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優勝の味34

2018-01-07 00:01:07 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 少し日が経ちましたがセレッソさん、天皇杯優勝おめでとうございます。おかげでJ1柏も来季のACLプレーオフに出場できる事になりました。ありがとうございます。正月も忙しく、生中継で試合全部を観てはいませんが、逆転シーンなど最後の辺りはしっかり観ております。J1昇格即2冠、素晴らしいですね。リーグ戦も3位フィニッシュでACL出場権獲得と強かったですね。そんなセレッソさんと1年前に、J1昇格プレーオフで、地元岡山が戦っていたのも素晴らしい話でした。間違ってJ2に来てしまったメガクラブが、J1に戻るとこうなるんだと改めて思い知らされました。そんな今回の優勝劇ですが、いくつかコラムがありました。順番に引用して紹介します。
   
【「美しいサッカー」から「勝つサッカー」へ…2017年2冠を獲得したセレッソ大阪の変貌とは】
「尹晶煥監督も「ありえない1年だった」と驚き半分に語ったが、彼らは粘り強くタフに戦える集団へと変貌した。この横浜F・マリノスとの大一番は今季セレッソの成長ぶりを象徴するものだった。柿谷曜一朗、山口蛍、杉本健勇の3人がケガで先発から外れる中、12月23日の準決勝・ヴィッセル神戸戦を勝利し、ファイナルへと勝ち上がったC大阪。「獲れるタイトルは全部取って終わりたい」と清武も決戦前に語気を強めていたとおり、全員の士気はかつてないほど高まっていた。左足首を手術した杉本の復帰は叶わなかったものの、柿谷と山口も先発に復帰。現時点でのベスト布陣で横浜を迎え撃つことができた。」
〔指揮官の言葉に奮起した後半〕
「球際で負けている」と尹晶煥監督からズバリ指摘され、気持ちを切り替えて挑んだ後半。選手たちは冷静にゲームの立て直しを図った。「ルヴァンで優勝してからチームに自信と余裕が出てきたこともあって、同点にできる自信はみんなの中にあった。負けているからといって焦ることはなかった」と山口も言うように、集中力を切らすことなく反撃のチャンスを伺い続けた。」
「試合は1-1のまま延長戦へと突入。勝負を決めたのは、延長前半5分の2点目だった。左サイドに開いた山村のクロスに反応し、下平の背後に右から飛び込んだ水沼が角度のないところでヘッド。これが見事にゴールマウスへと吸い込まれたのだ。」
〔選手たちが語る変化〕
「尹晶煥監督も始動時から3部練を行うなど、泥臭く戦える集団に生まれ変わるための意識改革に着手。セレッソのモットーである「華麗な攻撃」の前提として「強固な守備の構築」に時間を割いた。シーズン序盤は最終ラインと中盤が高い位置を取れず、前線の杉本や柿谷が孤立するなど、攻守のバランスをうまく取れずに苦しんだが、それを水沼、松田、山口のような走れるタイプの選手がサポート。4度のケガに見舞われた清武さえも1試合12㎞近い走行距離を記録するなど、試合を重ねるごとに全員の走りや献身的な動き、泥臭いプレーに対する意識が確実に変わっていった。」
「尹さんは『勝つサッカー』を求めてシンプルにタテを突いていく攻めを増やしたんだと思う。リードして5バックにすることもそう。今日も水沼の2点目の後に5バックにしたけど、ああやってみんながお互いを助け合う守りができるようになったのも大きい。強い気持ちを見せられたから2つタイトルを取れた」とセレッソで10年プレーし、紆余曲折を味わってきたキム・ジンヒョンもしみじみと語っていた。」
〔来季リーグ戦で強さを…〕
「セレッソはいい時と悪い時の差が大きい」とOBの香川真司(ドルトムント)や乾貴士(エイバル)も繰り返し言っていただけに、その悪い癖を完全に払しょくすることが彼らに課される次なる命題。」
引用:GOAL
   
 このコラムを読むと、セレッソさんはクルピ監督時代のスタイルが長く足を引っ張っていたように思えます。クルピ監督も名監督ですが、サッカーは時代とともに変わるもの。クルピサッカーは、最終ラインからビルドアップして攻撃する「美しいサッカー」「楽しいサッカー」サッカーでしたが、ユン監督では、「華麗な攻撃」の前提として「強固な守備の構築」に時間を割き、試合を重ねるごとに全員の走りや献身的な動き、泥臭いプレーに対する意識が確実に変わっていったそうです。泥臭くボールを追うサッカーですが、確かにアウェーセレッソ戦を生観戦しましたが、そういうサッカーで強かったです。以前対戦したセレッソさんと、今季のセレッソさんは全然違う強いチームでしたね。それは、昨季J2で地元岡山と対戦した時のセレッソさんとも違った強さでした。
 「球際」というキーワードが出ていますが、「美しいサッカー」とは異質だと思います。カッコいいサッカーから、よく守り、よく走り、球際で泥臭く負けないサッカーで、J1昇格即2冠という強いチームに変貌した訳ですね。
 ただ、OB2人が言うように、昔からいい時と悪い時の差が激しいと言っているのが気になります。4年前の'14年がACLに参戦した年でしたが、リーグ戦に響き、最終的にJ2降格になりました。2年目が大事という事ですね。

【二冠のセレッソ。急に勝負強くなった陰に「ユン監督の秘蔵っ子」あり】
「セレッソが勝負強さを手にする過程、すなわち、尹晶煥監督が目指すサッカーをチームに浸透させる過程において見逃せないのは、この試合で決勝ゴールを決めた水沼の存在である。今季から新たに指揮官に就任した尹晶煥監督とタイミングを一にして移籍加入した水沼は、サガン鳥栖時代にも同監督のもとでプレーした経験を持つ、いわば、尹晶煥監督の秘蔵っ子。常に足を止めず、ハードワークし続けられる背番号16が、セレッソの変貌に大きく影響していることは間違いない。」
「水沼自身、「まずは自分が(実際のプレーで)体現することがわかりやすい」と、率先して指揮官が求めるハードワークに努めた。もちろん、はじめからすべてがうまくいったわけではない。水沼曰く、「リーグ戦でうまくいかないときは、先制されるとズルズル失点を重ねていた」
引用:Web Sportiva:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2018/01/03/post/

 このコラムでは水沼選手がキーマンとあります。報道では親子で天皇杯優勝したと盛り上がっていました。当ブログではJリーグ開幕当時にマリノスさんで活躍した水沼父選手のイメージが強く、その息子さんでJ2で地元岡山と対戦した時の栃木さんの選手というイメージですね。でも、その後鳥栖さん、F東さん、そして昨季はセレッソさんとずっとJ1でプレーするJ1の選手です。
 ユン監督が躍動した鳥栖時代の秘蔵っ子という事ですが、頼もしい存在なのですね。本当にユン監督は名監督だと思います。しばらくはセレッソさんの黄金時代が続くかもしれません。ACLに出ると、シーズン中は疲弊しますが、昨季はACL組は浦和さん、川崎さんと疲弊せずに上位に食い込んでいます。某黄色いチームとともに、ACLも「日本代表」として戦いましょう。好不調の波にさらわれて、J2に舞い戻って来ないで下さい。
J1・C大阪関連⑳:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171112
 〃        ⑲:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170317
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 〃        ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130922
 〃        ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130829
 〃        ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130817 
 〃        ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130122 
 〃        ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121102
 〃        ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110226
 〃        ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100929
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 〃        ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090406
 〃        ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081006

 

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