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Bリーグについて46

2017-06-01 00:01:29 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日閉幕したBリーグですが、開幕年という事で、マスコミ報道でもいろいろと流れたようです。Jリーグ開幕時の爆発的なブームには至らなかったですが、まずまずの滑り出しではないでしょうか。’93年の時はゴールデンタイムに地上波中継もあり、いわばバブルでした。そういう面から言うと、地に足を付けた活況なのではないでしょうか。いろいろと報道を紹介していきます。まずはスポーツ報知の記事。抜粋して紹介。
     
【観客&認知度増で見せた伸びしろ 「脱企業チーム」でファンと距離縮め:スポーツ報知】
 今季のB1入場者は昨季から1.3倍、1試合平均観客数は2,777人に増加。CS4強に進んだ川崎、A東京、三河は昨季まで企業チーム。選手は仕事もあり地域でのイベント参加は制限されていたが、現在はそれが仕事に変わったことでファンとの距離が一気に接近。
 認知度も1年間でバレーボールのVリーグ(52%)を上回る64.8%に上昇('16年10月時点)。Jリーグは87%、プロ野球は90%とまだ差は大きいものの、10~20代をターゲットに「バレンタイン選挙」や「オールスターのメンバー選考」など、SNSで気軽にファンが参加できる企画がヒット。10~20代の観戦意向は1年間で約10%上昇。
 田臥選手や富樫選手などのリーグの顔となる選手が増加。それでもまだ30~50代の観戦意向は20%以下で、リーグの1試合平均観客動員数を下回るチームはB1で11もある。課題もあるが、その分だけ伸びしろも大きいと言える。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20170528-OHT1T50309.html

 今まで選手は仕事があるために地域でのイベント参加が制限されていたが、プロ化してイベント参加が仕事に変わったというのがいいですね。それではプロの仕事なのに、選手を地域に出したがらないところがあれば、何なのかという話になります(笑)。ファンとの距離が一気に狭まったとありますが、確かに距離感離れてるよなぁ・・・と妙に納得してみたり。当ブログでは、地域の宝となる公共財として、選手による地域交換活動は当たり前の義務と、大昔から書いていますが、読者の皆さんの地元クラブはいかがでしょうか。次は当ブログでも好きになった北海道の地元新聞の記事。抜粋して紹介。

【Bリーグ集客5割増 SNSによる集客戦略奏功:北海道新聞】
 今季のB1の18クラブのレギュラーシーズン総入場者数は約150万人で、昨季より5割増。SNSを活用した集客戦略が功を奏し、オールスターや決勝のチケットは数時間で完売する人気ぶりで、国内の新たなプロスポーツとして上々の船出。
 B1の18クラブのレギュラーシーズン1試合当たりの平均入場者数で、全18クラブが数字を増加。首位は千葉の4,503人。北海道は2,796人(7位)と健闘し、設立6季目で初の黒字化も達成できる見込み。ソフトバンクと4年総額120億円で契約した全公式戦の有料ネット中継も好調。

 成功の背景の一つは、ツイッターなどのSNSを使った集客戦略。Bリーグに関心を示す10~20代をターゲットに各試合のハイライト動画などを配信。流行に敏感な女性を意識し、観戦の雰囲気を盛り上げるネイルアートを取り上げたり、北海道の選手がご当地自慢をするライブ動画を投稿し、「おしゃれ」「おもしろい」というイメージを拡散。
  BリーグのSNSの総フォロワー数は約38万人に達し、関心のない人たちでも認知度を向上。SNS上で試験配信した開幕戦は300万人が視聴。各試合会場には20代の女性ファンの姿が目立ったとか。
  Bリーグは、各クラブが独自に展開するSNSのフォロワー数を順位付けして競争意識をあおる。平均入場者数首位の千葉はSNSフォロワー数もトップ。地元自治体などと連携した地域密着でもファンを拡大。集客力を重視するBリーグは各クラブに支給する配分金にもフォロワー数を反映させる考え。
北海道新聞該当記事:http://dd.hokkaido-np.co.jp/sports/sports/levanga/1-0404620.html

 SNSの活用か・・・Jクラブでも川崎さんのようにどんどん新しい事に取り組んでいるところもあれば、この記事によれば頑としてSNSに手を付けようとしないところも見うけられます。これはそのまま情報開示度につながります。情報を隠したがるところは、仕事面でもそうですが個人的には信用していません。SNSのフォロワー数に配分金を反映させる考えとありますが、ぜひJリーグも導入して欲しいと思います。千葉さんがSNSも観客動員数も1位か、うなずけますね。情報開示度と数字はリンクするのです。情報開示度が低いところは最終的にはいい事にならないでしょう。次はスポーツ報知の記事です。抜粋してどうぞ。

【NBA選手急増で日本人レベルUP:スポーツ報知】
 世界ランク48位のバスケットボール男子日本代表は東京五輪の出場権が確約されておらず、'76年モントリオール五輪以来の出場がBリーグの未来を左右。これまでの日本代表選手の大半は企業の社員。準優勝の川崎は昨季まで午前中に仕事をしていたが、今季は1日中バスケに時間を充てられる状態。
  日本代表は元モンテネグロ代表監督のルカ・パヴィチェヴィッチ監督の下、月1度の強化合宿を実施。強化を担当する日本バスケットボール協会の東野技術委員長は世界ランク25位のイランとの親善試合では10点差以上をつけ2連勝。レベルアップを評価。
  元NBA選手も1年間で急増。Bリーグにいながら世界レベルを体感できることが選手に刺激。東京五輪に向けては特別指定枠で多くの大学生、高校生が短期間でBリーグのチームに加入。次世代の育成も急ピッチで推進。来季はBリーグ期間中に代表戦が組み込まれる過密日程。タフな環境こそ、さらなる成長への糧になると締めくくっています。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20170529-OHT1T50254.html

 まるでかつてのサッカー日本代表の姿を見るようです。ちなみにBリーグに現在所属する元NBA選手は以下のとおりです。
〔B1〕
 ・千葉:アームストロング  ・東京:ギャレット  ・川崎:ファジーカス  ・富山:バロン  ・三河:桜木  ・大阪:ハレルソン
〔B2〕
 ・福島:ボーズマン  ・茨城:リカート  ・FE名古屋:カーニー、アラビ  ・西宮:オーウェンス  ・島根:リード、デービス
 
 川淵元チェアマンは、Bリーグ全体の数字には完全に満足はしていないようですが、Jリーグバブルのように急に盛り上がり過ぎて、あとでしぼんでしまうよりはいいのではないでしょうか。これらの記事では若者向けのSNS戦略、10~20代をターゲットに、20代の女性客が目立つようになったとありますが、若者層にPRできているという点は、実はJクラブがどこも頭を悩ませている部分ではないでしょうか。
 今でこそ、BリーグはJリーグを見習う側ですが、近いうちに逆にJリーグが見習う存在になるのでは。今はJリーグ関係者がBリーグの幹部に就いていますが、近いうちにJリーグの価値観を卒業して、独自の価値観を生み出して先へどんどん進んでいく姿を想像してしまいます。
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