校長室だより

千葉県立柏井高校~松戸市立旭町中学校~県立松戸国際高校長が触れた、生徒や教員の活動風景や、私自身の雑感をお伝えします。

伊豆半島の海に差し迫る問題

2017年05月06日 05時38分50秒 | 日記
知り合いの市会議員から、驚くべき報せを聞かされ、久しぶりに伊豆半島の伊東市へ行ってまいりました。ここで今、原生林を大規模に伐採して、メガソーラー発電所を作るという計画があるというのです。懸念されているのが豊かな自然環境に与えるダメージ。陸の生態系のみならず、海洋環境に及ぼす影響が計り知れず、地元の人たちの悩みは深刻です。さっそく知り合いの漁師のお宅にお邪魔すると、伊豆の自然環境を憂うるポスターがあり、反対の署名活動が進んでいるようでした。ポスターには、今年の秋に東京ドーム10個分の森林が伐採されるということが書かれています。漁師さんの船に乗せてもらい、計画地の風景を見てまいりました。事業主体は海外の会社らしいとのことですが、詳しい実態はわかっていないようです。

現在、伊豆半島は国内の他の地域と同様に、鹿や猪の鳥獣被害も深刻で森が衰弱しているといいます。森は養分のある水を海に送り出す機能があり、森が弱ると豊かな海を保つことができません。漁業が主要産業の一つであるのは元より、年間で何万人ものダイバーや釣り人が訪れる伊東の海。もちろん、美しい景観や美味しい魚を求めて訪れる人も、さらに何倍もの数に及ぶでしょう。『森がなくなれば豊富なミネラルを含む山水が海へ届かなくなり、この海の持続可能性が損なわれてしまいます。毎日、海の自然を見つめている私たちダイバーと漁師は、伊東の豊かな海と山を子や孫に守り通すためにも、このメガソーラーパーク発電計画に断固反対します』と書かれていますが、生産、観光の源泉である海の危機に直面し、地元の皆さまの心配がただならぬものに感じられました。この先、計画がどのように進行していくのか。全国ニュースで報道されることはない話題ですが、今後とも注目していきたいと思います。もしかしたら、伊豆だけではなく全国の各地で、同じような話が沸き上がっているのかもしれません。
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