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Bリーグについて47

2017-06-10 00:57:04 | スポーツ文化・その他

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 開幕1シーズン目のBリーグですが、王者になった栃木さんも目立ちましたが、富樫選手を擁する千葉さんも話題になりましたね。何といっても観客動員。リーグ№1の動員力です。そのうちに力をつけて、優勝候補に台頭してくるのではないでしょうか。そんな千葉さんのオーナーさんについてのコラムが先日出ていました。以下、抜粋して紹介。
   
 「やると決めたら、絶対に成し遂げる」千葉ジェッツの島田社長の手腕。Bリーグで売上高も、観客動員数も、トップを快走しているのが千葉。船橋市をホームタウンにして、来シーズンからは「千葉ジェッツふなばし」という名称へ変更するクラブ。大企業がスポンサーのチームや東京にあるチームをも、ジェッツは上回っている状態。経営面での成功に引っ張られるように、チームはコート上での実力もつけて、1月の天皇杯王者を獲得。新たなスタートしたばかりのBリーグ、新しい日本バスケ界の象徴となったのは明らかに千葉。島田社長はバスケは未経験。この世界では異色の経営者が成功を収めるに至った手法と、モチベーションの源となる想い。

【40歳でセミリタイアの夢】
 島田社長は40歳になるまでにセミリタイアをする夢を抱き、'92年に旅行会社に入社し、3年間勤めた後に、共同経営という形で旅行会社を設立し、25歳で経営者に就任。'01年には、法人向けの旅行事業を中心にコンサルティングも行う会社を設立し、'10年の39歳の時に会社を売却。憧れのセミリタイア生活の実現を思い描き、惹かれた福岡に、'12年から移り住むと決意。
 その引っ越しの準備を進めていた時に、bjリーグ参戦後に経営危機が訪れた千葉ジェッツの再建プランの依頼を受ける。島田社長はビジネスの第一線を退いていたが、'11年に経営コンサルタントとして千葉を訪問。財政状況や、当時のバスケ界について調べながら、再建計画書を提出。それで、終わるはずだったが社長就任を依頼され、「1年くらいなら」と考え、福岡に居を構えた後の2012年に社長に就任。

【バスケはわからないけど経営ならわかる】
 当時の千葉はbjリーグに所属。NBLは、JBLとbjリーグの分裂する状況に終止符を打つために'13年に立ち上げられたが、bjリーグからNBLに参加したのは千葉のみ。その後FIBAからとがめられた結果、Bリーグが設立。島田社長が代表に就いたのは、bjリーグの2011-12シーズンの後半途中。掲げた短期的な目標は、初年度での黒字化。中期的な目標としては、bjリーグからNBLへの転籍。黒字化は、スポンサーに頭を下げて回ることで解決。最初のシーズン終了後、2013-14シーズンからNBLへの加入を正式表明。
 性格上、一度でもかかわると、『絶対に再建してやる』と思う性格のために1年での辞任を撤回。情熱を持った島田社長はセミリタイアという夢は横におき、福岡の家は1年あまりで引き払い、家族とともに千葉に移住。

 島田社長はクラブとして短期から長期の目標を立てる一方で、経営危機に陥っていた千葉を再建し、大きな組織にする過程を「ホップ、ステップ、ジャンプ」の3段階(資金注入、選手獲得、集客)に設定。中期的な目標として掲げたNBLへの転籍は、この「ホップ」と「ステップ」の部分。
 「資金注入」のためには、さらなるスポンサーが必要であり、船橋市を拠点とする地の利と、実業団を母体とする強豪チームが5つもあったNBLの構図を最大限の売りにPR。
「船橋市はベンチャー企業が盛んな地域なので、スポンサーを増やすチャンスは存在。ベンチャー企業というのは、心意気に動されるので、小クラブが、大企業のサポートを受けるメガクラブに向かっていくストーリーは、彼らの心に響いた」と島田社長。スローガンは、「打倒トヨタ」。
 更にスポンサーを口説くために大きかったのが、当時のNBLにあった1億5千万円というサラリーキャップの存在。サラリーキャップとトヨタのおかげで「あと1億円でトヨタを倒せる。みんなで1億円を集めてトヨタを倒そう。仲のいいベンチャー企業を紹介して下さい」という明確な指針を提示。総額1億円で日本一になれるかもしれないのなら、と次々とスポンサーが集結し、スポンサー売上が一番のチームへつながる道がひらけた状況。
〔bjリーグでのスポンサー収入〕
・2011-12シーズン: 2億1,500万円 / ・2012-13シーズン: 2億3,400万円
〔NBLでのスポンサー収入〕
・2013-14シーズン: 2億5,200万円 / ・2014-15シーズン: 3億7,900万円 / ・2015-16シーズン: 6億200万円

 現在のBリーグでは、チーム名から企業の名前は外されており、企業名は口にできず、サラリーキャップも無し。明確な指針は、あのタイミングだからこそ描けたもの。資金が集まる仕組みが成長していくめどが立つと、次の段階である「ステップ」、つまり「選手獲得」へと前進。他のチームで優勝した経験のある選手を集めたり、実績のある外国籍選手を獲得。その下地が整って初めて、「ジャンプ」にあたる「集客」に取り組む。
〔1試合平均の観客動員数〕
・2011-12シーズン: 1,143人(bjリーグ) / ・2012-13シーズン: 1,248人(bjリーグ)
・2013-14シーズン: 1,432人(NBL) / ・2014-15シーズン: 1,909人(NBL) / ・2015-16シーズン: 3,574人(NBL)

 NBLへ転籍したタイミングでは、劇的な変化は見られず、驚異的な伸びを見せたのは、一昨シーズンから昨シーズンにかけて。上昇率は87%以上。集客に本腰をいれてから2年目となる今季も、成長は持続。シーズン途中に動員目標を上方修正した上で、合計で13万5千人、1試合平均4,500人を目指したが、それもホーム最終戦で達成。最終戦で記録した7,327人とい1試合あたりの最多動員数も含め、1試合平均の観客動員数も2位以下に1,000人以上の差をつけるなど、断トツでリーグナンバーワンの数字。
 売上高も、観客動員数も、トップを走り、現在リーグの他のクラブからも問い合わせがあり、「島田塾」と呼ばれる、各クラブの社長を集めての勉強会もスタート。B1とB2のチームを集めて、「島田塾」を開催し、B3のチームを対象にした開催も予定。他のクラブの社長が驚くのは、島田が手の内を惜しげもなく明かすこと。 

【社員がボイコットした過去】
 スポーツの世界では一人勝ちでは全体は盛り上がらず、全体の底上げをすることが絶対条件という哲学の他に、社員たちから仕事をボイコットされる経験がある。会社の価値を高め、会社を高い金額で売ることがゴールであるかのように社員が感じるようになっていた事実に気がついた島田社長は社員に頭を下げ、利益よりも幸せを追及する事に改めた。そこから会社の業績が一気に成長し、幸せを追求したら、新たな幸せをともなって、返って来た。その後、「スタッフの幸せを一番に考えてくれそうな会社」に自社の株を売却。その後は「これからは、世のため、人のためになることをしよう。バスケ界全体が発展していけば、選手にも、クラブにも還元される。そこにかかわる人たちの幸せな『様』を見たい。私のリーダーシップ論を語らせていただくならば、かかわる人を幸せにすることこそが、リーダーの使命」と認識。
 田臥選手に次いで2番目にNBAチームに登録されたほどの選手で、昨年に帰国した富樫選手が千葉に入団。島田社長と同じ新潟出身という事の他に不思議な縁も理由。大きな上昇カーブを描く千葉の中心にいるのが富樫選手。シーズン終了後に、千葉では、フロントスタッフ全員で海外に社員旅行へ行く予定。

 という内容でした。何となく現在のBリーグの一つの構図、力関係がわかった気がします。現在、当ブログで応援しているBリーグクラブは、島根、栃木、北海道、渋谷の辺りですが、千葉さんにも興味が出てきました。何しろ昔、まだできたばかりの千葉さんの社員さんと倉敷で、妙な縁で飲んだ事があるのも不思議な縁です。
 最近での当ブログでの論調は、Jクラブでは選手経験がある社長が理想で、金融機関出身などは商業主義に走る傾向があり、決してファン・サポーター目線の経営はできないのではないか。また、個人商店状態に至る長すぎる社長は好ましくないという考え方が主流です。その中での千葉さんの島田社長は特異な存在ですね。まあ、JクラブとBリーグクラブはまたちょっと違うでしょうから。来シーズン以降、千葉さんも来そうですね。注目していきたいと思います。そして、島田社長はBリーグ副理事長(バイスチェアマン)にも就任されました。
YAHOO該当コラム:https://news.yahoo.co.jp/feature/601
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