 

さて、今日は26日ということで風呂の日。毎月だと有難味もないが、今月は特別な気がする。津軽では「がん風呂」といって、春になると海辺で拾い集めた木片で風呂を焚き、北へ帰ることのできなかった渡り鳥を供養する習慣があるそうだ。白鳥たちも群れを成し次々と北へ帰ってゆく。私も父の枝を拾い供養をしてやりたいところだが、灯油で焚く風呂ではそうもいくまい・・・

 

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ハザードマップ

2014年03月23日 11時58分07秒 | 650字コラム

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先日、「津波ハザードマップ」なるものが市の方から届いた。マグニチュード8.7の最大クラスを想定したものだそうだ。地図には赤、黄、水色などで水深が色分けされてある。図面を見る限り私の家までは津波が来ないようだが、女房から受けた心の傷を癒すため海辺にたたずむこともある。条件反射で家とは反対方向に逃げるに違いないが、避難場所くらいは頭に入れておかねばなるまい。

 

私の住むところは将軍野という地区である。その昔、征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷征伐のため陣を布いたことに由来している。土崎の港からは1キロ程度しか離れてない。無地になっているのは標高が少し高くなっているので安全ということだろう。昔は一面松林であったそうだ。

 

地図を見ると津波が及ぶ境目付近が水色に塗られている。住居表示が実施される前は土崎港と将軍野の境界線があった辺りだ。昔はハザードマップが無くても町名から土崎港は危険で将軍野に逃げれば安全だと判断できたに違いない。それが以前と違う地区割りになり、幹線道路で町名を区切り、おまけに不規則な配置に丁目を切り刻まれてしまった。どこの自治体も同じだと思うが、住居表示のおかげで町名から災害時の避難のヒントを読み解くことが難しくなってしまった。デベロッパーが詐称したものもあるが「台」の付くところは概ね安全で、「ヤチ(谷地)」、「アクツ(阿久津)」、「アワラ(芦原)」、「フケ(浮気)」などの付く地名は低地で地盤も良くないので家を建てないほうがいいだろう。

 

余談だが、丁目といえば誰が何といっても銀座。江戸時代には東海道に沿って一丁目から四丁目が既にあった。江戸期の丁目割は通りの両側に続く町を文字通り一丁(=一町60軒≒109)ごとに区切ったそうで、銀座は今も当時の寸法になっている。和光の交差点から南側は大震災後の地番整理で五~八丁目として追加されたので、その限りではない。

一度は銀座のハザードマップを頼りに高級クラブで飲みたい気もするが、一見さんでは相手にされないだろうし女難という事もある。川反の五丁目あたりで由紀子ちゃん相手にくすぶることにする。(_ _;)…パタリ

 

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春になると

2014年03月19日 20時58分26秒 | エッセイ
 

P3190757 一週間前までは吹雪いていたが、ようやく雪も融け春めいてきた。あとは桜が咲いてくれるのを待つだけだが、もう一月以上はかかるだろう。

 

雪の降らない地域では冬から春になったところで町並みに見た目の変化はそれほどないと思われるが、北国はそうはいかない。雪に隠されていた地面からいろいろなものが出てくる。

 

ふきのとうならいいが、まずは犬のフン。愛犬が用を足したあと、誰も見てないことをいいことに犬の真似をして後ろ足で雪をかけていく飼い主がいる。雪解けとともにそれが現れてくる。散歩に出かけた私は石蹴り遊びのようにして道を歩かなければならなくなるのだ。一人や二人の飼い主の仕業ではないだろう。

 

お菓子の袋や肉まんの紙、ペットボトルにコーヒーの空き缶も多い。珍しいものでは甘酒の缶、焼き鳥の串など、白いマスクも雪には保護色になるので捨てていくようだ。残念ながらお金は1円たりとて落ちていない。

 

アスファルト舗装も雪が融けると穴ぽこが目立ってくる。舗装下の土(路盤という)に水分が多く含まれていると寒さで凍って膨張し、舗装面を突き破るのだ。公道であれば道路構造令に従い土質を調査し舗装厚を設計して施工するが、それでも場所によっては舗装にほころびが出てくる

 

スーパーの駐車場のように道路構造令に関係なく施工した舗装は特に破損が目立ってくる。厚くすると当初費用が掛かるので舗装を薄くする。ところが徐々に壊れてくると修繕費がかさんでくるので最初から厚い舗装にしておけばよかったと悔やむことになる。

 

舗装の修繕や犬のフン片づけは誰かに任せたとしても、豪雪に備え新築時に柱や梁の強度を保つにはお金が掛かる。冬タイヤも買わなければならないし、暖房に使う油代も高騰し、寒くて鍋料理をやると酒が美味しくてメートルが上がりっぱなしとなる。挙句の果て、由紀子ちゃんにぬくぬくしてもらおうと通った日には、金がいくらあっても足りない。北国は都会と違って何から何まで出費がかさむようにできているようだ。(_ _;)…パタリ

 
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「あけぼの」の思い出

2014年03月15日 21時55分57秒 | エッセイ

300pxef81_138_akebono_at_aomori_sta  朝のテレビで寝台特急「あけぼの」が昨日限りで引退したというニュースを見た。上野駅のホームにはラストランを一目見ようと鉄道ファンが大勢詰めかけお祭り騒ぎになっていた。夜行だから厳密には今日の朝に着いた列車が最後ということになる。1970年に登場して以来44年間青森と上野をつないできた列車であり、私も何度か乗ったことがある。青森始発だが殆んどが秋田駅からの乗客で占められていた。宇都宮辺りまでは秋田弁が大声で飛び交っているが、その先は皆さん田舎者がバレないように寡黙な人になる。

 

寝台特急は東京の本社に出稼ぎに行くときにも、よく利用した。少々高上りだが日中何もさせないで給料を払うよりも、寝ている間に移動してもらった方が会社としても都合がいい。こちらも10時間以上ぼけーっと窮屈な座席に同じ姿勢でいてはエコノミークラス症候群になるというもので寝台車は有難かった。

 

本社の野球チームと試合をするために乗ったこともあった。ある時、こちらの出張所長と本社の専務がどちらの野球チームが強いかという話になったそうだ。昔はどんな小さな会社にも草野球チームがあったもので、大したものではない。それでも雌雄を決しないと気が済まなかったのだろう。東京のチームはどうか知らないが、秋田のチームは三塁から一塁ベースに球が届かないような人間がほとんどの弱小チーム。寅さんの映画に出てくる河川敷のプレイヤーと変わらない。所長もずいぶん大見栄を張ったものだ。

 

試合は日曜日に予定し、土曜の夜に「あけぼの」で秋田を出発した。全員で誂えたチーム名入りグランドコートを羽織り、バットケースやボールケースも持っているので身なりは完璧だ。どう見ても野球の遠征試合に行くことは他の乗客にも容易に想像できただろう。しかし何の大会に出るのか想像したところで頭を悩ましたに違いない。都市対抗野球にしては貧弱だ。無名選手ばかりのプロ野球などあるはずがない。甲子園?、いやいや全員長髪に加え40過ぎのおじさんが入っているのでそれもない。うーんっ???

 

寝台車といっても動く列車、寝酒をしないではそう簡単に眠れるものではない。連番で座席を確保したのをいいことに弱小チームの酒盛りが始まる。酔い潰れて分からなかったが、寝たのは何時だったのだろう。おそらく近くの乗客からの苦情で仕方なくお開きになったに違いない。

 

とりあえず上野に着いたまでは良かったが、めまいがする。吐き気がすると言っている者もいた。決戦の地は上井草の運動公園にある四面球場。上野から山手線に乗り換えて何処をどう行ったかは覚えていない、というよりもほぼ寝ていた。結局東京チームもへっぽこで、目くそと鼻くそのような試合となったが、目が回っている分勝ち目がなかった。這う這うの体でその日のうちに「あけぼの」に乗って逃げ帰ってきた。もちろん酒は欠かさずに。

 

さて、徐々にE6系へと入れ替えていた「E3系こまち」も昨日が最後だったそうだ。後継の名称はてっきり「ナマハゲ号」になると思っていたが、泣く子が乗れなくなるという理由で「E6系スーパーこまち」に落ち着いていた。ところがスーパーで売っているお米と間違わないように、これからはスーパーを取って普通に「こまち」と呼ぶことになるそうだ。

 

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あれから三年

2014年03月11日 20時43分13秒 | 日記

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きょうで東日本大震災から3年になったそうです。亡くなられた方たちのご冥福をお祈りいたします。いまだに避難生活されている方たちにお見舞い申し上げます。

 

二日間停電になってテレビも見られなかったですが、ラジオの報道や新聞の紙面で惨状を目の当たりにし、とりあえずブログの更新は10日ほど止めたと記憶しております。ショックでした。ガソリンどころか灯油も売ってなかった。

 

その後、文藝春秋(塩野七生のコラムが好きだから読んでただけ)などで、いわゆるジャーナリストと名乗るチンピラ作家たちが寄ってたかって震災を飯のタネにしたのが許せなくて・・・被災者の心に土足で踏み込むあさましさに加え傲慢な本性を見た気がしました。ブログにもその手の記事が多かったことが寂しかったです。

 

あの時ミーナは何を考えていたのかな?

 

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予想外

2014年03月08日 10時11分05秒 | 日記

P3010740 先週撮った室内の紅梅です

  写真が相変わらず下手でピンボケでした(^_^;)

多くの国民を欺いた人の謝罪会見?がテレビでやっていた。ところが謝罪の言葉もそこそこに、嘘を暴いた人たちを訴えるという予想外の展開へ持ち込んだ。事の本質をすり替えてグジャグジャにする作戦はこの手の人間の常とう手段のような気がする。(間違ってたらゴメンナサイ)

 

予想外だったのはお天気も同じである。先週は市内の積雪がゼロになり、県道を走っていると日差しも強かったので冬の格好が暑苦しく感じた。目に入った洋服屋にルンルン気分で飛び込んで春物のジャケットを衝動買いした。下ズボンを穿いていたのがいけなかったのかも。

 

今年の春コレは紺ブレもいいかなと銀ボタンの付いたものを一着買ったが、当然のようにズボンも勧められる。「定番のグレーと茶の2本お選びいただければお安くいたします」。いっぱい勧められた挙句、服を買いに行ったはずが身ぐるみはがされては元も子もない。「下ズボンを穿いていると試着サイズが微妙に違ってくるのでまた今度にします」と屁理屈を言って店を出た。

 

昨日も同じ道を通ったが、今度は一転猛吹雪になっている。一度は春になったと油断した体には、下ズボンを3本くらい衝動買いしそうな寒さである(_ _;)…パタリ

 

さて、昨日はミーナの三回忌。お墓参りに行く予定でしたが、吹雪で山のお墓までたどり着けそうになかったので後日に延期しました。二年前はとっても良い天気だったことを思いだしました。

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適当な写真が無かったので、、去年の1月に撮ったものです。(でも、昨日はこんな感じかな)

 

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夕鶴

2014年03月04日 20時40分17秒 | 日記

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今日の朝刊に、「女子校最後の卒業式」の見出しで角館南高校の卒業式の記事が掲載されていた。卒業生には歌手の藤あや子さんやバレーボール協会の荒木田裕子さんなどがいる。荒木田さんはともかく?、美人ぞろいの学校で有名であった。4月からはギバちゃんが出た角館高校と統合するそうだ。

 

県内の人口減により生徒の数も減り、県は以前から統合を進めてきたが、女子高に関しては同窓会のオバタリアン女史たちの猛反発に遭い、なかなか改革が進んでいなかったらしい。これで全ての公立女子高が無くなったことになるが、女子高好きとしては少し残念な気がしないでもない。

 

父が亡くなってから、母のずいぶん落ち込んだ様子が気になっていた。女房に聞くと今日もずっと部屋に閉じこもっていたそうで、夕方に部屋をこっそり覗いてみた。

 

「どうしてる?」と声をかけると、布地をかざして「そこの棚から一番薄い茶色の糸を取ってくれ」と私を使うではないか。なんと以前のように仕事をしている。機織りならぬ洋裁である。「葬式や何やらで、ずいぶん遅れてしまった」と言いながら、スーツの襟を縫いつけている。どうやら袖を付けたら完成といったところだろう。

 

「この服は誰のスーツ」と聞くと、近所の70代の女性から頼まれたものだそうで、ズボンはすでに完成していた。代金はいくら貰うか聞いたところ1万円丁度だそうだ。朝から晩までまともにやれば4,5日掛かる仕事だというから、ずいぶん安いとは思ったが、「仕事を頼まれているうちは旅立つ暇はないな」と、少し安心させられた。

 

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誤解すっきり

2014年03月02日 17時27分23秒 | 650字コラム

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大学生が本を読む時間は一日平均27分間、全く読まない学生が四割を超えたというアンケート結果が出たそうだ。私も読書とは無縁な生活をしてきたので、中学の時に女子たちが「アンネの日記」を読んだなどと話していると、別のことに頭をめぐらせ頬を赤らめたりしたものだ。そういえば図書館でアンネの本のページを破っていく事件が相次いでいる。どんな背景があるにせよ犯罪であることに違いない。そっこく止めてもらいたいものだ。

 

私は小説をほとんど読まないでも生きてこられたが、仕事関係の本のようなものはよく読んでいる。職業柄、土木関係の専門書や不動産関係の法令集などが主である。時々図書館にも足を運んだりした。それでも踏み込んだ内容のものは、なかなか見つからないことが多く、いわゆる機関紙や業界専門図書の出版社から取り寄せして読むことになる。

 

専門の出版社の本は、おおむね業界に身を置いている著者のものだが、世の中が複雑化してきた昨今、多方面にわたる知識も必要になってきた。そのため、畑違いの執筆者の本が出ることも多くなった。先日数冊注文した中の一冊もその類である。とかくもめ事の多い中、人間関係の紛争を解決する手法について書かれたもので、メディエーションという言葉は、同時に買い求めた「公用文の用字用語例集」の中にも項目のない新しい用語で、ADR相談での解決手法の一つとして用いられる。

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ネット上のトラブルを事前に避けるためにも良い本だと思います。興味のある方は、出版元の日本加除出版の他にアマゾンでも注文できるそうだから読んでみてはいかがでしょう。

以下は公用文の外来語用例の抜粋です。★が多いほど認知度が高い用語だそうです。

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