J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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totoについて5

2007-05-29 02:40:17 | スポーツ文化・その他
 おとといの土曜朝、いつものようにRNC報道番組「ウェークアップ」を観ていたら、「見逃しません totoビッグの人気の裏で・・・」というタイトルで、くじを運営する独立行政法人「日本スポーツ振興センター」について、辛口な内容で取り上げられていました。要約してみると・・・
             
 toto売上総額は約65億円を記録した反面、センターは約195億円の借金をかかえ、毎年20億円以上の返済金に追われている火の車状態だとか。
 スポーツジャーナリストの「BIGは延命措置。死にかかった肉体にカンフル剤を打って、一瞬ちょっと元気になったように見えるが、実態はtotoが回復するのは不可能」と辛口コメント。初年度こそ643億円の売上に支えられて、助成金58億円をスポーツ振興に充てることができたが、昨年度はたった8,000万円しか出せない結果になった。助成金を打ち切られた地域のスポーツクラブは苦しむことになり、大阪市のたつみスポーツクラブの『totoの助成があるから思い切って会員募集して運営を始めたが、助成がなくなると、やむなく活動休止した』なんていうコメントがありました。これっていろんな意味でクラブ会員さんはかわいそうですね。

 そして国会で別の問題がクローズアップされてました。民主党議員の質問で、「センター理事長の年収が約1,919万円、4人いる理事は1人あたり約1,513万円である。スポーツ振興くじではなく、『職員振興くじ』だ」と、文科相も「寄生虫のようにくっつき、高給をもらうのは許されない」とのコメントがありました。この議員の話では、センター役員5人は文科省・財務省出身で天下りの問題があるようです。センターの組織そのものが”官”によって作られている”官業支配”の構造があると。
 辛坊キャスターの解説で、国営ギャンブルの監督官庁として、競馬=農林水産庁、競輪・オートレース=経済産業省、競艇=国土交通省、宝くじ=総務省で、文部科学省の天下り先のギャンブルが欲しいということで作られたのではないか。利権の天下り先を作ってきたつけが国民にまわってきているのではないかと、各コメンテイターのご意見も出ていました。
 出演していた横浜市長さんも「赤字体質の他に、売ろうとしたらシステムダウンするし、コンビニでは未だに販売できないという、やる気のないお役所仕事に問題がある」と吼えられていました。この特集でtotoの違った面を観ることができましたね。

 以前に当ブログでも、いい意味で”民営化”すれば、改善するのではないかと取り上げたことがあります。3セクの経営はどこも苦しんでいますからね。BIGが当たらなかったらどうなっていたのかなと、つい思ってしまいます。ちなみに先日、土日のtotoを買っていましたがもちろんハズレ・・・ハズレが続くと「どうせ、はずれるから」と買わなくなるんですよね。BIGも頑張って欲しいです。スポーツ振興のために、できるだけ購入したいと思っています。
 職場でサッカーのさの字も知らない人が、totoを当てようとJの試合について話をしている風景を目にすると、効果もあるのかなと思ってしまう今日この頃でした。
toto公式HP:http://www.toto-dream.com/
(独)日本スポーツ振興センター公式HP:http://www.naash.go.jp/toto/
toto関連④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070516
toto関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070504
toto関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060421
toto関連①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051111
コメント (2)
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