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2016-06-27 00:15:13 | ファジアーノ岡山

 リスペクト(事例紹介)レポです。リスペクトなのかな。
 一昨日、岡山にとって大きなニュースが流れました。ファジアーノ岡山ネクストが今シーズン限りで活動を終了するとの事です。何年も前からずっと噂では流れていた話(本当かどうか知りませんが、JFLに昇格した年、上がれなかったら解散というのも聞いた事あるなぁ)、今年本当になってしまいましたねという感想です。まずは、クラブ公式HPでの発表。以下、抜粋して紹介。
   
【ファジアーノ岡山ネクスト(ネクスファジ) 2016シーズンを持っての活動終了について】
 2016シーズンの終了を持って、活動を終了することとし、JFLに退会届を提出。ネクスファジは'09年に県1部からスタート。設立趣旨としては、Jリーグの理念の元、育成クラブとして、アカデミー組織の最上位カテゴリーと位置づけ、ユース年代を卒業しても、さらに成長していくために重要となってくる18歳〜21歳の年代にまで、育成体制を整えることが肝要と考えたもの。
 2年間で中国リーグ・JFLを駆け上がり、J2に昇格したトップチームにとって、選手獲得で他クラブとの競争の困難さを予想し、アカデミー卒業生を中心にセカンドチームとして実戦を経験することで成長していくことに期待。また、出身選手達が将来、指導者になる土台の狙いも存在。8シーズンの活動の中で、一定の成果は出たと自負。
 しかし、クラブの今後の課題を整理する中で、選手育成において、ユース年代までで完成形に近づかせ、以降は厳しいプロの世界で切磋琢磨することで成長を加速させていきたいと考えたこと、またJリーグの体制も変化し、将来的に再度セカンドチームを保有する場合は、J3に参画できる仕組みと可能性が整ったこと、更に地域のサッカーに資するために、より若年層からのアプローチに、県サッカー協会とともに取り組んでいくことが、より肝要と判断し、より強靭な企業体質に変容していくことも課題として認識し、そのための優先課題に取り組むことも不可欠との判断もあり、今シーズンでの活動終了を決断。
 一旦活動を終了し、アカデミーをはじめとして地域のサッカーレベルの向上にも貢献し、将来的にセカンドチームをJ3に参入させるような充実したチーム体制を目指していくべきと判断。今後、更に県サッカー協会、地域の指導者、教育現場でサッカーに関わる関係者とよりよい協力関係を築き、地域のサッカーレベルの向上に向けて、今後も邁進する方針。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1466731639


 という内容でした。発表後、ネット等岡山のファン・サポーターの声を覗いてみましたが、概ね反対意見は少なかったような印象で、語る会メンバーなど周辺でも正直解散に反対する意見は見当たらなかったです。予想していた事ですが、改めて残念に思いましたね。ネクスト結成時から、毎年意見が出ていましたが、ここ最近では成果が出ない状態に、我々のメンバーの中では、存在意義を問う声が大勢だった事は否めません。当ブログの記事ではいちいち書いていませんが、個人的には活動終了はどちらかといえば賛成です。
 「成果」と書きましたが、成果とは何かという話になります。当ブログで考える成果は、どれだけトップチームにアカデミー出身選手を供給できたかだと思います。正直余り詳しい方ではないですが、ケガ等で一時的にネクストに所属した千明選手や三村選手を除けば、トップチームに供給されたのは篠原選手くらいしかいないのではないかと。辛口の方で、アマ選手より劣るプロ選手を抱えるのはどうなのかという声も聞いた事がありますね。

 これと対照的なのが、当ブログでよく登場するJ1柏です。アカデミー組織は充実し、地域のサッカー界でも「アライアンスグループ」というシステムを構築できています。トップチームの登録選手をアカデミー出身選手で占める事を理想とした、そのスタイルは漫画「アオアシ(ビッグコミックスピリッツ)」のモデルにもなっています。ただ、その広壮な理想も昨シーズンの吉田監督の時に限界も見えましたが。
 ただ、今までアカデミーからトップへ選手を毎年輩出し、今シーズンのトップチームもアカデミー出身選手の割合が高く、その源のユースチームも数年前に全国プレミアリーグで準優勝するくらいの強豪になっています。まあ、ここと比べるのもどうかと思いますが。

 2009年にセカンドチームを作ると聞いて始めはうれしく思ったのを覚えています。(過去記事を確認しても対した内容では無かったので省略)なぜか、それは選手が増えれば、選手による地域・社会貢献活動が増えるだろうと勝手に想像したからです。でも、実際はネクストでは登録選手のゆとりが無く、試合・練習以外に活動する余裕が無かった印象です。セカンドチームが廃止され、トップチームの登録がいくらか増えれば、そういう活動を強化するゆとりも出てくるのではと個人的に期待しています。
 調べてみると、現在のJ2岡山のトップ選手は26人。それに対してユースのみでセカンドチームが無いクラブの登録選手数はJ1柏で31人、J2松本、J1川崎、J1広島で29人でした。なので、ネクスト廃止で少しは選手数が増えるのではないかと個人的に予想しています。そうすれば、今後少しは選手の貢献活動ができるのではないかと。Jリーグのスタンダードとして期待したいですね。
 そして、同じ時期にもう一つ気になるニュースが岡山に流れました。それはフットサルパーク及びクラブハウスのドレミの街からの撤退話です。6月23日の山陽新聞朝刊に「ドレミの街 テナント大半9月末撤退」というタイトルの記事が掲載されました。建物の大半を所有する成通グループが耐震改修した上で新たにテナントを誘致し、2017年度中にもリニューアルオープン。現在42テナントが入居しているが、このうち35店について賃貸借契約を更新しないと通達。11月末までの契約となっているファジアーノフットサルパークも、11月末で撤退の予定という情報でした。
 岡山駅の目の前という最高の立地でスクール生も無茶苦茶多かったと聞いています。ドレミからどへ移転しても、スクール生のダウンは否めないと思います。事業収入が減るという事になりますが、この事もネクストの決断に影響があったりしてとも思いました。
山陽新聞さんデジ該当記事:http://www.sanyonews.jp/article/370090

 いろいろと話は耳にしました。今シーズンからJ3リーグにセカンドチームを所有できる環境になり、登録等が緩和?された点、昨秋にJ3リーグへのセカンドチームの参戦を鳥栖さんとともに岡山も手を挙げて、認められなかったのではないかという点、U-23よりまずはユースの強化という宿題をもらったのではないかという点、J1チームでのユース出身者の実績がJ3参入の指標になっているのではないかという点、岡山のユースはまだ県リーグで実績が無く、地元の有望選手が来ない点など、いろいろな情報でしたが、どこまでどうなのかはよくわかりません。個人的に最後に心を痛めるのが、今シーズン限りで契約解除となる選手達。次の道で頑張って欲しいと思います。
 ただ、何年か前に、山陽新聞にJ1チームの選手名鑑が載り、チームごとに選手の出身をチェックした事があります。ほぼすべてのJ1チームが、自分ところのユース出身選手が何人も登録している状況を目の当たりにして、こりゃ岡山はまだまだJ1は遠いかもと思った事があります。まさにその時の記憶が蘇った気がしました。
 上手く言えませんが、まずはユースなどアカデミーのレベルを上げ、トップチームに毎年送り込めるようにならなければならないと思います。そうして育成面で一定の成果が出てきた時点で、その時にJ1であれば、ファジアーノ岡山U-23を創設してもいいのではないかとあくまで個人的にですが思います。

 話は変わり、今日ウルトラスで開催された、ファジのアウェー讃岐戦のPVに参加してきました。その模様は明日。

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