片割れ月おもちゃ箱

エッセイ風お笑いブログです~

神の恵み

2016年12月09日 21時30分36秒 | 日記
   かんながら鰰の海湧き立ちぬ …駄句である(_ _;)…パタリ



 ここのところ少し荒れた天気模様だが、まだ雷も鳴らないし、ハタハタが接岸するほど荒れてはいない。
 ハタハタは普通、大陸棚の一番深い場所、水深200メートルくらいのところにいる魚だという。発情期?、もとい繁殖期は12月。ちょうどその頃に秋田沿岸に群れていて、雷が鳴って時化て来ると卵を産み付けるために沿岸の藻場に押し寄せる。それを一網打尽にするのが季節ハタハタ漁。神からの授かりものということで漢字では「鰰」と書く。雷が鳴ると海の底から湧き出てくるので「鱩」とも書く。

 きょうもカレールーのお使いにスーパーに行ってきた。女房の雷が怖いからである。ハタハタが売られていたが、まだまだ高値だった。ブリコが入ったメスが三匹で800円。白子の入ったオスには半分以下の値段がついていた。オスというものはどちらの相場でもメスの半分以下ということだろう。その上お使い小僧までやらせられ、雷を落とされたのでは割に合わないというものである。

 今は発泡スチロールの箱に入っているハタハタだが、私の御幼少の頃は木箱と決まっていたものだ。ざっと見て一箱に100匹くらいは入っていたはずだ。木箱を作る業者は暮れのハタハタ漁のため、一年中木箱を作って商売が成り立ったという。こうしてみるとハタハタは一つの産業であったのだろう、ハタハタ売りというものが村々にやってきた。一箱500円くらいだったはずだが、今の価値にすると4、5千円くらいだろうか。売れ残らないように、客足を見てその場で値段が付いていく。最後は「箱代にもならない」と泣きながら100円くらいで投げ売りになるのだが、と突然どこからともなくお客が殺到する…(笑)

 リヤカーで売りに歩いては高が知れている。やがてハタハタを売りに行くためにトラックが重宝される。県内はおろか岩手のほうまでもハタハタが身近になっていった。内陸部では保存食として三五八漬けにして冬のあいだ食べていたそうだ。塩、米麹、蒸米の割合が三五八からその名がついたという。
 ちなみに、いつだったかナマハゲ2号から三五八漬けを頂いたことがあったが、ビニール袋から出して焼上がるまでのあいだ臭くて臭くて…
 そんなハタハタも、最近は漁獲量がめっきり減って高級魚となってしまった。やっぱり生のものをしょっつる鍋にして食べるのが一番おいしいかと(*^^*)ポッ


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6 コメント

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 (砂希)
2016-12-10 16:53:38
富山の友人が、昨日は雷が暴れまわっていたとfbに書いていました。
あちらでは、雷が鳴ると富山湾で鰤がたくさん獲れる予兆なんですって。
漢字が読めなくて困りました(笑)
そちらの雷はハタハタに通じるんですね。
無事にお使いから戻ってこられてよかった~(笑)
12月限定商品 (片割れ月)
2016-12-10 17:29:43
砂希さん
父がいた頃は箱買いしてハタハタ寿司を作ってました。今頃漬けておくと正月くらいにはちょうで食べごろに(*^^*)ポッ
今は誰も作る人がいないのでしょっつる鍋とか焼いたり煮たりして食べてます。
昨日の夜に雷が鳴っていたけど今日は少し穏やかに…
どうせ寄ってくる魚ならブリやマグロが好いです、富山が羨ましいヽ(´o`; オイオイ
懐かしい景色 (メーメー)
2016-12-11 10:22:19
実家は 魚市場が近かったので よく遊びに行きました。
その木箱 「トロ箱」でしょ? 懐かしいなぁ。。。
ハタハタ もう高級魚ですよ。笑
昔はネギと煮付けにして 骨ごと食べなあかん!って 言われましたっけ。
今は、煮付けどころか 尾頭付きで数本並べて干したのが売られてるようですが・・・
今の子は 骨も弱くなってるんがよくわかりますね。食事が違うもん。
ハタハタの味は好きですが あのヌメッとした・・・そして エラのところにトゲのような針がついてるのが苦手です。
いっぱい買いたいし いっぱい買うと捌くのが面倒だし・・・悩むぅ。。。
あればあるで♪ (片割れ月)
2016-12-11 11:29:11
メーメーさん
鰰は一時ほとんど獲れなくなって秋田県漁協で漁獲制限を何年かやってら少しずつ回復してきたようです。
最近はオスメス分けて売ってるから…写真のハタハタはオスのようです、ブリコのヌメッとしたところが好きです(*^^*)ポッ
我が家では誰も捌かないので箱買いはしてないけど、漬けてまでも食べたいとも思わないし…
母方の祖父は骨とエラの部分を炭火で焼いて熱燗で食べるのがお気に入りでした(笑)
ハタハタが (non)
2016-12-15 18:06:11
まだ回ってきてないからなんとも言えないけど、
この頃は獲りに行く爺様たちも年とって、
海に向かう元気はないみたい、
もう少ししたら買っても食べる、味噌田楽でね。

木箱に味があるわ~

鰰の海とはいいですね。
きょう雷が鳴ってちょっと嬉しい(*^^*)ポッ (片割れ月)
2016-12-15 20:39:41
nonさん
季節ハタハタは秋田の初冬の風物詩、文化かな~
今は市場やスーパーで箱売りされているけど、昔はトラックで村々に売りに来たものです。
オドーを出稼ぎに送り出したオッカー達が三々五々集まってきてハタハタの値踏みをする。
樽に漬けてハタハタ寿司にし、オドーが帰って来る正月頃には丁度食べられるようになっている。風情がありました…
ここで一曲、吉幾三の「津軽平野」を歌いたくなってきたじょヽ(´o`; オイオイ

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